西川正一郎
皆様、新年あけましておめでとうございます。
旧年中はお世話になったり、またお世話になったり、またまたお世話になったりと、
お世話になりっぱなしの私ですが、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、お正月の食べ物と言えばおせち料理やお雑煮ですが、
今回、新年早々にもかかわらずスポットを当ててみたのが、金沢名物「ハントンライス」です。
ケチャップライスの上に薄焼き玉子がのって、その上に魚のフライがつけられていて、
それらにケチャップとタルタルソースがかけられている魅惑の洋食メニューです。
この組み合わせは100%完全金沢オリジナル! とは言え、実のところ私はそんなに食べたことがありません。
そこで、どーのこーの言う前に、独断と偏見でピックアップしたお店に実際に行って食べてきました!
- 【グリルオーツカ】
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金沢市片町2-9-15 076-221-2646
11:30〜20:00 水曜定休 駐車場なし(すぐ隣に有料駐車場あり)
ハントン風ライス 700円
今やここを抜きにしてハントンライスは語れないでしょう!
久々に行ってびっくりしたのは、内装が綺麗になっていたこと。
昔ながらの町の洋食屋さんの雰囲気満載だったビニールのテーブルクロスではなくなり、
壁も明るい色に塗り替えられて、おしゃれな街の洋食さんになってました。
メニューには「ハントンライス」ではなく「ハントン風ライス」と書いてあります。
何かこだわりがあるのでしょうが、聞く勇気はありませんでした。
量が多いので注意です。
大盛りは120円増しなのですが、頼むと「大盛りでよろしいですね」と聞き返され、
二合分ぐらいあるかと思われる量のご飯が盛られてきます。
オーソドックスなケチャップライスにふんわり卵、魚のフライと小さめのエビフライが2つずつのってます。
衣はやや柔らかめです。
ちょっと多いかなと思えるくらいのケチャップとタルタルソースがかかっていますが、
これはこれで良いもんです。
洋食屋さんらしく銀の食器を使っています。が、味噌汁とサラダと漬け物がセットになっていて、
スプーンと箸が付いてくると言うかなり和洋折衷です。
他に、エビハントン風ライスもあります。
これは食べていませんが、おそらくエビフライが4尾のってくるんでしょうね。
さらに、ギリシャ風エビピラフやナポリ風スパゲッティ、ミラノ風ミートスパゲッティなどかなりそそられる名前のメニューがあって、
さらにさらに、ドリア風タンバルライスというこれまた不思議なネーミングのメニューもあります。
ランチタイムは800円で揚げ物やグリル系の主菜の付いた3種類のランチがあります。
- 【ホーム・くっく わかばやし】
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金沢市新竪町3-4-2 076-264-2522
11:30〜21:00 月曜定休(多分) 駐車場なし(前にコインパーキングあり)
ハントンライス 600円
とにかく量が暴力的です。
大盛りはたしか50円増しですが、おとなは頼んではいけません。
ケチャップライスにはハムやキノコ類の具が入っていて、少しだけ幸せな気分になれます。
サクサクの白身のフライが4つのっていて、真ん中に赤色のウインナーが鎮座しています。
そして、キュウリが攻撃的に盛りつけられています。
初めて見たら、笑っちゃいます。
刺さってます、キュウリが。
チョコレートパフェのウエハースのようになってます。
卵はしっかり火を通した感じになっていて、これはこれでバランスよく仕上がっています。
自家製かどうかわかりませんが、タルタルソースの味が効いているのかなとも思います。
味噌汁と漬け物付きです。
そしてやはり、スプーンとお箸が出されます。
よく行く人に聞くと、エビフライハントンライス(たしか700円)がオススメだそうで、大きめのエビフライが2尾のっかってきます。
各定食類もだいたい600円でこれでもかという量です。
お肉屋さんがやっているということで、焼き肉定食や豚肉の南蛮焼き定食、若鶏の唐揚げ定食などを食べている人が多かったような気がします。
小上がりがあるので、大盛りを頼んで長期戦に持ち込みたい人には良いかもしれません。
- 【キャベツ】
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金沢市駅西本町 076-235-4006
11:30〜14:00 18:00〜21:30 火曜定休
駐車場10台ぐらい(真ん前に4台と裏手に6台ぐらい)
ハントンライスランチ 800円
