Vairocana Buddha
法華経から華厳経、密教へと発展してきたわけであるが、その理由は華厳経の冒頭に見られるフィクション性すなわち毘盧遮那仏の眉間から光線が出るなどの表現。また、説法の場所が変わるなど法華経の模倣が随所に見られる。さすがに空中浮遊はサル真似になるので、お釈迦様が地に足のついた状態で上昇する。

出典:マンガ原始仏典・ブッダの教え 
イラスト:https://buddha.pink/other/158/ 



密教とは、

基本的には華厳経の毘盧遮那仏すなわちヴァイローチャナブッダを本尊とする仏教で、華厳経は法華経から密教に以降する前段階といえる。密教では大乗仏教で出現した膨大な数の架空仏を、全て取り込むにはどうすればよいのか?そのための最も効率の良い方法が、曼荼羅、真言、印、種字であり、経典読誦を基本的には行わなくなった事である。しかしながら、後代に密教化した般若経典は読誦を行う。また護摩祈祷を行い、供養儀軌、曼荼羅に基づいての修行法、祈願を重視するようになる。曼荼羅は最初、砂に文字を書いていた。また金剛乗と名乗り、大乗を上回る教えとした。しかし実質的には法華経の一乗をライバル視したと思われる。さらに華厳経では毘盧遮那仏は沈黙の仏と言われ説法できなかった(宇宙の真理そのものであるため)が、法華経に登場する普賢菩薩と同一の金剛乗菩薩(こんごうさった)がお釈迦様とのアクセスをお手伝いする。大日経になって沈黙を破り初めて毘盧遮那仏すなわち大日如来が金剛乗菩薩(こんごうさった)に向かって説法するようになる。しかしながらそれを聞いていた者は誰かという矛盾を解消するため、南天竺の鉄塔で龍樹菩薩が経典を授かったという設定になっている。このように密教は、法華経を超えるんだという強い意思から生まれたといえる。

オウム真理教では、
小乗(ヒナヤーナ)、大乗(マハーヤーナ)、秘密真言乗(タントラヤーナ)、金剛乗(ヴァジラヤーナ)の四段階と、
さらに上位の秘密真言金剛乗(タントラヴァジラヤーナ)に区別された。


別に密教をディスっているわけではない。
麻原の教義は実に立派なものであり、心臓外科の権威である方まで、取り込まれた。

密教はその後チベットでさらに進化を成し遂げ卑猥な物まで取り込むことになる。
チベット密教では何と本尊がヴァイローチャナブッダから金剛乗菩薩(こんごうさった)に変わっている。
日本の空海上人も密教化した般若経典である理趣経十七段(略本)を持ち帰っているが、これもかなり卑猥である。
それだけでなく危険な内容である。筆者としては卑猥なのは構わんが(笑)
最澄さんが懇願した理趣釈経(理趣経の解説本)の貸し出しを、空海上人はものすごく長い文章で断っている。

yahoo知恵袋から・・・

Q:空海などの真言密教の教えというのは、仏陀の教えのどういった面を受け継いだものなのか、教えて下さい。

A:全然受け継いでいません。毘盧遮那仏というのは、創作仏であり、法華経の捏造物である教主釈尊を超えようとしてつくられた沈黙仏だった。しかし大日如来経でしゃべるようになった。それを聞いていたのは普賢菩薩である金剛乗菩薩だが人間ではない。だから南インドの鉄塔で龍樹菩薩がお経を授かったという事になっております。仏教が度重なる更新を繰り返し、最終的には生殖行為と殺人を肯定するという結論が出ました。モンゴルの大王フビライはこれの信者でした。面白いですね。