20.介護予防について
世の中は全て介護保険。でもね、要介護状態になって
喜んでいる人って普通いないよね。だとしたら、
介護が必要にならないための施策が必要だ。
とすると、介護予防だ。さて、介護予防って何かあるかな?
通常考えられるのは、地域の保健センターなどの保健婦が
「寝たきりにならないためには・・・・」なんて教室を開いている。
通常の時間。お昼の時間、みんなが働いている時間!来るのは
有閑マダムだろう。
厚生労働省は、介護予防ということで、介護予防教室なんか
の事業を市町村に投げかけている。やってないところもあるかも
知れないけど、通常、在宅介護支援センターなどに委託している。
加えて、介護予防プランてなたいそうなモノもあるのです。
これは、「元気老人版ケアプラン」です。1人につき、2000円なり!
まあ、元気な人や介護となるおそれのある人(こういう表現ってなんだろな)
に無料で立ててあげるわけなのさ。つまり、Aさん、あなたはこういう状態
なので、介護予防教室に参加しましょう。歯科検診を受けましょう。配食
サービスはどう!老人会活動もいいわ!というようなプランになるんだろうな。
そんでもって、きちんとやってるかモニタリングするんだろうな。うーん。
やっぱり、日本って、予防に金を使わないし、ピンと来ないですよね。
癌予防、成人病予防よりも病気になってからが勝負なのさ!金は、
結果にまわされる!
と言うわけで、従来、保健分野(老人保健)と言われていた分野がどんどん
通常の老人福祉分野に鞍替えされてきています。これは、福祉と保健が
切り離されており、余り効果を上げていなかったのだけど、少しは、
上手くいくようになるかも知れないですね。