KING-TIGER  PORSCHE TYPE

Changed Transparently, by Garamo.

重戦車 キングタイガー ポルシェ砲塔型

(NITTO-FUJIMI 1/76)

製作/2003年〜2004年1月

 

子供時代にハマっていた頃、日東というメーカーがありまして…いや、プラモ通の皆さんなら御存知で

しょうけど、あのメーカーって、本当に遊び心がありましたよね。繋げられるジオラマ台に戦場イラストの

背景の板も付いてたり…ま〜私なんかはトラウマ的に作り難いとかキャタピラの長さが足りないなんて

事もありましたけど。(笑) でね、M3トラックや三突あたりは記憶にあるし、作ったらしいんですけど、

キングタイガー君は覚えに無いんですよ。 長期引退してた間のリリース?…か、物忘れですね。(笑)

それが今ではフジミに移管され、同社にキングタイガーが三種類ですか。呉越同舟じゃないでしょうけど、

いや、立派な姿勢だと思います。ええ。他を認める事は遊びの極意ですしね。(なんか違うかも…) 

当時の内部再現キットもシャーマンとかで覚えてましたけど、初めてこのキットを買ってみて驚きました。

フジミによってプラキャタまで添えられたんですか? いや御立派! こんなのが800円なんて偉い!

今更ながら、ミニスケの古参メーカーさん達のテイストを再認識させてもらいました。

 

 

博物館仕様みたいな?単純且つメリハリのありげな塗装にしました。

 

 

「お〜車長席だよ… 『指示に従い、撃て!』  『はい、カ〇パー大尉!』 」 とかなんとか独り言を

言いながら組んでいるうちに、ふつふつと、またお馬鹿なアイディアが沸いてきましてね。

トップの画像でお気づきでしょうけど、「これってスケルトンにしたら面白いかも?」なんですよ。

勿論、元から充分過ぎるほど面白いキットなんですけど、私のはウケ狙いでって事で…(笑) 

丁度しばらくして、家族と買い物中の某所でキャストクリアを発見しまして、も〜これは「お告げ」ですよ。

御覧の通りの模型自体がビギナーですけど、様々な素材が普通に入手できる昨今の環境にも驚いて

まして、先行してた別ページのフィギュア製作の真最中にて道具も散乱してた処でしたし、またさっそく

取り掛かったんですけど…いやはや、思いもよらず簡単ではなかったんですよ。これが。

 

当初はキットパーツをそのまま型取りすればと思えたのですが、考えてみれば、原型段階で他の部分と

合うよう修正しておかなければ、(着脱可能にはなりますが)後から隙間を埋める訳にもいかないですし、

他の細部の修正も裏表両面の成形を考慮しながらですし、更に透明度を稼ぐ為には原型全体に光沢が

必要ですし(ポルシェ型といえどコーティングはパス)、注型作業に到っては、当然ながらクリアーだけに

一切の気泡も御法度ですよね。原液が湿気を吸って透明度が落ちる発見もありましたし、薄い部分の

注型の難しさもあったりで、つまりは加圧がど〜たら負圧があ〜たらの世界ですから、注型器具の自作

にまで到ったというか、我ながら意地になりまして(苦笑)…大変でしたが、こういう経験は今後も活かせ

そうな気がします。まだまだ研究中?につき詳しくはいずれですが、器具の自作については、バイク趣味

等の関係で、基本的な電動工具やベビコンを持っていたのが救いでした。

 

途中、ラジエターと燃料タンクも雰囲気程度にスクラッチしたものの(オーバースケールでしたけど)、これ

もなんとか出来たと思った頃に購入したドラゴンのパンサーを見たら、なんだか良い感じのパーツが…

そんなもんですね。(笑) ま〜スケルトンと言っても、カットモデルや分解モデルよりは内壁の器材とか

端折っていい筈だし、塗装とかも苦手な私向きだし(爆)…こういうのもありかもですよね。(自信なし)

もっと腕があればと自分でも思いますが、素晴らしいキットの力を借りて、なんと言うか、子供の頃の悪戯

みたいな工作のオヤジ・バージョンとしてなら、充分に楽しめたと思います。

 

 

(^^ゞ   

 

 

「クリスタル・タイガー」って呼んで♪(ばき)

 

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