軒下 5 サス・ブレーキ関係
フロントフォーク 80年代の雑誌の広告で、当時新製品の某フォークスプリングのモニタープレゼントに当選。 応募には今後開発したら良さげな商品を提案する条件でしたが、「ボルトオンのフレーム強化キット」、「ファッション性重視 のボルト類」、「アマチュア用のリーズナブルな特殊工具」等々、我ながら預言めいていたと…ちょっと自慢。(笑) ただ肝心のスプリングは、自由長が長すぎるというか、トップボルトを組むのが大変な程で、バラす度に泣かされました。 (UASのエアバルブタイプにしてたので、尚更押さえ込むのが難しかったのもありますが…) 当然、かなり固い状態でしたが、地元高速の有名な段差コーナーを何事も無かったようにクリアした時はサスがかな(ばき) と思いました。 それにしても普段がちょっと…コーナーのきっかけとか…ねぇ。 モニター報告の用紙も付いてましたが、半年や一年じゃ判らんだろうと、結局十年以上。(メーカーさんゴメンなさい!) いつぞやZ乗りの友人は別メーカーのをチョイスしてましたが、それはそれで全く逆の特性で、難しいものです。
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プ
ロ グ レ ッ シ ブ |
キャリパー こちらには古くから「弁当忘れても傘忘れるな。」というコトワザがあり、 行きつけのバイク屋さんのツーリングなんぞ、雨天決行が半ば常識。 んが、ウェットで現行車との隊列走行は、かなり危険でした。(苦笑) それまでもイロイロ試しましたが、スポークに当たらないのとZ2用の サポートがあるのが決め手でパフォーマンスマシーンの同径4ポッド にグレードアップ。(92年頃) 派手なデザインに合わせて、ディスクも今風に?自分で穴開け加工。 ハーレー等に需要の多いキャリパーらしく、ステンレスディスクとの 相性は良好です。ブレーキホースは以前から使用していたアールズ を流用。ブレーキマスターは当時のZXR750用5/8インチ。店長さんが 気を利かせてZXR400用(14mm?)のアルミ地のレバー新品と交換 してくれました。 ミラーホルダーは友人M君が発見したカタナ400のクランプがぴったり。 (感謝!)
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PMキャリパーのサポートピッチは、厳密には コンマ数ミリ小さいものの、実際はブレンボや ロッキードの2ポッドとほぼ互換性があります。 キャリパーのOHにはインチ規格の工具が必要。
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【 補足&お返事メモ 更新日06/01/31一部文章修正 】 >キャリパー キャリパーとサポートプレートは正規代理店からの取り寄せでしたけど…最近は問題ないのかも分かりませんが、 二点ほど疑問ありでした。 その一つは、キャリパー本体の取り付け穴が3/8インチなのに付属のボルトとサポートプレートの ネジ穴がM10のミリサイズだった為、当然、キャリパーの穴が小さくてボルトが通りませんでした。(?) これの対処としてボール盤のチャックに噛ませた3/8インチのパイプをキャリパーに通して穴のセンターを計り、パイプをドリルに 換えて10ミリに拡大する必要がありました。(素人の苦肉の策ですが…) もう一点は、付属のボルトが全ネジであった事。これではブレーキの応力を受け止めるどころか危険ですのでこちらで用意した 長めのステンキャップスクリューの半ネジボルトのネジを切ってないシャフト部分から切断して、ネジ穴に必要な長さだけネジを 切り直して自作する必要がありました。(私にはかなり余計な手間とコストでしたっす…) この点、後のページに記述しましたモリワキフォーク交換の際に取り寄せたモリワキ製のサポートプレートに付属のボルトは 流石に問題がないどころか肉抜きなども施された逸品でした。 >ピッチ 私の記憶が正しければですが、ロッキードやブレンボの2ポッドとPMのピッチの差は0.3ミリだったと思います。 事実上、ロッキード等との共用品として、公差の内?とみているパーツメーカーさんもあるようですので上記のように記述しました。 これについては購入したサポートも社外品の社外品だった可能性もあり、上記の通し穴加工の際にスライド型の万力を利用して 補正して対処しました。結果的に後のモリワキ製への交換作業は(互換性の確認は別として)スムーズでしたが…(苦笑)。 ただし、こういったボルトや取り付け部分の僅かな遊びもブレーキの鳴き(共鳴)に関係している可能性もあるかと思います。 >鳴き 鳴きは10年(とは言っても距離はたいした事がありませんけど…)使用して殆んど鳴いた事がありません。 ホイールの装着時に誤ってセンターが微妙にずれた際、駐車場などでバックさせた時に少しだけ鳴いた事があるぐらいです。
