アイテムの効果と使用

D2におけるアイテムの効果と使用の方法についてです。

目次


アイテムの表記


表記−1   魔法の発動について(表現の理解法、英語版)
表記−2   毒ダメージの表記
表記−3   鎧の防御力強化(Enhanced Defense)の計算
表記−4   スキルチャージ系の効果があるアイテムの必要レベル
表記−5   AffixとModの違い
表記−6   日本語版と英語版のルーン表記の不整合
表記−7   ルーンワード発動アイテムの必要レベル
表記−8   シッガーズ・ステルス(Siggard's Stealth)
表記−9   Damage +XXと表記されたダメージ
表記−10  発動率がある付加効果
表記−11  +XX%○○ダメージ表記の適用


アイテムの効果
特殊な効果は、公式ではここで説明されています。


効果−1   傭兵に対するスキル上昇の効果
効果−2   AutoModsとは
効果−3   古いバージョンのセットアイテムと新しいセットアイテムでパーシャルボーナスの適用
効果−4   ターゲットの防御力を無視(Ignore Target Defense)はどのような効果か
効果−5   致命打(Deadly Strike)は重なるか
効果−6   凍結効果(Freezes Target)の発動確率と効果時間
効果−7   ライフ吸いやマナ吸い はどの値の%分を吸収しているのか
効果−8   天界(Ethereal)のアイテム
効果−9   相手を遅くする効果
効果−10  火炎スキル(Fire Skill)のボーナス
効果−11  致命打(Deadly Strike)と壊滅打(Crushing Blow)の同時適用
効果−12  凍結無効(Cannot Be Frozen)が効かない効果
効果−13  上等な(Superior)の効果
効果−14  ゴールドを追加入手(Extra Gold)の効果
効果−15  傷を開く(Open Wounds)の効果
効果−16  壊滅打(Crushing Blow)の効果
効果−17  毒物の効果時間とその低減(Poison Length Reduced by xx)の効果
効果−18  +XX% Damage to Undead(Demons)の効果
効果−19  必要ステータス-xx%(Requirements -xx%)の効果
効果−20  盲目効果(Hit Blinds Target)の効き方
効果−21  凍傷効果の短縮
効果−22  リターンド(Reanimate As: Returned)の効果
効果−23  殺したモンスターを成仏させる(Slain Monsters Rest in Peace)の効果
効果−24  ディリリアム(Delerium)の効果
効果−25  特定クラスのみではない個別スキルボーナス
効果−26  ポーションの回復量
効果−27  ライフ・マナの回復効果とその速度
効果−28  耐性低下の適用範囲
効果−29  最小ダメージ追加の特殊な利用方法
効果−30  チャージされているスキルの効果を強化する
効果−31  回復阻止(Prevent Monster Heal)について


アイテムの使用方法


使用−1   傭兵のMF(Getting Magic Item)
使用−2   ゲット(トレハン)装備とは
使用−3   投げ武器の数と修理
使用−4   矢に関わる合成の小技
使用−5   アイテムを手に持ってセーブ
使用−6   ブースト装備とは
使用−7   キャスティング・ディレイがあるスキルの条件発動
使用−8   オーラのアイテムによる重複発動
使用−9   条件発動効果の複数発動
使用−10  スワップと発動効果の関係


アイテム関係のその他


その他−1   キャラクターの外見について
その他−2   アイテム移動の方法
その他−3   1.08パッチ産アイテムの性能表記
その他−4   ホラドリックキューブから速攻でアイテムを出す
その他−5   Dupe Itemとは
その他−6   オーブ・メイスの扱い
その他−7   アイテムを置いた場所
その他−8   ルーンワードと修理費
その他−9   地面のアイテムが消えるまでの時間
その他−10  ユニークアイテムをベースアップしたときのグラフィック
その他−11  ルーンを使う修理
その他−12  お金を持てる量
その他−13  複数部位で発動可能なルーンワードの効果
その他−14  外見に特別な影響があるセットアイテム


アイテムの表記


表記−1   魔法の発動について(表現の理解法、英語版)

