同僚 | 「いや参った。凄い逸材がきたもんだわ。」 |
自分 | 「何どーしたの。確か新入りの健康診断の手伝いしてたんじゃなかったっけ?」 |
同僚 | 「うん、視力検査の手伝いしてたんだけどな。あれは凄いわ。」 |
自分 | 「まさか右と左が判らない奴がいたとかじゃないだろうな。」 |
同僚 | 「いや、流石にそれは判ってたみたい。ちゃんと指で指してたし。あのな…」 |
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同僚 | 『じゃ、これ(→)から』 |
新人 | 『…(無言で指をさす)』 |
同僚 | 『じゃこっち(←)』 |
新人 | 『…(無言で指をさす)』 |
同僚 | 『はい、ちゃんと口に出して言ってちょうだいね。じゃこれは?(↑)』 |
新人 | 『…前。』 |
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同僚 | 「奥行きがあると言うのは意表を突かれた。」 |
自分 | 「何と言う3D視点。」 |
自分 | 「おーい、今日の仕事は離れの倉庫でやるから。先行っといてくれー。」 |
新人 | 「ハイ、ワカリマシタ」 |
…来るついでに鍵持ってきて開けておいてくれよ。なんで雪の降る中、立ってんだよ。傘地蔵かおまいは。 |
自分 | 「今日も離れの倉庫で仕事だから、先行って鍵開けておいてくれー。」 |
新人 | 「ハイ、ワカリマシタ」 |
…いや、電気つけててもいいからね?何で暗い中でポツンと待ってんの。驚かせるつもりなのか? |
自分 | 「今日も離れで(略)、先行って鍵開けて明かりつけといてくれー。」 |
新人 | 「ハイ、ワカリマシタ」 |
…OK、寒そうだな。せっかくストーブあるんだし、つけてていいんだぞ?と言うか俺も寒いんだけど。 |
自分 | 「今日も(略)、先行って鍵開けて明かりとストーブつけて待っててくれ。あ、機材もコレとコレ準備しといて。」 |
新人 | 「ハイ、ワカリマシタ」 |
…あれ、また雪の中で傘地蔵。俺どっかプログラム1行とばしちゃったっけ。 |
新人 | 「鍵ヲ取リニ行クノヲ忘レマシタ」 |
しまったー、オーバーフローしたー。 |
上司A | 「コレ、上のBさんから言われたんだけど、”えくせる”で集計してくれって。」 |
自分 | 「と、いきなりA4用紙1枚渡されても。と言うかコレ本来なら貴方の仕事…」 |
上司A | 「じゃ、頼んだよー」 |
貰った用紙に印刷された表から、適当に計算式とか読み取って何とか製作。はい、出来ましたよ。これがデータです。 |
上司A | 「お、出来た?んじゃ持って行くわ。」 |
上司A | 「出来ました!私が作りました!」 |
上司B | 「お、早いねぇ…って、なんで君にデータで渡した筈なのに印刷して持ってくるかね…ここ違うよ?」 |
上司A | 「あ、間違ってましたか。早速作った○○君に注意しておきます!」 |
上司B | 「私はA君に数字だけ入れればいいようにデータ渡したんだけど…返ってきたら印刷物になってたぞ。」 |
自分 | 「自分もAさんから”やっといて”って渡されたのは印刷物だったので、自分でデータ起こしたんですが。」 |
上司B | 「…今度から君に直接データ渡すから。よろしく。」 |
上司A | 「まぁ色々手違いもあったけど、みんな余り気にしないようにね!」 |
同僚A | 「って言うか、手違いがあったのは貴方だけですけどね。」 |
同僚B | 「”気にするな”って、当事者が言う言葉じゃ無いですよね。」 |
上司A | 「そうなの?まぁ大丈夫!これからもみんなが頑張れば仕事はちゃんと進むよ!」 |
同僚C | 「そこはせめて、”みんな『で』頑張れば”にしましょうよ…」 |
同僚D | 「何で自分だけ除外して言ってんですか。」 |
上司A | 「そう?ごめんね、日本語が下手なもんでね。」 |
自分 | (…産まれてから50年近く、ずっと日本在住の生粋の日本人の筈なんだがなぁ…) |