今回行った中で一番おしゃれな感じのお店でした。
ちょっと前に近くの違う場所から移転新築オープンしたらしいです。
サラリーマンもいたんですが、女性のお客の方がちょっとだけ多い感じで、一人で来ている方もおられました。
盛りつけもおしゃれで、綺麗な形の半円形のドーム状に盛られたケチャップライスに、
半熟気味の卵がご飯が完全に見えない感じで覆い被さっています。
ケチャップとデミグラスっぽいソースがフランス料理風にかけられていて、
その上に白身のフライとタルタルソースがのっかっています。
高さだけで言うと12,3cmあるでしょうか。
ケチャップライスはバターの風味が豊かに仕上がっています。
サラダとスープが付いてきます。
サラダにかかっているドレッシングが絶妙で、チーズがベースのフルーツっぽい感じのドレッシングでした。
プラス100円でドリンク付きにすることができます。
まわりは、パスタランチか日替わりと思われるランチを食べている人がほとんどで、
ボリュームや見た目の豪華さから言って、日替わりランチがかなりお得な感じがしました。
- 【キッチン・ユキ】
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白山市幸明町331-1 076-275-5946
11:00〜23:00 年中無休 駐車場30台ぐらい
ハントンライス 800円
家からも近いし遅い時間まで営業しているので、よく食べに行く場所です。
でも、よく行く割に今までここのハントンライスは食べたことがなかったので、今回初めて頼んでみました。
かなりオーソドックスタイプです。と言うよりもシンプル。
薄めの色のケチャップライスの上に、かなり薄めの薄焼き卵がのっていて、ケチャップが格子状にかけられています。
その周りにフィッシュフライが3つ置いてあり、その上にマヨネーズにかなり近いタルタルソースとおぼしきものがかかっています。
味もシンプル。ミニサラダが付いてきます。
お店の創業者が、ハントンライス考案者と友人だったと言うこともあり、ハントン創世記はこんな感じだったのかなぁ〜と想像させられる一品です。
で、食べながらメニューを見ていてびっくりしました。全体のお品書きの他にもう一枚メニューがあり、
新製品「ユキ風ハントンライス」(800円)と書いてあります。
これは要チェックと言うわけで、また数日後食べに行きました。
見た目はほとんど変わりませんが、中のご飯がキッチンユキが世界に誇るベーキライスです。
厳密に言ってハントンライスではないのかもしれませんが、なかなかの組み合わせでした。
ただ個人的には、「フィッシュフライベーキライスの玉子野菜のせ」(1000円)の方が好きだったりします。
プチ情報として、こちらの「イタリアンスパゲッティ」とは、いわゆる「ナポリタン」のことです。
具材とパスタを一緒に豪快に炒めているらしく、焦げ目のついた麺が何ともいえない味を醸し出しています。
- 【キッチン すぎの実】
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金沢市石引2-8-7 076-222-4866
11:30〜14:00 17:00〜21:00 木曜定休
駐車場 かなり離れた裏手に2台
ハントン 650円
初めておじゃましました。
お店の入り口に駐車場の案内が書いてあり、その通りに行くと、、、、 ちょっと遠い、、、、 雨降りの日は注意が必要かもしれません。
ちょっと早い時間だったこともあり、狭い店内にお客は私一人。ちょっと緊張です。
メニューを見て悩むふりを見せながら、今回の目的であるハントンを注文しました。
「ハントンライス下さい」と言うと、「はい、ハントンね」と確認されました。
メニューをよく見ると、ここのお店は「ハントンライス」ではなく、「ハントン」が正式名称のようです。
まず、スプーンが出てくるのですが、これが先割れスプーン! 個人的には思うところはあるのですが、ニッポンの庶民の洋食の王道アイテムです。
肝心のハントンですが、キッチンユキ以上にシンプル。
今回行ったお店の中で、一番見た目はシンプルでした。
ケチャップはかかっておらず、タルタルソースではないようなホワイトソースが魚のフライの上にチョンチョンとのっています。
中のケチャップライスには細く切ったタマネギが入っていて、他のお店のケチャップライスよりもコクがあるように思いました。
味のバランスを考えてケチャップがかかっていないのかなと勝手に想像したりします。
サラダとスープが付いてきます。
他にはカツハントンや海老ハントンがあります。
そして、こちらにも聞き慣れない料理がメニューに載っています。それは「ボンライス」。
知らないのは私だけ? 写真付きのメニューがあるので何となくは想像できるのですが、はたしてこれは何?
