Spring Fleur

1日の石川県内は曇りとなり、南から暖かい空気が入り込んだ影響で気温が上昇した。最高気温は金沢12.6度と、3月中旬から下旬並みとなった。

兼六園の梅林では、中国原産のソシンロウバイ(素心蝋梅)が黄色いかれんな花を咲かせ、名園の風情を引き立てた。石川県金沢城・兼六園管理事務所によると、気温の高い日が続いたため例年より1週間ほど早い開花となった。2月末まで楽しめるという。

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10日の石川県内は、冬型の気圧配置の影響で雪や曇りとなった。午後10時までの最低気温は金沢を除く10観測地点で0度を下回った。金沢は0.5度だった。

金沢市の尾山神社では、寒空の下、ピンクの寒紅(かんこう)梅(ばい)がほころび始め、参詣者が近づく春を感じ取った。

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兼六園で12日、「竜石(りゅうせき)のツバキ」の花が早くも見ごろを迎え、観光客が紅白の美しいコントラストに見入った。

県金沢城・兼六園管理事務所によると、竜石のツバキは今季、昨年12月11日から開花し始めた。3月中旬に開花した過去3年と比べ、かなり早い時期の開花となるが、「理由は分からない」(同事務所)という。見ごろは3月末まで続く。

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20日の石川県内は高気圧に覆われて、爽やかな冬晴れとなった。風は冷たく、最高気温は金沢6.2度と平年を2度ほど下回った。

JR金沢駅東口広場では、緑地に植えられた白梅がほころび始めた。来春開業する北陸新幹線の金沢駅舎を背景に、白くかれんな花が咲き、駅利用者に春近しを告げている。

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25日の石川県内は気圧の谷の影響で曇り空が広がった。正午までの最高気温は金沢10.8度と3月中旬並みを記録した。

金沢市東山1丁目では、陽気に誘われてツクシが顔を出し、道行く人に近づく春を告げた。

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2日の石川県内は低気圧の影響で曇りとなった。最高気温は金沢8.8度と、ほぼ平年並みだった。

金沢市の尾山神社では寒紅梅が見ごろを迎え、鮮やかなピンクが境内を彩った。神社によると、今月中旬まで楽しめるという。

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冬ごもりしていた虫が動きだす頃とされる二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」の6日、石川県内は冬型の気圧配置となり、雪が断続的に降った。寒気の影響で気温は上がらず、最高気温は金沢5.8度など平年を3〜5度下回った。

金沢市の尾山神社では、メジロが鮮やかな緑の羽を膨らませ、梅の蜜を吸う光景が見られた。

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8日の石川県内は冬型の気圧配置となり、断続的に雪が降った。正午までの最深積雪量は金沢7cmとなった。冷え込みも厳しく、未明には輪島市三井で3月の観測史上最低となる氷点下7.5度を記録した。

兼六園の梅林では、満開の寒紅梅にふんわりと雪が積もり、ピンク色の花びらとの鮮やかなコントラストが名園の風情を際立たせた。

金沢地方気象台によると、9日午前6時までの24時間予想降雪量は多いところで、能登南部の平野部で5cm、能登北部と加賀の平野部で3cm。同気象台は県内に波浪、能登に風雪の各注意報を発表した。

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金沢城公園の百間堀沿いで10日午前8時ごろ、高さ約15メートルのサクラが倒れているのが見つかった。前夜から降り続いた雪の重みで根元から折れたとみられ、県金沢城・兼六園管理事務所が午前10時ごろから撤去作業を進めた。倒木によるけが人はいなかった。

通行人が倒れた木に気付いて同事務所に連絡した。事務所によると、木は明治以降に植えられたとみられ、「目立った劣化はこれまでに確認されておらず、湿った雪に耐えられずに倒れたのではないか」としている。撤去作業は10日中に終了する。

(北國 140310)

19日の石川県内は薄雲が広がり、一時、晴れ間もみられた。最高気温は金沢11.3度とほぼ平年並みとなった。

兼六園では20日に始まるライトアップのリハーサルが行われ、ピンクや白の梅が夕闇に浮かび上がった。23日までの4日間、午後6時半〜同9時に入園無料となり、約270基のライトが園内の樹木や滝などを照らす。21〜23日にはミニコンサートが開かれ、七尾市出身のパティシエ辻口博啓さんがプロデュースした創作菓子が販売される。