「攻撃した時に発動する」というもの(空振りでOK)  →  on attack
「攻撃を受けた時に発動する」というもの  →  when struck
「攻撃があたった時に発動する」もの  →  on striking
「on striking」は間接攻撃でも発動しますが、「on attack」は直接攻撃のみです。
また「on striking」は発動するとき、基本的に当たった敵を対象にしますが、その他は自分を中心に発動します。(1.09、質問3779)


表記−2   毒ダメージの表記

アイテム1個に毒効果が二つ付くと、そのアイテムの毒持続時間は合計になります。1.09までは255フレームが最大値でしたが、1.10では単純に合計値です。
表記されるダメージは(秒間ダメージの和)×時間です(注:正しくは(フレーム間ダメージの和)×持続フレーム、小数点以下は最後に切り捨て)。
例えばスモールチャームの最大の毒ダメージは、伝染病(175PD/6sec)+炭疽(50PD/6sec)の時ですから、

175/6=29.1666・・・≒29.2
50/6=8.333・・・≒8.4
(29.2+8.4)*12=451.2≒451

で451ダメージ12秒間になります。(1.09、質問3699)


表記−3   鎧の防御力強化(Enhanced Defense)の計算

防御力強化(Enhanced Defense、ED)がつく場合、防御力(DEF)の算出方法は、(BaseDefense(BaseDEF)の最高値+1)*(ED+100)%です。例えばベースアイテム(白物)でも上等な(Superior)でEDが付く場合には、BaseDEFは最高値(に+1)で計算されます。
DEFにプラスだけがつくものは、EDがないのでBaseDEFは変動します。
ルーンを埋めるなどしてED%が変化した場合は、BaseDEFに対しての修正がかかります。BaseDEFそのものは変化しませんし、+Defenseの分はED%の修正対象になりません。+DEFの効果があるアイテムの時は計算に注意が必要です。(1.09、質問4528)


表記−4   スキルチャージ系の効果があるアイテムの必要レベル

そのスキルを使えないクラスのキャラクターが持った場合には必要レベルが上がります。(1.09


表記−5   AffixとModの違い

Affixはこのサイトでは修飾辞(修飾詞)と書いていることが多いですが、効果が付く時の名前ととって頂くといいです。AffixはPrefix(接頭辞)とSuffix(接尾辞)の総称でもあります。Modは効果そのものを指しています。一例をあげれば「王者の(King's)」の場合

 Affix:King’s
 Mod:AR+121〜150、ED81%〜100%

となります。この場合、Modが二つ付いていることになります。逆に感電の(Shocking)と大嵐(of Storms)が付いた武器は、Affixが二つなのにModはLightning Damageの1つだけになります。
Diablo2のシステム的には、アイテムについて考える時はAffixで、戦闘時の効果を考えるならModで判断する必要があります。(1.09


表記−6   日本語版と英語版のルーン表記の不整合

1.10パッチ適用に伴い、日本語版では「Shael」「Io」「Jah」の各ルーンが「シャエ」「ポー」「ジョー」ルーンと表記されます。
1.08当時の英語表記が「Shae」「Po」「Jo」であり、これに日本語が適合していたのですが、1.09での英語表記変更についていけなかったため発生している不整合です。(質問3138、初心者1521)


表記−7   ルーンワード発動アイテムの必要レベル

ルーンワードを発動したアイテムの装備に必要なレベルは「ベースになるアイテムの必要レベル」と「使用するルーンの必要レベル」のうちで最も高いものになります。(質問3369)


表記−8   シッガーズ・ステルス(Siggard's Stealth)

1.10になる前に出現していたノスフェラトゥズ・コイル(Nosferatu's Coil)は、1.10パッチを適用するとシッガーズ・ステルスに改称させられます。1.10で出現させたヴァンパイアファング・ベルト(Vampirefang Belt)のユニークはノスフェラトゥズ・コイルになります。性能はほぼ同じですが、シッガーズ・ステルスはライフ吸い5%固定に対し、ノスフェラトゥズ・コイルは5−7%の可変になります。(質問3610)


