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こだわりの本屋『白山書店』
「白山書店」案内
住所 金沢市弥生2丁目5ー1(泉2丁目バス停近く)
電話 076−244−4017 ファックス 076−241−8726
営業時間 午後2時・・・・午後8時まで(定休日は月曜日)
(営業時間外も電話・ファックス・メールでご用件をうかがいます)
所在図は白山書店公式サイトで
インターネット書店での直接検索・発注はで当店を指定して
伊勢・松阪市で開催された勉強会に行ってきました
第24回全国民主書店研修交流会アピール全文(2002年9月10〜11日)
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昨年の研修交流会の初日、ちょうど1年前のきょう九月十一日に、アメリカでの同時多発テロが起き、全世界に衝撃を与えました。アメリカはテロリストへの報復としてアフガニスタンへの空爆をおこない、罪のない多くの人々がその犠牲となっています。ブッシュ政権は、こうした軍事的制裁をさらにエスカレートさせ、国連憲章や国際法を無視して、「悪の枢軸国」と決めつけたイラクに対して先制的に攻撃することを公言し、核兵器の一方的な使用さえ辞さないとする緊迫した事態がいま進行しつつあります。しかし「テロへの報復」には同調したヨーロッパや中東諸国からも、アメリカのこうした覇権主義に対しては厳しい批判の声が集中し、アメリカの勝手放題な振るまいを許さない国際的な世論のひろがりも大きくなりつつあります。 昨年の今ごろは異常とも思える「小泉旋風」が吹き荒れていました。しかし、一年経ったいまはどうでしょう。大企業のリストラはすすみ、企業倒産、失業者の増大、所得や消費は減少し、長引く不況の出口は見えず、介護保険や医療費の負担増など、これまでもこれからも国民に痛みを強いることばかりです。その一方で、税金を食い物にした鈴木宗男衆議院議員や内閣官房・外務省の機密費の不正流用など、この間の「政治とカネ」の問題は、政・官・業の利権・腐敗構造を浮き彫りにしています。また、最近の日本ハムや東京電力など、国民の暮らしを脅かす大企業の不祥事にしても、行政の怠慢が指摘されています。 小泉政権が熱心なのは悪法の成立をはかることです。前国会では継続審議となりましたが、アメリカの戦争に協力し、自衛隊の海外での武力行使と国民の強制動員に道を開く、有事三法案を秋の国会では成立させようとしています。憲法違反のこのような危険な法律を私たちは絶対に許すわけには行きません。法案の中身をもっと多くの人に知らせるためにも、関連する書籍の普及に力を注ぎましょう。 「自民党を変える」と言って一時は国民の高支持率を獲得した小泉首相ですが、その正体は、行き詰まった旧来の自民党政治を、さらに強引に推し進めるものでしかないことがはっきりしてきました。つい先日、長野県議会で不信任された田中康夫知事が、県民の圧倒的多数の支持で再選されたことに象徴されるように、地方のあちこちで、住民が今までのしがらみにとらわれず、利権あさりの候補者に見切りをつけた選挙結果が出ていることに私たちは注目したいと思います。この新しい流れは遠からず国政にもおよぶに違いありません。 この一年間、私たち民主書店をとりまく状況は厳しさを増しています。人文・社会科学書専門の取次店=鈴木書店の倒産は、業界に影響を及ぼしただけでなく、社会的にも大きな関心を呼びました。昨年の秋から今年にかけて、長年ともに歩んできた仲間の書店も残念ながら相次いで廃業、倒産を余儀なくされています。深刻な不況が影響していることは当然です。しかし、私たちが売るべき本は、私たちの知恵と力を尽くさないと売れないことも事実です。待っていればお客が買いに来てくれる時代もありましたが、民主書店活動の原点は、いつも国民の民主的な要求を実現する運動とともにありました。。打って出て広範な人々と結びつきを広め、一人でも多くの読者、購入者を獲得することが私たちの共通した使命であることは今日も変わりません。 私たちは、民主的良書の普及を通じて国政革新の一翼を担っていることに誇りと確信をもっています。悪政に立ち向かい雇用と営業を守り、福祉を充実させ、平和で安心して暮らせる社会をめざすためには知を力としなければなりません。厳しい状況を自ら切り開く気概をもってこれからも粘り強く前進する決意を表明するとともに、今回の研修交流会に参加されなかった全国の仲間にいっそうの心からの連帯を呼びかけるものです。 二〇〇二年九月十一日 |
