あなたはどうやって板を選んでいますか?
憧れている人と同じ板に乗りたい。
デザインが好き。
試乗会に行ってみる。
新しい技術が使われている。
今回は、滑りのコツといった内容ではなく、
自分なりの板の選び方を書いてみたいと思います。
そんなこと考えていたりするのかと思ってもらえたら幸せです。
今までに買った板です。
1.Burton Supermodel 1575
2.Forum Destroyer 157
3.Moss Revolver 157
4.Gray Grasshopper 1575
5.Scooter DR-dt 153
6.Burton X8 157
1.Burton Supermodelは、
どれが自分にあっているのか分からなかったのでボードショップで相談してすすめてもらった板です。
6年間ほど乗りました。乗り過ぎですね。シーズンに10日ほど趣味として滑っていました。
ディレクショナルでしなやかな板です。一時期BURTONのラインから無くなりましたが今は復活しましたね。
最初に買った板ですがまた乗りたい板です。しなやかなオールラウンドって感じです。
2.Forum Destroyerは、
雑誌のコメントだけをみて、実物を触らずに買いました。
バッチテストの1、2級をとり、2年ほど乗りました。
ディレクショナルツインだったような。今のモデルはツインだと思います。
パークモデルですが硬めの板です。ウエスト幅が広くていいのですが、パキンとした硬さを感じます。
3.Moss Revolverは、
地元ショップの店員をしていたMOSSの坂井俊郎さんに憧れて買いました。
ディレクショナルです。2、3年乗ったと思います。
軽くハリがある板でした。イントラになったときと、検定を頑張った思い出のつまった板です。
硬すぎるわけでもなくよく切れるナイフのような印象です。オールラウンドで優等生な感じです。
4.Gray Grasshopperは、
試乗会に行って乗り比べて買いました。
自分の滑り方が決まってきて、
整地のゲレンデではセットバックの必要性がないと思ったので、
推奨スタンスもセットバックも指定のない板を選びました。
ツインにしたかったけれど基礎をしていたのでディレクショナルツインでハリのある板にしました。
5.Scooter DR-dtは、
とにかく軽く柔らかい板でボックスに入りたくて買いました。
理由は、柔らかい方がエッジがたちづらくてボックスでも転びにくいかと思っていたので。
これもディレクショナルツインです。
驚くほど軽いので乗っていて楽しいです。
試乗会では同じSCOOTERのSCTに毎回乗ります、薄さと軽さを感じて遊び心をくすぐられるので。
6.Burton X8は、
僕のわがままを受けてとめてくれる板です。ツインです。意外にハリがあります。
若干重く感じるときがあるけれど芯のしっかりした感じで、
基礎も十分いけると思います。自由だぁと叫びたくなる板です。
スタンスもアングルも自由で、ツインなのでしばりがなくて好きです。
そんなこんなありましたが、今は、
自分の中で決まっていることがいくつかあります。
シェイプもフレックスもツインで、サイドカーブも複合カーブではないこと。
自分のスタンスとアングルをとれて、
ターンをしてもブーツが雪面にドラッグしないだけのウエストであること。
それらの条件を満たしたか中ら、
試乗会では、乗った時のフレックスを確認します。
最近のカタログには、乗り手の推奨体重が書かれていますが、
同じ板でも、乗り手の体重が違えばフレックスに違いを感じると思うし参考にします。
柔らかい板の中には、テールやノーズでプレスをしたときにビンディングの小指側で、
折れるように曲がる板があり苦手です。それと板全体がたわまないと感じるほどに硬い板も苦手です。
板のコアがウッドでもそうでなくても、足元がファイバー補強されていても気にしませんが、
どのような状況でも板がたわもうとするとき、綺麗にしなやかにたわむ板が好きです。
普段の滑走スピードが早ければ、
それだけ板にかかる圧は大きくなるので、
