岩をテーマに心象的な造形美にによる無限の広がりや深さを追及している。能登の自然はイメージを創出する原点となっている。「じっと海や岩を見つめていると自然が語りかけてくる。自然との対話を続け、心の中で私的な世界を作りだしていくのが私の作風だ」と語り、能登の海岸のどこにどんな岩があるかがわかるほど歩いたという。 |
輪島では早くから匠美会(しょうびかい)という勉強会を発足させ、若手作家の育成に尽したのをはじめ昭和28年から同43年まで輪島市立輪島漆器研究所長を務め、漆パネルを考案、低迷に悩んでいた漆器業界に活気を与えるなど地場産業振興への貢献も著しい。 |