あの「ニューヨーク無差別テロ」のあった日に京都府亀岡市で民主書店研修交流集会が
第23回全国民主書店研修交流会アピール全文(2001年9月11〜12日)
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二十一世紀最初の全国民主書店研修交流会は、ここ京都府亀岡市で、昨年を上回る参加者で開催することができました。民主的な書籍を普及する活動は、戦前から風呂敷包みや自転車の荷台に積んで始められ、その伝統は戦後もさまざまな困難を乗り越えつつ、粘り強く今日まで引き継がれてきました。平和と社会進歩の運動に携わる多くの人々と結びつき、それらの運動の発展に少なからず貢献してきたことを、私たちは誇りに思っています。 |
2000年9月
全国民主書店研修交流会に出席してきました
9月15、16日の両日、全国民主書店連絡会による第22回全国民主書店研修交流会が静岡県伊東市で開かれ、白山書店を含む23書店13出版社の出席で行われました。
出席書店・出版社の報告討論の後「民主書店活動の初心を忘れず、いのちと暮らし・営業を守るたたかいと幅広く連帯し、国民の文化的要求を保障する再版制度維持を掲げ、新たな世紀に向け粘り強く前進しよう」アピールを採択しました。
「この不況のもとで、民主的書籍・良書普及の仕事も容易ではないが、この集会に来ると元気が出る、来年も参加したい」との声に同感しながらの研修交流会でした
アピール全文 |
民主書店活動の初心を忘れず、いのちと暮らし・営業を守るたたかいと幅広く連帯し、 |
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20周年記念パンフ[白山書店の20年] 良書普及の20年 橘 国夫誕生のころ 1984年9月弥生町への移転について
60年代後半から70年代にかけての、日本共産党をはじめとした革新勢力の前進に恐怖を感じた自民党・財界が仕掛けてきた戦後第二の反動期に、反共・反革新イデオロギーと退廃文化の氾濫がマスコミ・出版界を席巻していきました。 民主書店・民主書籍について
戦後民主書店運動の歴史は、戸板の上から始まりました。レッドパージで職場を追われた日本共産党員が,戸板にパンフレットや本をならべて売ったことから始まっています。 仲間とともに
白山書店誕生から20年の間に、年間平均三万冊、20年間で六十万冊の本を、たくさんの方々の協力のなかで普及することができました。 民主書店の仲間のこと
1977年には各地でそれぞれに活動していた全国の民主書店が集まり、「第一回全国民主書店交流研修会」が開かれ、86年第八回の金沢を含めて、97年の第十九回まで毎年開かれています。 家族のこと
白山書店は夫婦二人での小さな個人経営の書店ですが、誕生当事は保育園時と小学生、合計三人の子どもを抱えての出発でした。 白山書店が大切にしてきたこと
1986年の新聞『赤旗』に、当時の日本共産党出版局長である山下文男さんのつぎのような文章が掲載されました。
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私が学生生活を終えて金沢に舞い戻った十八年前からお世話になっているので、白山書店の二〇年とはほとんど重なっていることになります。
当時は、学生時代の仲間とも離れ、周囲に親しい友人もあまりいなかったので、学生時代、大学生協などで普通に目に触れていた本がみられなくなったのが、たいへん苦痛でした。
身近によい本を、と思っていたとき白山書店の存在を知り、以来、日曜日などには必ずといっていいほど、訪ねるようになりました。
そしていまでは、家族そろってお訪ねして本に親しむのが楽しみになっています。子どもたちの相手をしていただきながら、夫婦でゆっくり本を選んだりとか、時間のある時は和やかに会話もかわすことができるなど、十八年たったいまも、相変わらず私にとってありがたい存在です。