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フロントフォーク 其の弐 不思議な事に(笑)、ステム交換によってフォークの動きもほんの少し良くなった気が… 前方荷重が増して固めだったフォークスプリングとのバランスがとれた?と、思いきや、 どうやら、ノーマルのステムが微妙に捻じれを起こしてた事が後になって判明。(ばき) ともかくコーナーリングが以前より楽しくなったりで、フロントフォークの改善に尚更興味 が…丁度その頃、モリワキカヤバの新型36パイがリリースされ、しばらく購入するか 悩んでいたのですが、昔と同じく一時的な生産に終わるかも?という噂を聞いたりで、 思い切ってというか、慌てて注文に走りました。(^_^;) 当初、購入を迷った一番の問題点は、アクスルシャフトのクランプ部分がZ2系で言う処 のFX750(D2)以降の幅広タイプになっている事でして、更にスポークホイールのZの 方がフロントハブの幅(内部ベアリングの間隔)が僅かながら広いという、本来ならば 利点と言えなくもない?のですが、これは買ってから考える事にしてしまいました。(笑) 結局、アクスルシャフト・カラー類・スピードメーターギア等をFX用で購入し、カラーの長さ とギアの切りかき部分を削り合わせるだけで、なんとか装着できました。シャフト以外は ノーマルパーツを削った方が簡単かもしれませんが、たしか絶版の部品を含みます。 それともう一つの問題はキャリパーサポートでして、ロッキード等の2ポッド用がモリワキ から発売されていたものの、この時はまだPMとの互換性に自信がなく、いろいろと問い 合わせたり簡易CADで図面を引かされたりしたものの、先に同じフォークを買ったFX乗り の友人のおかげで諸々の問題を確認できたという始末でした。(H君に感謝!) ダストブーツは専用品かもですが、オイルシールはセミエアのZ750GPあたり…かな?
インプレッション 勿論、全てワタクシの主観によるものですが…(^^ゞ 装着当初、今時のバイクのような、跨っただけでス〜と沈む動作に違和感さえ感じました けど、これが本来の姿かなと走ってみると、いくらなんでも柔らか過ぎるような? (それまでが固すぎだったのに慣れてしまっていた?)オイルは10と15を1対1で使用。 保安部品が無くてライダーがもうちょい軽いなら判りませんが(笑)、ブレーキングで簡単 にフルボトムしてしまいました。 それ以外は乗り心地も快適で、バネ下が軽くなったよう な錯覚さえ覚えましたが… しばし考えた末に、とりあえず内部パーツを外してみると、 さほどプリロードも掛かっていない結構な長さのカラーと意外と短めなスプリングが出て きました。更にプリを掛けてもフルボトムには効果が無いでしょうし、どうにもスプリングの 固さを上げるしかないという事で、これまで使っていたプログレッシブ・サスを入れてみる と、ノーマルフォークでは思いきりはみ出す長さの物が、こちらでは丁度良く収まって、 そこへ任意の短い自作カラーを入れて現在は使用しています。(モリワキカヤバは全体 の長さも2コンマ数センチ長く、平面トップブリッジの上下オフセット分もクリアできます。) とにかく作動性は良好なので、コーナーの安定感が更に高まりましたし、個人的には 何でもいい?と思ってたタイヤにも少し拘ってみたくなったような…(笑)
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インナーチューブとボトムケースの 嵌合長が長い程、作動性が良く 剛性や耐久性も稼げるという事で、 各Z純正の36パイも後期型になると ボトムケース等が長くなってます。
一応、友人の現行車と並走して速度を 確認しただけですが、ギア比はノーマ ルと同じだと思います。
※訂正 FX用のケーブルでOKでした。 記憶が…(^_^;) |
【 補足&お返事メモ 更新日06/05/17 】 >タイヤ 「何でもいい」と言うのは語弊があったかもしれません。フレーム補強にせよ、ステムの変更にせよ、 20数年の間に凄く進化したタイヤが原因ではと思えるぐらい関係してますし、乗り方まで随分と変わったかも? そういう意味での「何でもイイ!」なんですけどね。銘柄によっての違いも勿論ですけど…(笑)
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延長レバー リアブレーキのフローティング化に伴い、ドラムブレーキのレバーを 切断&鋼材溶接で延長し、同じくバックステップ側のリンク部分も 自作してレバーを上下逆に取り付けています。(from90年代中頃) 上下逆でもブレーキシューの動作自体は同じです。 フローティング云々は別に述べますが、レバーを延長した効果として バックステップとのレバー比の関係で効きが甘くなった場合の 補正になりますし、あるいは入力のストロークが長くなる分、 立ちの強いドラムブレーキの割りにコントロールしやすくなりました。 この点はストロークを短く&初期作動は甘い方が使いやすく考える 人もおられるでしょうし、自分でも意外と難しい気がしてステップ側の 自作部分のリンク位置でレバー比を変更できるようにしてあります。 (実験中?)
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