この度は、私の個展「思巡」にお越しいただき、誠にありがとうございました。
個展「思巡」のテーマは、挨拶の詩「深い海の色について」にありますように反戦・世界平和であります。
悲惨な争い事のニュースを見聞きする度に、
私なりに心を痛めて、キャンバスにその思いを描いたつもりです
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父の祈り |
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今はないその家族が幸せだった頃の家。
戦いで親子が離散し、いつの日か再会を果たす願いの家。
また、題名「父の祈り」の絵は、私の父の戦争の想いを描きました。
父は軍人として終戦を千島でむかえました。
陸軍大尉として、シベリアに七年間抑留の後帰国し、
大学卒業後、母と結ばれ、私と妹と弟を育ててくれました。
穏やかでやさしかった父。
多くの友人、同僚達が帰国の夢叶わず散っていった父の胸中は、
幸せながらいつも虚無の風が流れていた事でしょう。
今後も私は忘れない為に、絵を描きたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。 |
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2007年8月
塁環境計画事務所
主宰 土谷 敦 |
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主は国々の争いを裁き
多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない。
ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。
(イザヤ書二章 四〜五節) |
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