SD.KFZ.184 Ferdinand

German Tank Destroyer

重駆逐戦車 フェルディナンド (TRUMPETER 1/72)

製作/2004年春

 

 

  

別ページのエレファント(ドラゴン 1/72)と同時進行で作りました。

先ずは作りながら調べた実車の解説です。(やってみたかったんです〜♪) 

でも、いろんな記事の寄せ集めですので、とばして最後だけ読んで下さって結構です。(^^ゞ

 

「重駆逐戦車フェルディナンド(エレファント)について」

フェルディナンド・ポルシェ博士が開発した新機軸を以って新型戦車、後のタイガー1型の採用に臨んだ

ポルシェ社だったが、あえなく試験審査でヘンシェル社に敗れ、見切り生産で不要となりつつあった多数

の部品を用い、今度はタイガー以上に強力な主砲と装甲を持った固定砲塔の駆逐戦車を発案・生産する

に至った。 「エンジンで発電しつつモーターで駆動する」という、現代のハイブリッド・カーにも似た独特

の構造は省エネの為などではなく、当時の故障しやすく操縦にも熟練が必要だったミッションやクラッチ

に相当する部分をモーターシステムに置き換えた画期的な設計になる筈だったが、過酷な地形の戦場

において、過負荷時の不調が最後まで問題となり、特に積雪期の稼働率は最悪だったとも言われる。

また本車の発電機およびモーターには大量の銅が必要とされ、元々銅の産出量が少ないドイツでは、この

「特殊な車両」の実用化に際してすら、博士に大きな信頼をよせるヒトラー総統の英断という名の後押しが

必要だったとも言われ、この点でも困難な戦局における貴重な戦略物資としての費用対効果の程こそが

言わずもがなであった。(ただし、試作ながら同様の機関は後の超重戦車マウスに再度採用され、実在の

戦車で最大級の重量にも拘らず、実用的な走行性能を示したとされる点は博士の面目躍如ともいえる。)

それでも本車の登場時の前線に当ってはグデーリアン将軍の期待も大だったとみえ、以前より部隊間に

兵器の取得権問題があった処をも解決する為、本車の担当に選ばれた精鋭突撃砲部隊を兵科の異なる

駆逐戦車部隊として半ば強引に改編させたほどであった。(これに関して対戦車自走砲や突撃砲は既存

の車両があったものの、純粋な駆逐戦車の実用化自体、実は本車がドイツ軍最初である点も興味深い。)

「フェルディナンド」は90両が東部戦線にて奮闘した後に一旦回収され、その時点で残った約半数が戦訓

による機銃装備等の改修を受け「エレファント」として生まれ変わり、30数両が東部戦線に戻り、残りの

10数両がイタリア戦線へ向かう。いずれにせよ本車の重装甲と長砲身型88ミリ砲、そして優秀な搭乗員

は伊達ではなく、対戦車防御戦においてならば、多大な戦果を残したとも伝えられている。

(嗚呼…いや、こういう文章も難しいですね。ちゃんちゃん!)  06/01一部訂正

 

御覧の通りの素組みですけど、なんとか完成できたみたいです。ロープ類は疲れたのでパスです。(笑)

それにしてもこのキット…細かいパーツやエッチングとかの分、雰囲気もまずまずでしょうけど、完成まで

の手間を考えると、私程度の者は素組みと呼びたくない気がします。(苦)

 

(^^ゞ

 

 

 

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