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(C)2003
Somekawa & vafirs

金沢 BAR <主のひとり言>

ほんとかなあぁ・・・

エアコンが我が家にやってきた・・・。
と、書くと「ん?、今頃なんだ、それがどした」と言われそうだが、とにかく今まで無かったエアコン(クーラー)が来たのである。

何故に今ごろ?これは後に記すとして、夏は暑いもの、トイレは臭いもの?、として我が家は今まできたのである。 が、じゃあ扇風機と団扇(うちわ)だけかというと、実はそうでもなく「冷風機」なるものがあり、 これが結構今でも気に入っているのである。
知らない人のために簡単に書くと、横30・縦70・奥行き50cmくらいの大きさであり、 上部左横に20×30cmくらいのラジエターというか、冷却装置がある。
簡易冷房とでもいうのか、部屋そのものを冷やす力など無く、当然温度設定など出来ない。 スイッチを入れると説明書きにあるように、室内温度より「6」度低い風が吹いてくる、というものである。 扇風機よりちょっと涼しい風がくる、という程度なのだがこれがなかなかいい。 まるで新緑の中を通ってくる涼やかなそよ風(ちょっと言いすぎだが)を思わせる、やさしい風なのである。
計ってみるともちろん風の出口に限るが、仮に室温が30度だと24度、35度だと29度と、確かに6度低い風だ。 試したことは無いが100度だとすると94度、ということにはなるが・・・。
もちろん冷風機から離れると限りなく常温になるのは仕方がない。が、なんとなく奥ゆかしい冷やし方が気に入っているのである。 これ見よがしに深々と冷やさない。

ところがいい事ばかりでもない。
前面から6度低い温度が出てくる代わりに、後ろから6度高い熱風が吐き出される・・・。 実にこれが無ければもっと普及しているはずだし、優れものなのだが、本当におしい。 当然締め切った部屋で使うと何も変わらない。扇風機のように窓を開けた状態で使うか、 上手く熱風を外へ出すように、窓、その他に設置しなければ意味が無いのである。 でもそこは工夫する楽しみがある、というものである。
それに冷却の性質上水滴が落ちる。それを貯めるタンクがついており、一杯になると自動的に止まる。 それがせいぜい5〜6時間である。当然捨てなければならない。手間がかかる分、可愛いというか (若干無理にほれ込もうとしているが)ともかく気に入った結果現在、居間と僕の部屋、子ども部屋に一台とまあ、 3台がそれぞれに涼やかな風を、スイー・スーと送ってくれているのである。これからも使う。

ではエアコンは何故に?ということになるが、これまた理由はもう少し先にするとして、一応最新式を買った。 まあ至れり、尽くせり、である。
とりあえず除湿でも通常と洗濯を乾かす、もある。違いは洗濯物に風を強く当てるらしい。 それに空気清浄機能、換気機能、逆に綺麗な外気を取り入れるエアークリーン機能、今はやりのお掃除ロボット、 停止するたびに自分で自分を掃除し、汚れは外に吐き出すらしい。勝手に掃除するなどけしからん、というひと、 もしくはいらぬお節介と感じる人のためか、手動掃除ボタンもある。(わからん?)
極めつけは「人センサー」機能だろうか。
人の動きを察知し、その人のいる方向へそれなりに冷たい風を送るのだそうである。 確かにわざとらしく前を動いてみると左右上下と何枚かの羽が微妙に動いている。感心な奴だが、 何もそこまで気を使わなくても、という気がしないでもない。
ところで「ひと」センサーと言うくらいだから仮に「ブタ」だったら反応しないのだろうか?。 試してみようと思うが、どなたかブタを貸していただけませんか・・・。

さてしつこくなった。買った理由である。
エアコン=クーラーではなく、暖房にある。今まで暖房は全て石油ストーブでまかなっていた。 通常の暖房用にファンヒーター4台がフル稼働。ともう一台普通の石油ストーブ、これは実に重宝している。 常にお湯が沸いている、というのもいいが、餅が好きな僕には無くてはならない。餅は焼いてもらうものではなく、 自分好みで焼いて食べるのが一番美味しい。それにスルメも焼ける。これは手放せない。当然併用して使うことになるだろう。

ちょっと横道へそれた。とにかく石油の高騰である。リッター130円を軽く越してしまった。 もはや昨年までのガソリンの値段である。今までどおり石油を使うと月の灯油代3万円を超えてしまう。 生活を圧迫するのはもちろんであるが、このエコの時代、石油を暖房のためにガンガン燃やすのは何やら気がひける。 とまあ、今さらながら気がついた次第なのである。

某大型家電店で買ったわけであるが、店員殿の言葉を信じるとすれば、一日18時間、 かつ10ヶ月使用で電気量、約17800円だそうである。
とすると年間として、ひと月の使用量平均1480円ということになる。
ほんとかなあ・・・。

<主のひとり言>  毎・月半ば更新いたします。