表記−9   Damage +XXと表記されたダメージ

このダメージはスマイトや蹴りに乗ると検証されています。そしてこのダメージは表記されないだけで、武器のダメージに追加されて以降の計算に反映されていると検証されています。従ってスキルやステータス、EDなどの修正もすべて反映されているようです。特にもとのダメージの小さい武器や攻撃(上記スマイトなど)に適用することで大きなベースダメージを手にできます。(質問3812、5777、戦略1051)


表記−10  発動率がある付加効果

致命打(Deadly Strike)や壊滅打のような、魔法発動系ではない付加効果の発動率は基本的に合算して判定されます。その結果が100%を超えている場合は、必ずその効果が発揮されるようになります。(質問5232)


表記−11  +XX%○○ダメージ表記の適用

各種効果の増強として”+20% Fire damage”のような表記がパッチで増えていますが、これはソーサレスでいうマスタリーの修正と等価であるとして計算されます。(質問3691)


アイテムの効果


効果−1   傭兵に対するスキル上昇の効果

傭兵のスキルは、全スキル(All Skill)上昇のみで上昇します。対応するクラスのスキルアップやタブスキル上昇は効果がありません。これは1.10からの変更点です。(1.09、質問3279、初心者1788)


効果−2   AutoModsとは

必ず自動的につく効果のことです。

・ネクロの専用盾の場合は、必ず「毒ダメージ」が付きます
・パラディンの専用盾なら、「全耐性」か、「+攻撃値・+ダメージ」が付きます
・ソーサレスのオーブには「+マナ」か、「+ライフ」が付きます
・アマゾンの専用槍(投槍含む)には必ず「+ジャベリンとスピアのスキル」が付きます
・アマゾンの専用弓には、必ず「+弓と石弓のスキル」が付きます

ノーマルでも、マジックでも、レアでも付いています。
AutoModは、ルーンワードでは消えませんが、合成を行う(Imbueも同様)と設定し直されてしまいます。
アサシンの爪や杖類などに付く個別スキル上昇の効果も、必ず付くわけではありませんがAutoModsと同じものとして扱われます(両者は一応別のものです)。(1.09、質問3596)


効果−3   古いバージョンのセットアイテムと新しいセットアイテムでパーシャルボーナスの適用

パーシャルセットボーナスには2種類あって、

1.セットのうち任意の2個、3個揃えた時にセットとして付くもの
2.2個または3個以上そろった時に、特定の装備に付くもの

があります。
古いバージョンのアイテムが効果を発揮しないのは2.の方です。
サイゴンセットを例にとると

・セットボーナスの10%LifeStolenは1.のボーナスなので、コンバート品でも付きます。
・籠手のIASは2.のボーナスなので、小手が1.08産でないと付きません。

この時、他の部位のセットは旧バージョン品でもOKです。
こういったことは1.06→1.08のときのノーマルセット、1.09→1.10のときの一部セットで起こります。(1.09


効果−4   ターゲットの防御力を無視(Ignore Target Defense)はどのような効果か

防御値を無効にするということは、防御による回避率が0%になることです。実際はブロック率が設定されている敵はブロックするので少し下がります。ユニークモンスターやボス、そしてプレイヤーには無効です。具体的にはターゲットの防御力を無視する(ITD)武器で殴った場合は、以下の式でDRを0として計算します。

命中率 = 100 x AR / (AR + DR) x 2 x ALVL / (ALVL + DLVL)
ALVL:攻撃側のレベル
DLVL:防御側のレベル
AR:攻撃値(Attack Rating)
DR:防御力(Defense Rating、Damage Reduceではないので注意)

ITDが0の場合は、命中率 = 200 x ALVL / (ALVL + DLVL)と書き換わります。DR=0でも95%命中(命中率の最大値は95%)になるわけではありません。これはレベルによる回避率修正があるからです。これが「防御による回避率が0%」の意味です。(1.09


効果−5   致命打(Deadly Strike)は重なるか

致命打(Deadly Strike、DS)15%とDS25%のアイテムを装備していたとすると確率は加算になります(この例なら40%)。重複発動して4倍になるということはありません。(1.09


効果−6   凍結効果(Freezes Target)の発動確率と効果時間

凍結効果は相手を凍結させて動けなくする効果です。ただし、ユニークモンスターなどには凍傷効果(相手が遅くなる)として作用します。凍結の確率は、キャラクター(攻撃側)のLv=AL、敵(防御側)のLv=DL、凍結確率=Zとして、式は以下のようになります。