次回、食べてみようと思います。
- 【L・Cafe 汝無知(なむじ)】
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金沢市松島2-117 076-240-2949
??:00〜18:00 張り紙がしてあったけどよく読めなかった
日祝定休 駐車場 前に5台ぐらい、裏通りなので路駐可かも
ハントンライス 890円
こちらのお店も初めて行きました。
私が行った日は忙しかったらしく、材料が切れて出来ないメニューもあると言うことでしたが、お約束の悩んだふりをした後に、
ハントンライスは大丈夫と言うことを確認して注文しました。
メニューの右端の下の方に、控えめに「ハントンライス」と書いてあったりしたので、なかなか出ないメニューなんでしょうかね。
日替わりランチが人気があるようでした。
お店を見渡すと、かなり家庭的な雰囲気が漂っています。実際、ちっちゃな小学生の女の子がお店の入り口から「ただいま」と帰ってきました。
そして、こちらも出てきました「先割れスプーン」。
ハントンライスの方は、ん、ん?、海老フライ???。エビフライが2尾、どーんとのっかってきました。
入り口の営業時間の看板といい、魚のフライではなくエビフライだったことといい、もしかしたら特別な日に行ってしまったのかもしれません。
ただ、エビフライの方は衣がカリッとして良い感じでした。
ケチャップライスも見た目は濃い味の感じでしたが、ケチャップケチャップして無くておいしく仕上がっていました。
私が食べ終わった頃には、常連さんとおぼしき人が数人だけ残っており、家庭的な雰囲気をさらに盛り上げている感じでした。
そんなに大きくないお店で、ピーク時は入れない可能性が高そうなので要注意かもしれません。
馴染めれば、すごく良いお店だと思います。
- 【ホアンカン】
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金沢市入江2-52-6 076-292-0922
10:00〜23:30 無休(っぽい) 駐車場 横と後ろに15台ぐらい
ハントンライス 950円
もうだいぶん前ですが、ここに初めて入って注文した時の、ランチのご飯の量とハンバーグの大きさは今でも忘れられません。
最近はあまり行ってなかったのですが、ハントンライスと言えばここも外せないと言うことで、行ってきました。
ホアンカンのハントンライスは、ケチャップライスではなくバターライスになっています。
白身魚のフライも、他のお店のような一口大のサイズではなく、大きなフライがとんかつのように切られてのっています。
メニューの品数が多いので、ちょくちょく行かないとなかなかハントンライスまではたどり着けなかったりしますが、
追い打ちをかけるようにハントンライスのカテゴリーに細分化されたメニューが並んでいます。
普通のハントンライスの他にイカフライ、サーモンフライ、エビフライハントンライスがあって、
男性が頼んでも良いのかどうかわからないレディースハントンってのもあります。
店内の雰囲気からでしょうが、アメリカンなハントンライスと言った印象です。
混んでさえなければ、ずぅーっと居座れる「喫茶ルノアール」のような感じでもあります。
- 【キッチン・ポーレ】
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金沢市久安5-266-1 076-242-7127
11:00-22:00 月曜定休 駐車場 1F部分にかっつめれば5台ぐらい
ハントンライス 650円
黒ハントンライス 650円
個人的には、ここのハントンライスが一番好きかもしれません。
バリアフリー化が進んでいる中、こことユキは無条件に2階まで上がらなくてはいけません。
中は、落ち着いた感じで思わずゆっくりしてしまいそうな雰囲気です。
ポーレのハントンライスは大まかに2つに分かれていて、「ハントンライス」と「黒ハントンライス」があります。
ハントンライスはいわゆるハントンライスらしいハントンライスで、
味のバランスもよく魚のフライの上げ具合も私には丁度良く感じました。
ケチャップが真ん中にムニュウとのっかっていて、
その上からタルタルソースではなく細口で絞ったと思われるマヨネーズが20往復分ぐらいかかっています。
