お腹に数箇所(通常3〜5箇所)0.5ミリ〜1センチほど切開し、そこから腹腔鏡(カメラ)や鉗子(かんし)を入れてお腹の中の様子をテレビ画面を見ながら行う手術です。
従来の開腹手術に比べお腹を大きく切らないため、出血もほとんど無く、術後の痛みが少なく、回復も早く入院日数も少なくてすみ、社会復帰もスムーズにできます。
腹腔鏡手術は患者さんの身体的な負担を軽減することが大きな目的ですが、お腹の中の内臓の癒着がひどいときなどは開腹手術のほうが早く安全に手術を行える場合もあります。

腹腔鏡手術とは? 

腹腔鏡手術には患者さんにとってメリットが大きい反面、高度な技術が必要です。

当泌尿器科では江川医師が泌尿器腹腔鏡技術認定制度設定初年度の2005年に
泌尿器腹腔鏡手術技術認定医の資格を、 一松医師は2014年、上村医師は2016年に取得済みです。

2018年3月末までに700例以上の腹腔鏡手術経験があります。
 (現在腹腔鏡で行っている手術は、腎臓全摘、副腎切除、腎盂形成、尿管形成、仙骨膣固定術などです。 前立腺全摘手術は2017年から、腎臓部分切除と膀胱全摘手術は2018年からロボット支援腹腔鏡下手術にて行っています)

手術手技動画) (読売新聞に腹腔鏡に関する記事が掲載されました)