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古いアメリカ映画。会社のエライさんが自分のオフィスで、タイプライターを打っている秘書に呼びかけるシーンには、必ず登場するアイテムのようなソフトです。
タイプライターを打っている秘書のデスクには電話。その隣にクルクル回せる「カードがいっぱいくっついている電話帳」。このカード型電話帳のようなソフトです。
1枚1枚のカードに、共通項目の
・「名前」
・「住所」
・「電話番号」等
必要な項目を入力していって、全部が入力し終わるとデータベースが出来上がります。表計算のエクセル(Excel)の1行分が1枚のカードと言ってもいいかもしれません。実際Excelのデータは、変換して直接ファイルメーカーで利用できます。
一旦入力が終われば、後はさまざまな形で活用できます。ラベル印刷をしてもよし。長い本文を付けて差し込み印刷のようにも使えます。画像のデータベースとしても使えます。また、今回作ったもののように数字の計算・集計も出来ます。
・・・で、御遠忌の特別懇志が始まりました。我がお寺でも懇志を募っております。その懇志管理のためにデータベースを作ってみました。
今回の特別懇志は直筆の「瓦記名」がありますので、初の「画像データ入りデータベース(ちょっと大げさですが)」となりました。
これは、「瓦記名の画面」です。伝票を一枚ずつ処理していくように、ご懇志を頂いたら「名前」「住所」「金額」等を入力して(門徒として登録されている方については、シリアル番号の入力のみですべて自動的に入ります)いきます。
記名がある場合は、スキャナで記名用紙の「直筆部分」を画像として、直接取り込んでいます。この直筆部分だけの印刷も出来ます。
次の画のように「相続講扱い」にも対応しています。こちらは分割になりますので、1画面で複数回入力出来るようにしています。
「個人別の集計」や「瓦記名か相続講扱いか」での集計、総合計の集計も出来るようになっております。
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*ファイルメーカーは、かなり長く使っているソフトです。過去帳を中心として、名簿管理、年忌法要管理、スケジュール管理等に幅広く利用しています。もちろんWindows版も発売されています。
*西本願寺(浄土真宗本願寺派)でも、文書管理のサブシステムとして使用しているそうです。
詳しくは
こちら
の『ユーザー導入事例』→『ジャンル検索=その他』でどうぞ。
*このソフトのいいところは
1)文系出身の私でも十分使えます。数学がさっぱり出来なくて私
立文系の大学を受験した私でも。
2)強力な「スクリプト」と言われる方法で、定形の作業はある程
度自動化して使えます。
3)関数を覚えると、もっと便利になります。・・・本当に目から
鱗が落ちます。
4)印刷(プリントアウト)することが考慮されているので、エク
セルとは違って、最初から自分が印刷したい形式を設定して
(A4タテとかB4横とか)、印刷時のバリエーションが容易に
作成でます。ラベル印刷はもちろん、縦書きにも対応してます。
※興法議員団一期生のみなさん。お出ししている案内文もラベ
ルも、全部ファイルメーカーで作っています。ワープロソフ
トはいっさい使っていませんのよ。
5)形が決まった「かんたんなワープロ」程度の機能で作れる文書
であれば、十分対応できます。書体、文字の大きさ、段落揃え、
色など。
6)住所録など、頻繁に使うデータベースが出来れば、あとは、こ
れに関連づけて別の用途でも加工が出来ます。
ファイルメーカーのホームページは、
こちら
。オープン価格ですが、39,000円前後でしょう。
価格を書くと、「ソフトを購入したことがないパソコンユーザー」にとっては、「高い」という感覚でしょうかね。
ちなみに一期生のAさんは、他のデータベースソフトを使った経験があるということで、早速ファイルメーカーをお勧めしてお使い頂いております。