黒ハントンの方はピーマンの彩りが綺麗なソースベースの味付けのご飯で、
ケチャップの代わりにオタフクソースのようなトロッとしたソースがかかっていて、
こちらもマヨネーズが20往復ぐらいかかっています。
本来のハントンライスとは全く別物だとは思いますが、これはこれで美味しいと思っています。
例えば4人で行って、ハントンライスと黒ハントンライスを2つずつ注文すると、「赤二つと黒二つね」と復唱されます。
普通のハントンライスをわざわざ「赤」と言うことは、このお店では黒ハントンライスは特別なメニューではなくて、
普通のハントンライスと同列のものと言うことでしょうか。確かにどちらも捨てがたい感じがして、いつも迷ってしまいます。
赤にも黒にもサラダが付いてきます。
さらにエビフライとか唐揚げが付いたセットメニュー(たしか850円?)もあります。
こちらのお店のスプーンは先割れでは無いのですが、まん丸のスープ用のスプーンのようなものです。
深さがちょっとあるため、中心の底に付いたご飯粒は、スプーンをしゃぶるような食べ方をしないとレスキューできません。
まぁ、良いんですけどね!
おまけとして、ピックアップはしたけど時間が無くて残念ながら割愛させていただいたお店のデータだけ。
- 【ラッキー】
- 金沢市横山町1-26 076-263-5847
11:00〜14:00 17:00〜22:00 水曜定休
駐車場なし(ちょっと離れて兼六パークあり)
- 【お好み焼き 石橋屋】
- 金沢市石引1-14-17 076-264-2374
8:00〜20:00 日曜定休 駐車場 前に2台ぐらい
- 【クリスタルパーク】(ホアンカンの姉妹店)
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金沢市玉鉾2-507 076-291-0063
9:30〜23:30 無休 駐車場あり
- 【ぶんぶん】(グリルオーツカの姉妹店)
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金沢市泉1丁目5-2 076-244-4530
11:00〜21:00 日曜定休 駐車場なし
そして最後に番外編。
- 【銀座ライオン 金沢駅店】
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金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街 076-260-1031
11:00〜22:00 無休 駐車場 まわりの有料駐車場を利用
金沢名物ハントンライス 880円
なぜ番外にしたかというと、この原稿を書きながらいろいろ調査も平行して行く中で、勘違いに気づいたからなんです。
でも、せっかく調査に行ったので書くことにしました。
計画の段階で、チェーン店にもかかわらずこのお店をピックアップした理由は、金沢の玄関口、金沢駅の中にあって、
観光客が気軽に入ることができそうと思ったことと、リサーチしていて、もしかしてここが実は元祖ハントンライス本流の筋ではないかと思ったことです。
ハントンライスが生まれたのは昭和42年。お店の名前は「ジャーマンベーカリーグリル」。
昔のうつのみや書店があった隣にジャーマンベーカリー(パン屋さんは昭和38年創業)があって、その2階でレストランっぽいものををやっていたと記憶しています。
2階の歩道側の部分は全面ガラス張りになっており、1階で購入したパンを街の様子が見渡せる2階に持って行って食べている人もいました。
レストランのショーケースには、あふれんばかりのレタスとハムが挟まったロールパンや、具材の方が分厚いサンドイッチが飾られていて、
銀チョコやイチゴウエハースが最高級のパンだと当時思っていた私にとっては、それはそれは美味しそうに見えました。
ジャーマンベーカリーグリルがパン屋さんと同時に創業したのかどうかわからなかったため、今回のテーマであるハントンライスが、
開店当時からあったのか途中からメニューに加わったのかも完全な裏は取れませんでした。
考案者は当時の料理長の北川さん(故人)と言うことらしいです。
わからないことが多すぎて根拠は無いんですが、又聞きの証言をかき集めて総合的に判断すると、
「ジャーマンベーカリーの社長が、料理長に何か看板になるようなメニューを考案するように要請して、
