以前書いたタイトル「棒立ちカービングターン(上級者向け)」の中の軸足のイメージを絵にしてみました。

三角形の赤い線はそれぞれ足で、矢印のある方が前足です。青い短い横線が腰で○が前腰です。
三角形の頂点は人の重心だと思って下さい。
ターン中でも同様ですが、ノーズドロップのときにあてはめてイメージしてみて下さい。
左の絵・・・
連続ターンが出来るようになる為に、初心者レッスンで教えるときの圧のかけ方で、
前足の真上まで重心移動して荷重しています。こちらのほうが右の絵のときよりも大きな圧をかけることが出来ます。
右の絵・・・
上級者が効率を求めて動く時の圧のかけ方で、前腰をつかって前足裏方向へ押すように圧をかけます。
ノーズドロップにおいては、左右均等な荷重割合を、前足の方に多く変化させれば板はズレ始めるので、
慣れてくればこれだけで十分ノーズドロップすることが可能です。
前腰をつかって前足を通し荷重をコントロールする練習に、このノーズドロップの使いわけをしてみて下さい。
ノーズドロップは、スクールでレッスンを受けないと教わる機会もないことですが、
ノーズドロップを習ったばかりの人が、出来ずに悩む原因の一つに、重心の移動量があります。
左の絵のように重心を大きく前足の上まで移動することは、初級者にとって実は難しいことです。
多くの人は引け腰のまま肩だけを前足の上にかぶせるような格好になると思います。
ボード上で動けるようになる為に最初のうちは必要以上に動く練習が必要なのですが、
右の絵のように荷重の伝え方の意識を変えるだけでノーズドロップが上手くなる人もいます。
いろいろ試せるといいですね。