これがちゃんと滑りのスタイルに合っている人は、
少ないと思います。
インストラクターをやっている、もしくは、やっていた、
ショップの店員さん以上の人に相談してください
そういわれても・・・という人はここに書いてあることを参考にして下さい。
準備物は、ブーツ、ビンディング、ボードです。
☆ビンディングの調整☆
ビンディングにはサイズが、S、M、Lとあって、
ブーツのセンチ刻みとちがって大雑把です。
ここで必ずセンターリングという作業をしなければなりません。
まだ板にビンディングをつけずに、ブーツを履いて紐を確り締めて、
ビンディングにのせて見て下さい。
トゥとアンクルストラップでブーツを固定するわけですが、
ブーツのボリュームの差異によってストラップを締めても、
届かなかったり、締めたのに届きすぎてゆるかったりと、
長さが合わないと思います。
ストラップのセンターとブーツのセンターが、
締めたときに合うようにベルトの長さを調整しましょう、
つぎは、
ハイバックのローテーションです。
ハイバックの取り付けねじを左右にずらして、
ハイバックの面が、ボードのサイドエッジと平行になるようにあわせる作業のことです。
購入した板、滑りのスタイルによって、ビンディングの取り付け角度が変わるので、
ハイバックのローテーションもそれにあわせていく必要があります。
ビンディングの取り付け角度が決まったら、ハイバックがサイドエッジと並行になるように、
ハイバックの面を合わせましょう。
ハイバックはフォワードリーンも調整できます。
フォワードリーンはヒールサイドターンの角づけを増す助けになります。
両足ともに徐々にフォワードリーンを増していき、ヒールサードターンがしやすい量を調整してみてください。
初心者のうちは、ブーツの自然な前傾角に合う程度のフォワードリーンでよいです。
ボードの上での体の動きが制限され、初心者にとってはデメリットの方が大きいからです。
つぎは、
ビンディングをボードに取り付けます。
取り付けるには、スタンス幅とビンディングのアングルを決めなければなりません。
スタンス幅は肩幅よりチョイ広めと言われたり購入したボードによっては、
推奨するスタンス位置が指定されていたりしますが、
これではあなたにあったスタンスにはなりません。
このように決めるとスタンスはたいてい狭すぎます。
スノーボードが出来ないことはないですが、あっていない分頑張らなくちゃいけなくなります。
【鉛直】(辞書)…重りを糸で吊り下げたときの糸が示す方向、すなわち、重力の方向
これを知ってください。
斜度のないところなら、真っ直ぐ足裏方向が鉛直ですが、
斜度があると、そこで斜度の面にあわせて立つと、斜度の分だけ斜めに立っていることになります。
このときあなたの重心位置(およそオヘソのあたり)からの鉛直を考えたとき、
スノーボードで直滑降するときの前足よりノーズ側に鉛直ラインが降りてしまったら、
前寄り過ぎになってしまいます。
スピードに耐えるため、斜度にあわせるためにもこの鉛直を考えてスタンスを、
広く取ってください。
つぎにアングルですが、
ツインチップのボードならダックといって蟹股にします。
ディレクショナルのボードなら後ろ足はゼロ、前足は21度前後と、
基本姿勢が前向きになるようにあわせます。
人間の足の裏を見ると、普段どこで体重を支えているのかわかります。
皮膚が厚くなっているところです。
具体的には、かかと、拇指球、小指の付け根の三点が主です。
スタンスを広く取ったら、特に拇指球とかかとに体重がかかります。
この拇指球とかかとを結ぶラインが板とどのアングルになるのが理想的なのかを、
あたなたの滑りのスタイルにあわせて考えていくことでアングルが決まります。
ざっと書きましたがセッティングの知識と滑りの経験のない人では、
ちゃんとしたセッティングはまず出来ないでしょう。
けど諦めずに探してみてください。