当時の料理長が弟子たちの意見を取り入れながら試行錯誤の末、ネーミング共々造り出した。
程なくグリルオーツカの先代がメニューとして取り入れ、オーツカのハントンライスの良いところをジャーベーカリーグリル側も参考にした。
その後お互いに切磋琢磨しあいながら、現在の形のように仕上げていった」と言うことではないでしょうかね〜。
改めてですが根拠なしです。すいません、、、、 いろんな人の証言が微妙に食い違っているので、何ともいえないのですわ。
ハントンライスと言う名前の由来については、色々なところで記述があるので省略します。
で、その時のジャーマンベーカリーグリル料理長の弟子だったのが、ジャーマンあき(閉店)のシェフだと言うことです。
キッチンユキの会長(先代)が料理長の友人で、しばらくたってからグリルジャーマンに弟子入りしたのが、キッチンポーレのシェフ。
他のお店のマスターやシェフもジャーマンベーカリーグリルやグリルオーツカと何らかの関係があったのではないかと思います。
ハントンライス発祥当時のジャーマンベーカリーグリル料理長が独立してグリルニュージャーマン(閉店)と言うお店を開いたのですが、
私が高校生だった頃にジャーマンベーカリーグリルが閉店してしまった時期との前後関係は、こちらも調査不足でわかりませんでした。
その後、ジャーマンベーカリーグリルのお店自体が「銀座ライオン増泉店」としてリニューアルして生まれ変わったのです。
メニューなども一部踏襲されたと聞きました。
銀座ライオン増泉店は現在スーパー銭湯になっていて、お風呂上がりの憩いの場として、らいおん悠々というお店があります。
そして銀座ライオンは駅ビルと柿木畠にあります。
と言うことで、これは駅の中のお店に行くしかない!と思って張り切って行ったのですが、、、、 韓国の仁川空港で食べたピビンバを思い出しました。
味自体は美味しいんですよ、ホントに美味しいんですよ、間違いなく。
でも、まちなかの裏路地のディープなところにあるお店の方が、個性的で安くて印象に残るもんです。
金沢名物エビハントンライス(980円)、金沢名物よくばりハントンライス(980円)もあります。
すべてデミグラスソースベースになってます。そして皆さんご存じの通り、このお店はビアホールです。
エビスの生を出してます。琥珀エビスの生もあります。黒エビスの生もあります。
ロブロイストとして飲まずにハントンライスだけを食べて帰るのは至難の業でした。
今回紹介したお店でもいろんなハントンライスがあったので、良いとは思うのですが、本流としてあるべきはずのこのお店で、
デミグラスソース大量使用というあまりにオリジナルと違いすぎる状態をちょっとだけ残念に思いながら、お店を後にしました。
そして、ふとレシートに目をやると、「ビアレストランライオン」と書いてあります。
「銀座ライオン」とは何かが違うのかなと思い、帰って銀座ライオンの公式ホームページを見てみました。
すると、金沢駅店の情報は書いてあるのですが、柿木畠と増泉の情報が載っていません。
電話帳を繰ってみると、私の行ってきたお店は「ライオン金沢駅店」と言う名前で出ていて、柿木畠のお店は「サッポロライオン」、
「らいおん悠々」の方は「ホテルアクティ」のところに並んで載っていました。
うーん、これは銀座ライオンの直営かフランチャイズ契約かとか、運営や経営母体とかをちゃんと調べないとわからないし、
一般人にそんなこと教えてくれんやろーなーと思いつつ、調査をちょっと進めると、
なんと! 柿木畠のライオンに発案者の料理長の息子さんがいらっしゃるのではないかと言うこと。
料理長が独立して始めたグリルニュージャーマンを手伝った後、「グリルきたがわ」というお店を開き、
そこを閉めて現在に至っているようです。
銀座ライオンが実は本流と言う私の推察は間違っていなかったと良い気分になりましたが、お店の選択の微妙なハズし方をした上に、
年末年始の慌ただしい時期となり、恐らく一番重要だったであろうお店「サッポロライオン」のリポートもなく、
お茶を濁して締めくくることとなりそうです。
嗚呼、こんな中途半端な始まりの2010年。
ホントにすいません、それこそ「投げっぱなしジャーマン」みたいになってしまって。
ま、とにかく、自分のことは棚に上げて、今年も張り切って行きましょ〜!!!