Z=50+(AL+(B×4)−DL)×5

Bはアイテムによる凍結ボーナスでディフォルトでは1です。同レベルでアイテムのボーナスがないと、70%が凍結確率になります。遠隔攻撃武器を使っていると、ALは-6された上に、最後にZが3で割られます。凍結時間は下の式で算出します。

 freeze length(frame) = (chance - roll) * 2 + 25 frames

つまり25+Z×2(フレーム、frame)です。最高でも250フレーム(10秒)で、ナイトメアで半分、ヘルで1/4になります。
Chamルーンはボーナスが+3になります。(1.09、質問3564)


効果−7   ライフ吸いやマナ吸い はどの値の%分を吸収しているのか

自分が最終的に敵に与えた物理ダメージの%分を吸います。オーバーキルの分はダメージとして与えていないので、吸い取りが効きません。属性ダメージからは吸い取れません。
この吸い取り効果は攻撃対象によって修正を受けます。これは個別のモンスターで異なった設定がされています(設定はこちらの各モンスターのDrain Effectiveness を参照、0だと吸えない)。これに伴う現象として、1%(或いは修正の結果1%未満になるもの)の吸い取り効果は切り捨てられてしまって意味がない場合があります。(1.09、質問3423、初心者1741)


効果−8   天界(Ethereal)のアイテム

天界のアイテムは修理できない(本数を補充できない)のですが、ほかにも武器のダメージや防具の防御力が(アイテムのベースと魔法効果以外に)上がるって1.5倍になる、普通の画面でも実際に透けて見える(武器や盾など見える部位のみ)、必要な筋力と敏捷性が通常のものに比べて単純に10ずつ低い、イシリアルをベースに鉄ゴーレムを作ると透けた鉄ゴーレムが作れたりする、といった効果があります。武器のダメージ上昇(Enhanced Damage)は、Etherialで上昇したダメージをBaseにするので、通常より効果が高くなります。アサシンの靴のダメージ(蹴り)はダメージ修正を受けることはありません。
修理できない特徴から「もともと壊れないアイテム」はEtherialになりません。セットアイテムも天界とは関係ないのでEtherialになりません。(1.09、質問5338)


効果−9   相手を遅くする効果

相手の行動速度を表記の分遅くする効果です。移動以外にも攻撃速度も低下します。効果は加算されますが、持続時間は延びません(上限75%、持続30秒のようです)。別のSlow効果があるキャラクターが攻撃すると、Slowは上書き(強いほうが残るわけではない)されます。
対人戦(PvP)では50%までの効果しか発揮されないように制限されています。以前のスロウバグは解消したようです。
アイテムに付いている効果は、敵に物理攻撃を当てた際に発動します。物理属性の魔法では発動しません。
このSlowという効果は、冷気、ホーリー・フリーズ(Holy Freeze)、ディクレピファイ(Decrepify)のいずれとも重複することができます。(1.09、オープン1372、初心者2425、質問4341、4344、4523、4750、戦略317、新質問104)


効果−10  火炎スキル(Fire Skill)のボーナス

ソーサレスのみとなっていなければ、他のクラスの「火」に関わるスキルに効果があります。ネクロマンサーのFire Golemは例外的に効果がありません。(1.09


効果−11  致命打(Deadly Strike)と壊滅打(Crushing Blow)の同時適用

この二つは同時に発動します。先に致命打が適用されてダメージを与えたあとで、判定の最後に壊滅打の効果が出ます。(1.09


効果−12  凍結無効(Cannot Be Frozen)が効かない効果

パラディンや敵が使うホーリー・フリーズ(Holy Freeze)には効きません(凍傷になったように見えます)。また、敵の速度低下(Slow Target)の効果も防げません。(1.09


効果−13  上等な(Superior)の効果

攻撃値は最大+3。ダメージは最大+15%。防御値は最大+15%。耐久値は最大+15%です。(1.09


効果−14  ゴールドを追加入手(Extra Gold)の効果

ゴールドの出る確率は変化しません。得られるゴールドの計算は

 BaseGold (LV × 1) 〜 {(LV *×6) - 1} (Lv:モンスターのレベル)