同気象台は19日、金沢市でヒバリの初鳴きが観測されたと発表した。平年より1日、昨年より7日遅かった。

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24日の石川県内は高気圧に覆われ、青空が広がった。最高気温は金沢18.1度と、11観測地点中9地点で今年最高を記録し、4月上旬から下旬並みの暖かさとなった。

穏やかな陽気の中、金沢市の桜丘高では、早咲きのカワヅザクラが開花し、生徒が淡いピンクの花びらに春の訪れを感じ取った。金沢地方気象台は加賀全域に乾燥注意報を発令した。

(北國 140325)

26日の石川県内は、低気圧の影響で雨や曇りのぐずついた天気となった。正午までの最高気温は金沢で16.8度と平年値を3〜4度上回り、4月上旬から中旬並みとなった。

金沢市の金沢21世紀美術館ではシダレウメが見ごろを迎え、鮮やかなピンク色の花が春本番を告げた。降り注ぐように咲くかれんな姿に、観光客らは足を止めて見入った。

(北國 140326)

26日の石川県内は低気圧の影響で雨が降った。日中の最高気温は金沢16.8度と、4月上旬から中旬並みだった。

兼六園では早咲きのカラミザクラが見頃を迎え、名園に春の到来を告げている。県金沢城・兼六園管理事務所によると、園内には約40品種の桜が植えられている。今後はソメイヨシノなどが順次開花し、5月上旬のキクザクラまで多彩な花が楽しめる。

(北國 140327)

28日の石川県内は、移動性高気圧に覆われて青空が広がった。最高気温は金沢で4月下旬並みとなる18.8度など4地点で今年最高を記録した。

金沢市の広坂通りでは午後6時ごろ、花見シーズンに向けて設置されたぼんぼりが一斉に点灯し、通行人がほのかな明かりを楽しみながら桜の開花を心待ちにした。

日本気象協会は、金沢市で平年より2日早いツバメの観測、平年より4日遅いウグイスの初鳴きを観測したと発表した。

(北國 140329)

29日の県内は高気圧に覆われ、全11観測地点のうち9地点で最高気温が20度を超える汗ばむ陽気となった。

金沢地方気象台によると、最高気温は珠洲市で23.3度と、3月としては1978年からの観測史上で最も高かった。金沢市で22.7度と、各地で4月下旬から6月上旬並みの暖かさとなった。

金沢市の兼六園の梅林では、白い花を咲かせる「白加賀」などが満開を迎えた。園内には約20種200本の梅が植えられ、観光客らは青空の下、薄着で園内を散策して梅の香りを楽しんでいた。

(読売 140329)

31日の石川県内は、高気圧に覆われて青空が広がった。正午までの最高気温は金沢で12.4度と平年並みだった。

金沢市広坂2丁目では、ソメイヨシノが開花し、淡いピンク色の花が道行く人に春本番を告げた。同市西念3丁目にある金沢地方気象台の標本木はまだ開花しておらず、日本気象協会(東京)は金沢の開花日を4月3日と予想している。

(北國 140331)▲PageTop

1日の石川県内は高気圧に覆われて青空が広がった。早朝は放射冷却の影響で冷え込んだが、日中の最高気温は金沢17.3度となり、金沢地方気象台は同日、金沢でソメイヨシノの開花を宣言した。

金沢市西念3丁目の同気象台敷地内に立つ標本木で、開花基準となる5、6輪の花が確認された。今週末には見頃を迎える見込みで、開花は平年より3日早く、昨年より2日遅い。

金沢市内では、中川除(なかかわよけ)町の犀川河川敷でもソメイヨシノが淡いピンク色の花びらを広げ、道行く人に春本番を告げた。

(北國 140402,00:55)

2日の石川県内は高気圧に覆われて青空が広がった。日差しが強く、午前中から気温が上昇し、正午までの最高気温は金沢19.0度と全11観測地点で15度を上回り、4月下旬並みとなった。

金沢市馬替2丁目の高橋川沿いでは遊歩道に植えられたハクモクレンが満開となり、市民が陽光を受けて白く輝く花に見入った。

(北國 140402,15:52)

2日の石川県内は高気圧に覆われて晴れた。最高気温は加賀菅谷20.7度など全11観測地点中4地点で20度を上回り、4月下旬〜5月上旬並みとなった。金沢は19.8度だった。

