奥村有里子
県外に住んでいた時にお盆や暮れに名古屋に帰ると懐かしくて必ず食べていた、いわゆるご当地グルメがここ数年「B級グルメ」と称されるようになった。
名古屋で言うと「味噌煮込みうどん」「ひつまぶし」「味噌カツ」「あんかけスパゲティ」「台湾ラーメン」「手羽先」などがそうだ。
B級といわれると「高級ではない」ものと思いがちだが、調べてみると「B級」とはおいしくて安いもの・・・とか高級店ではない・・・との定義?があるようだ。
どこの町にもご当地で根付いてきた食文化があり、その土地の人には欠かせない食べ物だろうし、逆に県外から訪れた人々にも楽しみなものなのでしょう。
2006年には全国B級グルメ大会(B-1グランプリ)が行われ、初代グランプリをとったのは静岡県の富士宮焼きそばであった。
(愛知県は参加していない)
今ではコンビニのお弁当にも出回っていて、見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
全国的にご当地グルメを町おこしの一つとして、県外に名を広めようとの動きが盛んになってきたのではないか。
では地元名古屋といえば都会の田舎とか、外タレの名古屋飛ばしなどあまりいいイメージがなく、
食に関しても全国版のグルメ雑誌ではなぜか名古屋のお店の紹介は極端に少ないなど、全国区になるような食文化はない土地・・そんな位置づけだったんだと思う。
それが、愛知万博をきっかけに他県の人々に名古屋B級ぐるめが注目されるようになったようだ。
県外にどんどん進出している店舗もある。
手羽先で有名な「世界の山ちゃん」は東京進出しているし、喫茶店王国である名古屋でしらない人はいない「コメダ」も県外に多く出店する計画があるようだ。
名古屋の味を全国の人に知ってもらうためには応援したいことだ。
しかし、B級グルメを少し違ったとらえ方をしている、お店もある。
「マウンテン」という喫茶店は全国から物珍しさでやってくる店だ。
代表とされるものは名古屋人はあんこ好きというところから「甘口小倉抹茶スパゲティ」。
これはかなりのインパクトがある。
行き慣れている人々は完食できると「登頂」、食べきれないと「途中下山」と言うそうだ。
もしも実際に登頂したい人がいたらぜひチャレンジしてみてほしい。
生まれ育った地で子供のころから食べていた物は、B級でも何でもその土地を離れても大好きな食べ物なんだろう。
こういった食文化は大切にしていきたい。
ここで質問です。
金沢のB級グルメって何だろう??
次回の金沢行きの楽しみにしたいので、ロブロイストのどなたか教えてくださ〜い。