仕事に必要な専門書なども、白山書店で注文するように心がけていますが、これはかえってご迷惑かもしれませんね。
白山書店の火が絶えぬよう、ご夫婦で心を砕いてきた二〇年、本当にご苦労様でした。また末永く、よろしくお願いいたします。
今年の支部の教育研究集会にも、白山書店さんに教職員向けの図書コーナーを設置してもらいました。そこには、いつもたくさんの人が本を手にしています。
私は、「どんぐりの家」「新・君の手はささやいている」「おたんこナース」のマンガ本を買いました。
みなさんに好評の白山書店さんと石川県教職員組合の支部との出会いは、十五年ほど前です。私が、支部の教文部長をしている時です。
他の支部で教研集会に白山書店さんに来てもらっているところがあったので、「金沢から遠いですが、教研集会に図書コーナーを設置してもらえますか」とお願いしたところ、快く引き受けてもらえました。
子どもと教育を大切にする白山書店と支部なので、十五年も続いてきたのだろうと思います。今後もよろしくお願いします。
一九七四年、富山の企業に就職していた私が一〇年ぶりに金沢に戻ってきた。次男誕生のころで保育運動の高揚期でもあった。
保育運動のなかで橘氏と知り合い、話し合う機会がよくありました。当時は、民主書店と言えるものが金沢には存在していなかった。以前にはH書房が香林坊に存在していたが……。
保育運動に関する書籍の選択、購入に苦労し、民主書店が欲しいと思っていました。民主書店を開きたいと書店経営の構想を話し合い、橘氏をその気にさせた仲間の一人として、今大きな責任を感じています。
子どもに関する書籍を中心に民主教育、政治、経済を主に準備していたように記憶している。
私も子どもが小さいときで毎月定期的に発行される絵本や雑誌を購入して応援することにし、今日まで専用の書店として大いに助言と本の選考にと力を尽くしてもらい、大いに感謝しています。
民主的諸団体間では、医療課題や運動課題では理解し合えても、経営状態がそうした諸課題の制約因子になっているという点での理解は少ないように思える。同様に、白山書店の存在意義は誰しも認めることではあるが、それを支えているのが、橘さん一家の、低賃金の中でも踏ん張っているおかげであるという点での理解は、どの程度あるのであろうか。
民主的な人々には、民医連を利用していただくことが、民医連を働くものの立場からの批判的貢献に限らず、経営を支えるように、積極的に白山書店を利用することが、民主的書物の存在にとって重要な貢献であることを考えてみる必要がある。
巷ではマルエン全集が絶版になり、新「メガ」の進行も途絶えているときく。日本の民主勢力が、新しい日本を創造する客観的可能性のある現在、一人でも多くの人が古典の遺産を学習する必要があるのではないか。マルクスとエンゲルスがしたように。
白山書店で見つけた「私のベスト3」
真田是ほか 「時代を切り拓く『民主経営』〜社会福祉からの問題提起〜」(かもがわ出版)・藤田暁男ら訳
「市場と政治の間で 〜スウェーデン協同組合論〜」(晃洋書房)・「マルエン全集検索CD−ROM」(大月書店)
このような表題をカミサンに見られると、また、「少しは片づけて」という視線を浴びることになるかもしれません。
私が白山書店に初めて行ったのは、大学一年か二年だったと思います。
大学から寮に帰る途中にあったので、ちょくちょく通ってサイフを空にしました。井尻正二氏の本を、手あたりしだい買って読んだものです。
そのうち、橘さんと話をするのも楽しみの一つになり、「結婚するとお金が要って本を買えなくなるから、今のうちに買ったほうがいいよ」と言われて『マルクス・エンゲルス伝記アルバム』を大枚はたいて買ったり、「もうすぐ絶版になっちゃうから買えなくなるよ」と『マルエン全集』を注文したりもしました。
最近は、橘さんが本を配達しに来るのが、一週間のなかで一番待ち遠しいことです。
私の読書は、ジャンル関係なしのムチャクチャ派で、月曜日は『赤旗』読書欄で「あっ、これは面白そう。これもいいな」と数冊選んで、FAXで白山書店に注文するのが日課です。時たま注文したことを忘れて、「あれっ、なんでこんな本が?」なんてこともあります。おかげで、狭いわが家にいくつも本の大山ができています。