金沢市石引2丁目の真宗大谷派慶恩寺(きょうおんじ)では、枝垂(しだ)れ桜が満開となり、花の下で薄着の子どもたちが遊び回った。

(北國 140403)

4日の石川県内は、発達中の低気圧の影響で冷たい雨が降った。午後からは風が強まり、最大瞬間風速は金沢20.1mと11観測地点中3地点で20mを超え、荒れ模様の一日となった。

最高気温は金沢15.1度と平年並み。金沢市広坂1丁目では、雨風に揺れる桜並木を横目に、身をかがめて慎重に歩く通行人の姿が見られた。

(北國 140405)

二十四節気の一つで、万物が清く輝く時期とされる「清明(せいめい)」の5日、石川県内は晴れや曇りとなった。最高気温は金沢10.5度と、平年を4〜5度下回った。

花見シーズンに合わせて無料開園が始まった兼六園では、夜桜のライトアップが行われ、観光客らが幻想的な光景に見入った。無料開園は13日までで、ライトアップは同日の午後6時から同9時まで行われる。

(北國 140406)

金沢地方気象台は7日、金沢でソメイヨシノが満開になったと発表した。平年より3日早く、昨年より2日遅い。開花日は1日だった。

犀川沿いの桜並木も春爛漫の景色に。陽気に誘われて、家族連れらが散策に繰り出し、花見を楽しんだ。

この日の最高気温は金沢14.8度と、ほぼ平年並みとなった。気象台は金沢でのタンポポの開花も発表した。平年より2日、昨年より3日遅かった。

(北國 140408)

8日の石川県内は高気圧に覆われて晴れ、青空が広がった。正午までの最高気温は金沢15.9度と、穏やかな春の陽気となった。

金沢市の北陸大太陽が丘キャンパス周辺では、菜の花が満開となった。約1万平方メートルの畑に黄色のじゅうたんが広がり、五分咲きとなった桜並木と美しいコントラストを描いた。北陸大は景観向上のため、毎年菜の花を植えている。菜の花は4月中旬まで楽しめるという。

(北國 140408)

8日の石川県内は晴れ、最高気温は金沢16.2度、と平年を1〜2度上回った。

金沢城公園や無料開園中の兼六園では、満開となった桜が日差しを受けてきらめき、大勢の市民や観光客が春真っ盛りの景色に酔いしれた。兼六園の無料開園は13日まで。

(北國 140409)

9日の石川県内は高気圧に覆われて晴れ、正午までの最高気温は金沢15.2度と平年並みの陽気となった。金沢市東原町ではミズバショウが見頃を迎え、清楚な白い花が訪れた人を和ませている。

市文化財保護課によると、標高102mの同所には約900株のミズバショウが自生し、自生地として市天然記念物に指定されている。この日は宮野保育所(同市宮野町)の園児11人が遠足で訪れ、「中がトウモロコシみたい」などと歓声を上げた。4月下旬まで見頃という。

(北國 140409)

9日の石川県内は高気圧に覆われて晴れ、最高気温は金沢16.5度と平年を1〜3度上回った。

ソメイヨシノやシダレザクラなど約250本の桜が植えられている金沢市卯辰山公園の「四百年の森」では、あずまやの中から、絵画のように切り取られた満開の桜が見られ、来園者に春の風情を届けた。

(北國 140410)

14日の石川県内は高気圧に覆われ、好天に恵まれた。最高気温は金沢14.6度、と平年を1〜3度下回った。

県が復元工事を進めている金沢城公園の玉泉院丸庭園では、植栽されたシダレザクラが満開となり、春爛漫(らんまん)の趣を漂わせた。園内の池には「いもり堀」からくみ上げた水が張られた。県は今後も植栽や休憩所の整備を進め、来年3月の北陸新幹線開業までの暫定供用を目指す。

(北國 140415)

金沢でソメイヨシノの花盛りが例年より長く続いている。金沢地方気象台による1日の開花宣言以降、穏やかな天気が続いたことに加え、朝晩は気温が下がった影響で、散り始めがやや遅れた。兼六園では例年4、5日間の満開期間が今年は7日間あり、市民や観光客が「桜の当たり年」を満喫している。

石川県林業試験場によると、桜は開花後の気温が低いと樹液の巡りなどが緩やかになり、花が咲いた状態が長く続く。金沢では1日から14日までの最低気温が平年より2度ほど低く、11日には2.6度まで冷え込むなど桜にとっては好条件となった。