に固定倍率(モンスターによる。ヘルのユニークなら8倍)を掛けたものを通常として

 取得Gold = 通常Gold× {(100 + ExGold) / 100}

となります。端数は切り捨て。BaseGoldというもののことを除けば、この計算はアイテムの表記通りの効果です。
傭兵はマジックアイテムと同様に、本人と傭兵の値を合計して考えればよいです。
ただし理由は不明ですが、傭兵が倒しても適用されないことがあるようです。(1.09


効果−15  傷を開く(Open Wounds)の効果

Open Woundsは、物理ダメージでも属性ダメージでもマジック属性ダメージでもない、独自のダメージです。
Open Woundsの公式は、以下のようになっています。

Clvl=1-15: (9*Clvl+31)/256×25
Clvl=16-30: (18*Clvl-104)/256×25
Clvl=31-45: (27*Clvl-374)/256×25
Clvl=46-60: (36*Clvl-779)/256×25
Clvl=61-99: (45*Clvl-1319)/256×25
(Clvlは仕掛ける側のキャラクターレベル) (Open Woundsは8秒間持続する。式は1秒間で与える合計ダメージ)

Open WoundsのPvP補正は1/4です。チャンピオン・ユニークモンスターなどに対しては1/2に補正されます。
Open Woundsの軽減手段は、現在のところ見つかっていません。反対に、ロウワー・レジストなどがかかっていても、Open Woundsのダメージが増加することはありません。
DIABLORでの検証によると、ライフが100%の状態でなければ、物理無効(PI)にもダメージを与えられるという結果が出ています。(1.09、戦略310、質問4532)


効果−16  壊滅打(Crushing Blow)の効果

壊滅打(Crushing Blow)は物理攻撃時にのみ有効です。複数のアイテムにこの効果が付いている場合は、致命打(Deadly Strike)同様足し算で確率を計算します。重複発動はしません。
実際の効果は攻撃でのダメージを適用後、残りライフを下記の分だけ減少させます。これは物理ダメージになります。先に通常の攻撃ダメージが適用されるので、壊滅打でとどめは刺せません。

 近接攻撃:
  普通の敵・・・・・・・・・・・・・・・・1/4
  ユニークやチャンピオン、アクトボス・・・1/8
  対人、対傭兵・・・・・・・・・・・・・・1/10
 遠隔攻撃・・・・・・・・・・・・・・・・・1/16

例えばヘルの敵なら、デフォルトで物理レジスト50%を持っているので、物理レジスト50%をもつ通常の敵に遠隔攻撃がHitした時には、

 Crushing Blowで与えるダメージ=(残りライフ) × 1/16(上記) *×1/2(物理レジスト50%)

で残りライフの1/32となります。
壊滅打のダメージは物理レジストの影響を受けるため、アンプリファイ・ダメージ(Amplify Damage)のような効果は有効な場合がありますが、レジストをマイナスまでは引き下げません。従って物理レジストがない敵には増強効果なしとなります。
多人数プレイの場合は、1ppl(1人プレイ)のときのライフを基準にダメージが計算されるため、効果が減少します。例えば8人のときは4.5倍のライフを持つので残りライフの1/4.5の数値を基準にダメージ計算されます。(1.09、質問3308、3850)


効果−17  毒物の効果時間とその低減(Poison Length Reduced by xx)の効果

毒の効果はナイトメアで50%、ヘルで100%のペナルティがあります。
毒物の効果時間を低減(Poison Length Reduced by xx、PLR)は毒の持続時間を短くします。実際に%に相当するだけ短くなります。その結果、レジストと同様の効果が(累計のダメージに対して)あります。
レジストと同じく上限 75% で ヘルなら -100% のペナルティがありますから、175%まで有効に機能します。
モンスターは毒の効果時間中、ライフの自然回復が起こらなくなります(スキルなどでの回復は有効になります)。これは秒間のダメージの大きさには関係がありません。(1.09、初心者2609)


効果−18  +XX% Damage to Undead(Demons)の効果

これは1.08では「武器についている強化ダメージ(ED%)と等価」です。1.09以降では「スキルや防具のED%と等価」で、1.09以降弱体化しています。(1.09


