#19 ツール・ド・のと 参加記録(初日だけ+α)

2007/09/15(土)


おっしゃ、来た!トンネル前左折ポイント!

ひーはー言いながらも、何とか足切り制限時間に30分以上余裕を残して到着。ここさえ越えれば、後はゴールまで下るだけ。楽勝。越えれば。
先月も輪島まで試走したとは言え、その時は左折したところの斜面見て「あー、もういいや」とトンネル通っちゃったのよね。結構、急に見えたし。
と言うことで、ここからの上りは未体験ゾーン。さて、どんなにキツイのか。一度停まって休憩するか。いや、絶対停まったらそのまま押しちゃうよな。
言っちゃぁなんだが、自分の心の弱さには自信がある。よし、ノンストップでこのまま行ったれ!

ここで録画していたMovieから音声を拾ってみる。

  案内「ここ左折でーす」
  自分「うひー」
  案内「大丈夫ですかー」
  自分「無理無理、押しますw」
     (左折)
  自分「いや、結構行けそう…か?」
  自分「おりゃぁっ!」(人目を気にせず気合を入れる)
  自分「あ、やっぱ行けないわ」(この間5秒)

それでも足をつかなかった自分を誉めてあげ…るといい気になるのでやっぱヤメ。

ここからは当初の予想通り、時速6〜7km/h。息はぜぇぜぇ言ってるし、脚も全然まわってないんだけど、アレっ?思ったよりも斜度キツくないぞ?
普段通ってる、アパート前の坂と似たようなもんじゃん。つか、あっちのが斜度キツイ。いや、距離は全然違うんだけど。
ここで脳内は「750cc(ナナハン)ブチかまされたときと同じだ―――だったらイケるぜ!!!by柴千春(vsアイアン・マイケル)」状態。
判りにくいですかそうですか。

6km/hと言えば、乗ってる人には抜かれまくるけど、押してる人は抜ける速度。

人間の歩行速度が大体、平均4km/h。乗ったままの方が速い。そもそも下ハンドルのリカンベントは、構造上押すのがツラい。腰痛くなるし。よし、続行。
ぜぇぜぇ言いながらしかも遅いもんで、通り過ぎるサポートカーや指導員の方から「大丈夫ですかー」と声がかかるものの、「いやぁ、重いっすw」と応えると、
「頑張ってー」と言いながら通り過ぎていく。しかしアレですね、上りで速い人はホント速いっすね。脚もよーけ回ってはるし。
こっちはストローク運動を繰り返しながら、「あー腹減った」とゼリー飲料一気飲みしたり、薄皮チョコパン齧りながら登坂。停まらなければ動き続けるのだ。当然か。

ようやく「頂上まで200m」の看板が。もうすぐだ!人が立ってる、あそこかッ!…違いました。まぎらわしいから降りてくんなー ヽ(`Д´)ノ

そして遂に頂上。おお、大勢の人が休憩と言うか後続を待っています。と言うか、道をあけてください。ぶつかるよ?
ささっと見回すと、先行したShizuokaさんの姿は見えず。まぁ、「下りは本気出すんで先行ってください」って言ったしな。さて、どーするか。

 ・広報部長が先行してるから、待たせるのも悪いな
 ・上りはゆっくりだったし、実はそんなに疲れてないんだよね
 ・こっそり目標にしてた「押さずに頂上まで」も実行できたしな
 ・ここから一番楽しい下りだし、上りで遅かったウップンを晴らすのに丁度いいよな
 ・停まってる人がコースにまではみ出してて、ちょっとむかっときたしな

よし、休憩せずにこのままGO

「コースあけてくださーい」と言いつつ、待望の下りへ。確か、「路面が悪い」とか「速度超過防止の段差がある」とか聞いた様な記憶があるけど、フルサスだし(略)
いやまぁ、流石に路面を見つつ30km/hちょいくらいでゆっくり降りましたけどね。路面がよくなってからはもう。ウップン晴らしで。行け行けどんどんですよ。ええ。
下りでブレーキは負け、脚を止めるなんて言語道断」ですから、ぶっちゃけ上りの10倍近い速度で。やはり空気抵抗の差、なんですかね。えらく速度が出ます。
下りはなんもせんでも速いけど、上りは何をやっても遅い」という持論が…まぁ、練習すれば上りも速くなるんでしょうが。
上りで抜かれた分の2/3くらい抜き返したところで、前方に広報部長発見。お、すんません。待っててくれたんですか。

大事な参加証のヒモが切れて飛んで行って、探しにかなり上って来たそうな。見つかってよかったー。

ここからまた同行。「もし離れたら、ゴールの2kmほど手前にコンビニあるんで、そこで」とか言いつつ、ハイペースで下り再開。って携帯電話着信〜!?
実家からだ。そう言や円山峠上ってる間にも着信あったな。とても出る余裕は無かったが。何かあったのかと、やむなく道端で停車。もしもーし。

 実家「おぅ、そろそろ着いて休んでる頃かと思って。」 _| ̄|○
 自分「いや、まだ着いてない…つか、ここからがラストスパートの一番美味しいところなんだけど。」
 実家「あれっ、昼には結構後ろに人がいるって言ってなかったか?」
 自分「峠の上りでだいぶ抜かれて、下りでかなり抜き返したんだけど、この電話してる間にまた全部追い越された。」
 実家「そうか、ガンバレー」

いや、この電話のせいでかなり遅れたっちゅーねん。既に広報部長の姿は全然見えず。さぁ、本気出して追いかけないと!
緩やかな下りってのと、「追いつかねば」の一念で、かなりのハイペースで突っ走る。つっても巡航30〜35km/hだと思うけど。普段は20km/hきってるしな。
前に見える赤いTシャツ、アレか!(追いつく)違った、ゼッケンが青だ。遥か向こうの赤いシャツ、アレか!(追いつく)違った、ゼッケン2桁だ。
たまにミラーを見ると、後ろについてた人がどんどんちぎれていく。すんません、大人数で走った事無いので「引っ張る」とか「列車に乗る」って感覚が無いんです。
そんな勢いで突っ走ってると、「あぁっしまった!コンビニ通り過ぎた!」Shizuokaさんがいたかどうかも確認出来なかった。かと言って戻れないし。
そのまま交通整理の婦警さんの誘導にのって、ゴールの方へ…どうでもいいけど、輪島市街地入った途端、配置の婦警さんが若い美人揃いになったのは何故ですか。
他のレポートでも見たけど、やっぱり「信号無視防止」の為とかでしょうか。「アンタ、いつもならこのタイミングだと行っちゃうだろ!」なんて会話もあったし。

ゴール1km前地点で、一旦歩道で停止。まだ最終ゴールまで1時間以上あるしね…って、思ったよりも速かったなぁ。もうちょっと余裕無いかと思ってたのに。
一服しつつ、もしかしたら抜いちゃったかもしれない広報部長を探す…が、実はこの時、既にゴールして1本飲んでたらしいw 追いつけなかったかー。
17:30まで待ったところで、もう先に行ってたと判断して出発。もう急ぐ必要もないし、ゆっくりゆっくりと。レースじゃ無いんだし、前車を無理に抜くこともないや。
ゴールどうしよ。やっぱリカンベントは定例の「勝利のVサイン」だろか。それも人真似だしなぁ。ここは一発、テキサスロングホーンでも…って、あぁっゴールだ!

結局、中途半端に手を挙げた状態でゴール。や、やり直しを要求するッ!(来年な)


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