兼六園では7日から13日まで満開となった。県金沢城・兼六園管理事務所によると、過去10年で最も長く、無料開放期間(5〜13日)の入園者数は過去最多の42万6400人に上った。15日も散り始めの美を求めて大勢の市民や観光客が訪れ、曲水にひらひらと舞い散るピンク色の花を熱心に写真に撮っていた。

管理事務所によると、散り始めから散り終わりまで、好天が続けば7日かかるという。

(北國 140415)

16日の石川県内は高気圧に覆われて晴れ、うららかな一日となった。最高気温は白山吉野22.1度をはじめ加賀菅谷、志賀の3地点で20度を上回った。そのほかの地点でも金沢18.3度、輪島16.2度などとなり、全11観測地点で平年を上回った。

金沢城公園では、散った桜の花びらが堀の一面に浮かんで花筏(はないかだ)となり、季節の移ろいを感じさせた。

(北國 140417)

18日の石川県内は低気圧の影響で曇りまたは晴れとなった。日差しは弱く、最高気温は金沢で13.9度となり、4日ぶりに15度を下回った。そのほかの地点も平年を下回った。

金沢市錦町の梨畑では、白い花が満開となり、生産者が授粉作業に追われた。

(北國 140419)

22日の石川県内は高気圧に覆われて曇りや晴れとなった。正午までの最高気温は金沢15.6度、と各地で平年をやや下回った。

JR金沢駅西口では、広場に植えられたキリシマツツジが花を咲かせ、県都の玄関口を彩っている。鮮やかな赤色は薄日を浴びて輝きを増し、観光客ら駅利用者の目を楽しませた。

(北國 140422)

兼六園で22日、サトザクラの一種「楊貴妃(ようきひ)」が満開となり、ピンク色の花が園内を彩った。楊貴妃は八重咲きで、華やかに咲き誇る様子に来園者が見とれた。見頃は今月末まで続く見込み。

(北國 140423)

小将町の県指定名勝・西田家庭園「玉泉園」で、ミズバショウが見ごろを迎え、来園者を楽しませている。

池のほとりに約40株が群生しており、花を包む純白の「仏焔苞(ぶつえんほう)」が葉の緑色と美しいコントラストを描いた。見ごろは5月初旬までという。

西田家庭園保存会の西田洋事務局長は「花の季節を迎え、これからツツジやサツキも咲く。ミズバショウとの共演を楽しんでほしい」と話した。

(北國 140424)

24日の石川県内は高気圧に覆われ、穏やかな青空が広がった。正午までの最高気温は金沢19.4度で平年並みだった。

金沢市大手町にある武家屋敷寺島蔵人邸跡では、ドウダンツツジが見頃を迎えている。昨年、若木育成のために一部を切った樹齢350年以上のツツジも花を咲かせ、訪れる観光客に春の風情を告げた。

現在、花は五分咲き程度で、4月いっぱいか、5月初めまで見頃が続く見込み。

(北國 140424)

28日の石川県内は曇りで、正午までの最高気温は8観測地点で20度を超え、5月上旬並みの暖かさとなった。金沢市の尾山神社では、八重桜の一種「菊桜(きくざくら)」2本が満開を迎え、球状に咲く淡いピンク色の花が参拝客を迎えている。

神社によると、菊桜は江戸後期に前田家が京都御所から授かったとされる国指定天然記然物「ケンロクエンキクザクラ」の子孫にあたる。1935年ごろから市内の有志が接ぎ木して育て、2003年に神社に植樹した。

開花から落花までの間に花の色が、深紅、薄紅、白と3回変わることが特徴。5月はじめまで満開が続くという。

(北國 140428)

28日の石川県内は曇りで、一部で弱い雨が降った。最高気温は金沢21.9度と、平年を2〜4度上回り、5月下旬並みとなった。ツツジの名所である金沢市の彦三緑地では、赤やピンク、白の花が咲き始め、園内を華やかに彩っている。

彦三緑地には72品種、約1400本のツツジが植えられている。このうち約80本は、加賀藩主から拝領したと伝わる古木「遠田のツツジ」として市民に親しまれている。

金沢市緑と花の課によると、5月3〜5日に咲きそろい、中旬まで見頃が続く。

(北國 140429)

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