一〇周年の記念パーティーの時、結婚したばかりのカミサンと一緒に橘さんに花束をおわたししたことを覚えています。
あれから、はや一〇年。これからもよろしくお願いします。白山書店が三〇周年を迎える頃、本で二階の床がぬけていないか心配です。
白山書店で見つけた「私のベスト3」
「伝記アルバム マルクス=エンゲルスとその時代」(大月書店)・
井尻正二 「井尻正二選集1〜10」(大月書店)・
太田愛人 「大地のカレンダー」(大月書店)
かれこれ十七年前、白菊町の狭い狭い店舗に「社会福祉問題研究」という雑誌を買いに出かけたのが、白山書店との出会いでした。
狭い店内に、学者先生の書斎の様に本が積まれているものの、これはどうみても「商品」という扱いは受けていないなと思いつつ、石川県内の他書店ではなかなか手に入らない、社会福祉、哲学などの本が幅をきかせている店内は、非常に頼もしく感じました。しかし、売れ筋の本がほとんど置かれていない頑固さに敬意を表しつつも、いつまでもつのか不安になったのも事実でした。
それから店舗は、中央通りを経て、現在の弥生まで、広さは軽く三倍になりました。しかし、店内は昔と変わらず教育書・児童書が中心というのは変わらないものの、社会科学系統の本が減ってきているのは需要の変化を感じさせられ、少し寂しい感慨も。
それにしても、いつも驚かされるのは橘さんの書籍知識の広さです。お固い専門書から小説・娯楽書の類いまで、こちらの質問に「反射」するかのようにすぐ答えが返ってくる。
そして、勧められるままノ本を買う。そういえば、「いかがですか」とか「読んでみませんか」といった一般的な勧め方ではなく、こちらから言われる前に「注文しとくね」という勧め方が多かったように思います。
おかげで、買いすぎて「青く」なることはあっても、買わないで後悔したことはありません。しかも、私は金払いの悪い「客」としてトップクラスにランクされているにもかかわらずです。
これからも経営的には厳しい日々が続くと思いますが、政治革新を「文化」という最も深いところから支える活動の担い手として、頑張っていかれることを願ってやみません。
白山書店で見つけた「私のベスト3」
柳田謙十郎 「労働と人間」(学習の友社)・この本の感想を柳田先生にお出ししたことがきっかけとなり実質的に半年余りの短い間でしたが、柳田先生から直接ご指導いただくきっかけとなりました。そういう意味で私にとって「人生の宝」というべき書です。
むのたけじ 詞集「たいまつ」・・・・・(たいまつ社)・つかれた時に読む本としてあげるなら、まず、この本です。読みながら感動しあったり反論したりできる。まさに、「生きた本」といえると思います。
吉野源三郎 「きみたちはどう生きるか」(岩波書店)言うまでもなく、社会科学の古典であり、「科学的倫理学」という造語を作ってしまいたくなる名著です。性別・年齢に関わりなくプログラムする本を一冊選べといわれれば、躊躇することなくこの本を選びます。なお、マルクスの「資本論」の入門書としても、私の知るかぎり、最もわかりやすい本といえると思います。
白山書店が二〇周年なんて、「もうそんなに経ったの!」とビックリしています。
スタートした頃は増泉の小さなお店で、兄や姉と一緒にお店番をしていたことを、よく覚えています。「十一ぴきのねこ」や「ねずみくん」シリーズの絵本が大好きで、お店に行くたびに読んでいましたね。
白山書店には、娘としても、民青同盟員としても、たくさんの本を薦めてもらったり、取りよせてもらったりと、お世話になりっぱなしです。特にこどもが生まれてからは、すてきな絵本をたくさん買いました。
おとなが読んでも、こどもが見てもウキウキする絵本を、こどもにたっぷり見てほしいし、私が大好きだった同じ本を、こどもが好きになってくれたら、とってもうれしいですね。
とりあえず、うちのこどもが絵本大好きになるまで、白山書店は今までどおり、すてきな絵本をたくさん見せてください。
最後になってしまったけど、二〇周年おめでとう。ごくろう様でした。これからもよろしくお願いします。
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