効果−19  必要ステータス-xx%(Requirements -xx%)の効果

武器や防具などの装備に必要とされる筋力や敏捷性がxx%下がります。効果が付いているアイテムのみの必要筋力、必要敏捷性を下げる効果です。(1.09


効果−20  盲目効果(Hit Blinds Target)の効き方

発動確率は以下の式に従います。

 Chance(%)=50+{(攻撃者のレベル)+ボーナス×4−(敵のレベル)}×5

ボーナスは通常1です。遠隔攻撃の場合は、確率は1/3になります。Sur runeが二つなどという場合には、加算します。ルーンワード「サイレンス(Silence)」は33です。発動するディム・ヴィジョン(Dim Vision)のレベルは、(Chance-Roll)/5+1で、最大でも20となります。(1.09


効果−21  凍傷効果の短縮

凍結効果時間半減(Half Freeze Duration)は、凍傷の時間を半分に減らします。効果は重なりません。
また、冷気耐性(Cold Resist)によっても減少され、減少幅はダメージと同様に計算されます(レジ75%なら1/4に減少)。
両方の減少は重複します。(1.09


効果−22  リターンド(Reanimate As: Returned)の効果

リバイブ(Revive)に近いと考えて問題ないですが、いくらかの点で異なります。テレポートやポータルでの移動にはついてきません。しかしながら、町の中までは入ってきます。(質問3251)


効果−23  殺したモンスターを成仏させる(Slain Monsters Rest in Peace)の効果

この効果が発揮されていると、以下のような状態になります。

・グラフィックはリデンプション(Redemption)と同じ
・物理ダメージで止めを刺した敵全てとその他の魔法など(自身で攻撃するもの)に適用
・いかなる手段でも蘇らない(フォールン・フレイヤー系、グレーター・マミー系、リアニメイテッド・ホード系))
・レイズ・スケルトン、リバイブなどが効かない
・コープス・エクスプロージョン(Corpse Explosion)に使えない
・リデンプションが効かない
・ファインド・アイテムで掘れない
・リガージテイター系に食べられない

死体を利用する全ての効果が使用できなくなります。死体がなくなると考えると正しく理解できます。
この効果は死んだ後のことであるので、ユニークの火炎効果・冷気効果や自爆系効果を防げるわけではありません。(質問3287、4076)


効果−24  ディリリアム(Delerium)の効果

同名のルーンワードに付いているこの効果は、アンデッド・フレイヤー系のモンスターの姿に変身します。スキルが使えなくなり、遠隔攻撃もできなくなります。持続時間は1分です。
傭兵が使用すると、スキルの使用は可能です。(質問3317)


効果−25  特定クラスのみではない個別スキルボーナス

アイテムの個別スキルの上昇効果で、特定クラスに限定されないもの(〜onlyなどの表記がないもの)があります。
このような効果は、全スキルへのボーナスで修正を受けます。このほか、シナジーなどがある場合やマスタリーなどの修正を受け得る状況であれば、それらのボーナスは得ることができます。
本来使うことができるクラスが装備する場合、仮にボーナス値が+4以上であっても、+3と表記されて実際にも+3だけのボーナスになります。実際のアイテムの効果が変わるわけではないので、他のクラスが持つと本来のボーナス値になります。(質問3417、4813、5236)


効果−26  ポーションの回復量

回復量はクラスによって決められた数値が適用されます。この回復の際に、一定の確率でより多く(2倍)回復できる可能性があります。
ヒーリング(いずれも)の場合、

バイタリティー(Vitality)が200未満: Vit / 4 (%)
200以上:100 - (10000 / Vit) (%)

マナの場合は、バイタリティーをエナジー(Energy)と読み替えると同じです。(質問4020)


効果−27  ライフ・マナの回復効果とその速度

ライフを徐々に回復(+Replenish Life)とマナを回復させる(Regenerate Mana)については、公式サイトのここで説明されています。マナはアイテムの効果がない場合、120秒で0から最大値まで回復するようになっています。従って数値的な回復量はマナの最大値が高くなるほど大きくなります。
日本語の解説と計算はこちらにあります。(初心者2396)


