第37回日展(2005) 特選  〜 日本画家 佐藤俊介 〜

capsule 170×230.5 p
capsule    2005年

人類の叡智と希望の結晶であるともいえる※宇宙カプセルと、現在三人目の子を宿して居る妻(府玻綾子)のお腹に、宇宙の神秘−私達が此の世に存在して居るという奇蹟−の様な共通点を感じました。

未知なる世界へ出る際は誰しもが様々な不安や問題を抱えますが、それを乗り越える人間の勇気ある姿は

とても美しく感じられます。

作品のカプセルは着地寸前のまだ宙に浮いた状態であり、同時にハッチが開き生還者を迎えようとしている。

※コスモアイル羽咋に展示されている、ソ連初期の有人飛行を担ったヴォストーク宇宙船のこと。

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