道具編


竿と錘

1 竿はどんなもんがいるが
    竿には、釣る目的の魚種によって、磯竿、船竿、渓流竿、ルアーロッド(竿)、石鯛竿、投げ竿などがあれんけど、投げ釣りは投げ竿やね。
    釣具屋さんに行くと色んな種類の竿が並んでて迷ってしまうけど、手っ取り早いのは安直やけど店員さんに尋ねると教えてくれる。けど、
    やっぱし自分で品定めしたいようなあ

2 ほんなら投げ竿の種類にどんなもんあるがけ
    仕舞い方によって2種類あって、
      1 振出竿(ふりだし)。長さによって4本か5本の竿が一番太い竿の中にコンパクトに収めることができるのんや。下に絵描いたわ。
              長さは360、390、405、415、425、450cmなどに決まっていて、
              大人なら405cmが一番普及しているようやし、子供なら360cmとかに使い分けるげわ

      2 並継竿(なみつぎ)。3本バラバラになっていて、それを継ぎ足して1本にするもんや
              長さは405、415、425、435cmなどに決まっとれんわ
              405cmを一番浜でよう見るは

    1,2ともガイドいうて丸い輪が5つから7つ程竿の外側に付いているので外ガイド型いうて糸をガイドに通すげんけど、
    1,2ともにガイドがなくて糸を竿の中側に通すもんもあるげえわ。
    それを内ガイド型ゆうて、メーカーさんはインターラインとかインナーロッドとか言ってるわ。
    内ガイド型はガイドが無いんでトラブルも少ないし、風の強い日や夜釣りは便利やね〜。
    ま、風の強い日は行かん方がいいけど。

    振出竿のメリットは保管しやすいし、持ち運びに便利や
    並継竿のメリットは振出竿より軽くて細く、同じ経験者でも振出竿より錘を遠くへ飛ばせるちゅうこっちゃ

    竿のケースや竿の本体に例えば25−425とか30−405書いてあれんけど、
    425が長さを表していて今まで言っとった425cmねんわ

3 そんなら25−425の425は分かったけど25てなんや
    竿の硬さを表していて、投げる時の錘の目安ねんけど、25なら25号標準錘負荷いうて20号から30号の錘を付けて投げるんやわ。
    25号表示なら、20号か23号の錘を使ったほうが無難や。竿に懸かる負荷とかあってうまく説明できんけど。すまん。
    1号の重さは約3.75gって言われてるんで、25号なら95gてことかな。
    でもな〜錘の種類が沢山あって同じ25号でも重さが違うげんわ。

4 どんな竿がいいのかな
    ま、初めは思ったとこへ真っ直ぐに錘が飛べばキスは釣れるんやし、振出竿の27−405で錘は25号がいいと思うよ。
    シ○ノやダ○ワなどなら定価で約17,000円やし、3割引きなら約12,000円、4割引きなら約10,000円。
    こずかい貯めたら十分買える値段やろ。これで丁寧に使えば一生もんやぞ。これで十分投げ釣りできるわ。
    そして、飛ばす距離にもしも不満に思ったら、次の竿買うたらどうや。

5 錘はどんなもん買ったらいい
    さっきも言ったけど、種類が沢山あってよう分からんけど、浜で一番見かけるのは海草天秤ていうて
    L字のステンレス棒に錘が付いてるもんやわ。3個で400円位やし、これでやってみんか。

リール


1 リールはどんなん買えばいいが
    投げ釣り専用のリールがあれんけど、錘を遠くへ飛ばすんでスプール(上の絵の赤い糸がグルグル巻いてあるところ)といった
    円柱の輪に2号か3号の糸が200m程巻けるもんで十分や。
    シ○ノやダ○ワなどなら定価で約12,000円であるし、3割引きなら約8,500円や。

2 リール変えたら天秤は遠くへ飛ぶかな
    10万円以上のリールは、糸が密に巻けるので、キャスティング競技といって正確に遠くへ錘を飛ばす競技が流行っているけど
    この競技は数センチを争うので、威力を発揮するらしいよ
    実際、2万円のと4万円のリール持っとるけど、何〜んも変わらんわ。巻き上げるときは軽いし音とか違う程度やね。






1 リールの糸にどんなもん巻くが
   道糸って言うげけど、ナイロンの2号か3号のものを使うげ。
   1本220mで200mは同じ太さで25mごとに色が付けてあれんわ。ほんで色見てだいたいの釣れる距離が分かるんで便利やぞ。
   その先の20mはだんだん太くなっていくげ。これをテーパーていうげけど
   釣具屋さんに行ったら「2→12 220m」って表示してあるもんを買えばいいわ。
   2→12は200m部分が2号で、20m部分が2号から12号と、だんだん太くなっている道糸を表示してるんや。
   12なかったら14買えばいいわ。値段は1本約700円やったと思うわ
   PEという新素材の道糸あるげけど、高価やし慣れてからにしまっし。
   投げるときとかに失敗して切れたら泣かんなんぞ
   道糸が切れた時のためにテーパー力糸は余分に買っといたほうがいいよ。5本で700円程度やったと思う。最近買わんし忘れたわ。

