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Notes:
- 報告例でのミルク・アルカリ症候群におけるカルシウム服用量を示します。いずれも炭酸カルシウムを2〜18グラムと大量に内服されています。本症例においては服用したカルシウム製剤はグルコン酸カルシウムであり、カルシウム含有量は炭酸カルシウムの約4割と少量にもかかわらず著しい高カルシウム血症をきたしています。この要因としてはビタミンD製剤の同時内服により腸管での吸収が促進されたこと、ステロイドの内服、脳出血後遺症により臥床がちであったことで骨へのカルシウム吸収が抑制されていたことなどが考えられました。