牧 宜伸
BEATLESが好きでこの歳(42)になってもバンド活動をしています。
この歳になってもバンド活動ができる幸せを日々感じているのですが、
今回ロブロイストの日々に書かせていただくこととなりまして、お題を<BEATLES>からいただくことにいたしました。
ネット上にBEATLESのことを書くというのはかなり勇気が要るのですが、ちょっとゆるしていただいて読んでください。
「LET IT BE」を邦題にする時よく聞くのは、「なるがままに」という訳です。
「なるがままにせよ」とか「そのままでよい」といわれたとき、
私には「神頼み」「あとは野となれ山となれ」というような言葉に聞こえてきます。かなり責任放棄的で消極的です。
しかし、私が小学6年(英語の意味なんてぜんぜんわからない)の時に初めて聞き、
今でも何かことあるごとに聴いたり歌ったりするこの曲には、どこか荘厳で、力が湧き、元気が出てくるような雰囲気があります。
このようなことから考えると、この言葉には自分ができる最善を尽くしたあとの、
「なるがままに」という意味が込められているのではないかと思うのです。つまり「人事を尽くして天命を待つ」です。
このLET IT BEという言葉を、「何でもかなう魔法の言葉」として捉えるのではなく、
「自分が今何をしなければならないかを考えるきっかけの言葉」として心にとめておきたいものです。