戦後日本画壇への挑戦
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対極主義と縄文土器例えば「意味のあるものと意味の無いもの」「ものをそのままの形で描いたものと、ピカソのように見た目とは違った形で表したもの」など、正反対のものや表し方が違うものを、1つの作品の中に表現すること。 上野の国立博物館で縄文土器を目にした太郎は、「こんな日本があったのか!」と体が震えるほど感動した。その激しく重なり合う線や力強さに、人間の根源のエネルギーを感じた。 川崎市岡本太郎美術館:生誕地、川崎市にある。 |
幻の壁画「明日の神話」のメッセージ2005年6月彼の「幻の壁画」と呼ばれる巨大作品が修復のため日本上陸。1968年、あの「太陽の塔」と並行して作られていた岡本太郎のもう一つの傑作「明日の神話」。完成することなくメキシコで行方不明になったこの壁画の数奇な運命。 人間がつくりだした核というものをモチーフにして、逆に「ひとりの人間」の力のすばらしさを見せたかったのかもしれない。 岡本太郎記念館:戦前から岡本一家が長く暮らし、戦後は50年近くにわたって岡本太郎の絵画や彫刻の創作の場であった自宅兼アトリエ。 | |
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