板の柔らかさ硬さは乗ってみないと分からないと思います。
またスタンスを広げれば、テールやノーズまでの距離が短くなるのでそれだけ堅く感じます。
グラトリにむいている板を選ぶとすると
単純に軽い板、スイングウェイトが軽い板(同じ重さでもセンターに重さの主があるもの)、
テールやノーズに乗り込んだ時(グラトリしてみたとき)のフィーリングが自分の今のイメージに合うもの、
それでいて短いなら越したことはないかと思います。
ノーズやテールの形状や、サイドエッジ、ソールの形状が特殊なものもあります。
けれど僕は普通が好きなのでコンベックスソールのキャンバーボードを選びます。
ロッカーボードもグラトリメインなら選んでも楽しいと思います。
ディレクショナルかツインかは、好みでいいと思います。僕はツインですが。
検定にむいている板を選ぶとすると
ハイスピードに負けないフレックスとトーションがあり安心できるもの。多少の凸凹は切り裂いていきそうなイメージ。
それを満たしたうえで軽いもの。
トップがばたつかずしなやかでターン導入時に雪面に切り込みやすく深い弧を作れるもの。
板を踏み立ち上がりながら切り替えたいので、テールのほうが硬いもの。硬すぎるのは嫌いです。
ロングターン向けに板の長さも必要だと思います。
あと、検定向きの板はウエストが細めだからエッジをたててターンしてもドラッグしないもの。
キャンバーボードがいいと思っていますが、その理由は、
試乗会でロッカーボードに乗ってターンした時に、
角付けしていてもスタンス間が強く当たり過ぎてトップとテールがあまり雪面をつかんでいない感じがして、
違和感があったのでキャンバーボードの方が安心できるからです。新しいものに慣れていないだけかも。
パウダーにむいている板を選ぶとすると
パウダーボードです。
それじゃぁみもふたもないので、ディレクショナルで出来ればノーズの面積が大きいもの。
フレックスは普通から硬めまで。
ツインだとやっぱりノーズが下がりやすくて長時間のパウダーランは疲れます。
昔は、試乗せずに買いましたが今ならしてからですね。
ツインでもニュアンスが違うので同じメーカーでも好き嫌いがあるし、
同じモデルでも長さが違っただけでも違うし、極寒のときと晴天の日中では硬さも違うし。
試乗した時と、買って手にした時と、あれっ違うと思うときがあるけれど、それは仕方ないかと。許容範囲です。
こう動きたい、こう滑りたいっていうイメージと違うマテリアルだと、
イメージが崩れちゃって楽しめないので板選びはわがままです。ボード高いっすもん。
次にどの板を買うかですが、試乗して今の板の不満なところがない板を選ぶといいと思います。
あなたが好きな板で天気の良い日に楽しくスノーボードが出来ることを願っています。
※2019-2020シーズンは、
何年も変えていなかった前+12度・後ろ-12度のダックスタンスから、前27度・後ろ+9度の前振りなアングルに変えて滑ったりしましたが、結局前21度・後ろ+3度のアングルに落ち着きました。
スタンスも、アングルに合わせて狭くしてみましたが、結局は54㎝に落ち着きました。
板もツインよりはディレクショナルがいいかなと思うようになりました。スイッチで滑ることって、やっぱりあんまりないなと思って。
セットバック2㎝くらいで、板の長さは157㎝前後。
キャンバーボードで、フレックスは先にも書いた通り綺麗にしなやかにたわむもの、トーションは柔らかいものがいいです。
フレックスが硬い板ってどうしてもトーションも硬いものが多いのが残念です。ターン中に腰の動きでトーションを使って、前後の角づけを調整したいので、トーションは柔らかいものがいいです。
サイドカーブは小さめなもの。
グラフィックは、シンプルなもので、ソールは黒に文字がちょっと書いてある程度のもの。
重さは、それらを満たしたうえでできるだけ軽いもの。
エッジは、ステンレス。
どこかにそんな板ないかなぁ。
雪面の状況と外力を感じながら、リラックスして、ゲレンデを流すようにターンしたいなぁ。天気のいい日に。