2 どんなんに付けるが
   細いほうからリールに巻いていって、太いほうに投げ専用のサルカンというもんを付ければいいげけど、リールを買った時に店員さんに巻いてもろこっちゃ
   サルカンにも沢山の種類、大きさがあるけど、ま、高いもんでも70円であるげっちゃ
   そのサルカンをL字のLの上の方に穴があるしそこにしっかり掛ければいいわ。Lの横に伸びた方は仕掛けを付けるげんわ。


仕掛け


1 仕掛けはどんなんがいいが
    最初は釣具屋さんに「キス仕掛け」って書いてある200円で2セットの3本針仕掛けがいいね。
    針の大きさは6とか7号が年中使えるよ
    100円で3本針りの10セットみたいのが売ってるけど、針の大きさは9号とか10号やしちょっと考えるな〜

2 3本針仕掛けってどんなん

    一つの仕掛けに針が3本付いとるんや
    買ったとき、糸に癖が付いとって上の絵みたいになっとるさかい、両手で軽く引っ張る感じで癖取って絵みたいに出来るだけ真っ直ぐに。
    そのまま投げても仕掛けが絡んで釣れんぞ。こりゃ大切なことやぞ




1 エサはなんや
   石ゴカイや。イソメ類らしい。ミミズみたいなもんや。地方によって砂イソメ、ゴカイなど呼び方が違うらしい

2 どんだけエサ付けるが
   針の長いほうの軸に真っ直ぐになるように付けて針いっぱいか、せいぜい5mmほど長く付けるだけや
   1匹まるごと付けても、投げたとたんに切れたり、お魚さんにかじられたり遊ばれるだけや


クーラーなど

1 後、どんなもんがいるがけ
   1 クーラー
        キスのみなら8リッターの容量で十分、飲み物も入るし、軽くていいわ。
        注意しんなんことは、夏場の炎天下ではあんまり安いもんはどうかな。6,000円程度がいいと思うけど。

   2 餌箱
        餌は大抵、プラスチックの簡単なケースに入って売られていることが多いけど、特に夏場はそのままだとすぐ餌は弱ってしまうので、
        木で作った餌箱を買っておいて、餌買ったらこれに入れ替えること。出し入れも楽だし、風が吹いても飛ばないし結構重宝するよ。
        500円位かな。

   3 竿立て
        砂浜で、餌を付ける時や、キスを外す時に竿を休ますものや。、
        四国では、あまり使わないらしい。時間のロスらしい。500円程度から

   4 メゴチバサミ
        知らん魚が釣れたら挟むもの。素手でさわんなや。200円程度

   5 ハサミ
        糸を切る時などで使う。1,000円程度

   6 氷
        クーラーに入れるもの。保冷剤は繰り返し使えるし経済的
 
   7 その他、あったらあったでいいもの
        帽子、偏光サングラス、防寒具、長靴、海水汲み簡易バケツ、虫除けスプレー、ライト(夜釣り)雨合羽、
        飲み物、食料、嗜好品、手ぬぐい。ゴミ入れ袋は絶対に準備しんなんげぞ。


初期投資費用の目安

種  類 購入金額 コ メ ン ト
竿 12,000円 .
リール 8,500円 .
天秤(錘) 400円 .
道糸 1,400円 予備込みで2本
テーパー力糸 700円 .
仕掛け 400円 予備込みで2セット
サルカン(投げ用) 280円 4個入り
クーラー 6,000円 .
餌箱 500円 クーラーにも餌保存用に1箱
竿立て 500円 .
メゴチバサミ 200円 .
ハサミ 1,000円 .
保冷剤 500円 .
32,380円 .

※仕掛けを変えたら、そのままカレイやアイナメ釣りも楽しめるぞ。
  竿、リール、クーラーでもっと安いものがあるけど、すぐ飽きてしまうと思うよ。

後は、釣行の都度、餌が300円か500円あれば1日楽しく遊べるぞ。
高いと思うか、安いと思うか。ま、何か続けて遊ぶ時はこれくらいはいるんじゃない。竿、リール、クーラーは一生もんやしね。
回数が増えれば天秤とか仕掛けを追加していくだけや

こんだけ道具揃えたら、貴方さんは立派な投げ釣り師。さあ、いよいよ海へいくぞ〜。



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