効果−28  耐性低下の適用範囲

グリフォンズ・アイ(Griffon's Eye)のような耐性を低下させる効果は、装備者本人の攻撃(タイプは問わず)についてのみ有効です。従ってパーティのみならず、召喚生物やアサシンの罠、ヒュドラ(Hydra)もこの恩恵は受けられません。(質問4451、4519)


効果−29  最小ダメージ追加の特殊な利用方法

最小ダメージ追加は、その結果として最終の武器ダメージが最小値>最大値という状態を招いたときに、最大値を(最小値+1)に底上げします。(質問4910)


効果−30  チャージされているスキルの効果を強化する

アイテムに使用回数が決められてチャージされているスキルは、スキルレベルへのボーナス修正を一切得ることができません(個別スキル・スキルタブ・クラス・全クラスとも)。こうしたスキルはシナジーによるボーナス、マスタリー系の効果、アイテムによる強化によってのみ、その効果を高めることができます。(質問5236)


効果−31  回復阻止(Prevent Monster Heal)について

この効果は、一度モンスターに与えるとすべてのダメージに対して回復を阻止します。
また、傭兵に持たせた場合は効果を発しません。
もしも敵がスキルなどによって回復を行う場合は、回復阻止はそれを妨げることができません。(初心者2609)


アイテムの使用方法


使用−1   傭兵のMF(Getting Magic Item)

傭兵が敵を倒した場合、自分のMF+傭兵のMFが有効になります。傭兵のMFは、自分が倒した場合には効果がありません。(1.09


使用−2   ゲット(トレハン)装備とは

アイテムに付加する効果の一つである、マジックアイテムの入手確率上昇(Better Chance Getting Magic Item)の数字を追及した装備。Get MagicやMagic Findと呼び、英語ではMFと略す事が多いです。こういった装備をトレハン(トレジャー・ハンティング)装備とも言い、アイテムを探して戦闘を繰り返すことを「トレハンする」と言ったりします。Get Magicを高めることで、レアアイテム・セットアイテム・ユニークアイテム等の出現率が高まるので、レジストやライフの増強などを捨ててもGet Magicの数値を優先する人もいます。(1.09


使用−3   投げ武器の数と修理

投げ武器は、魔法のもの(マジック、レア、ユニーク)でない場合、数がゼロになると消滅します。
魔法のものは、ゼロからでも修理が出来ます。当然、Etherealは修理できません。(1.09


使用−4   矢に関わる合成の小技

以下のレシピです。合成ですが、実戦的な使用法といえます。
 Arrow+スタッカブルアイテム(何でも)=Bolt
 Bolt+スタッカブルアイテム(何でも)=Arrow
 Arrow+Bolt=Bolt
スタッカブルアイテムは本でも鍵でも投げPOTでもなんでもOKです。スタッカブルアイテムとなっていますが、結構他のものでも同じ合成ができます。このため、大事なアイテムを失う可能性があるので注意を要します。(1.09


使用−5   アイテムを手に持ってセーブ

手に物を持った状態でセーブすると、次回に始めたときにも手に持っています。インベントリーが一杯でも関係ありません。(1.09


使用−6   ブースト装備とは

基本的には、「スキルをアイテムで底上げすること」をブーストと称し、これを達成するための装備をブースト装備と言います。ただし、ブーストの本来的な意味から能力値などを上げることもブーストと言います。例えば「STRを15ブーストして189にすれば、コロッサス・ブレイド(ColossusBlade)が使える」などと言います。
ブースト装備は、死んだときにはなくなった状態になる、必要能力値などが足りないときにブースト装備をすると死亡時のアイテム撒きの原因になる、などの弊害がありますが、頼るのが普通でしょう。(1.09


使用−7   キャスティング・ディレイがあるスキルの条件発動

キャスティング・ディレイ(詠唱時の遅滞)が発生するスキルが条件によってアイテムから発動する場合(攻撃時や被弾時など)、本来そのスキルを使ったときのようにキャスティング・ディレイが適用され、スキルの使用が制限されます。(オープン1372)


使用−8   オーラのアイテムによる重複発動

通常オーラはひとつしか発動できませんが、オーラを発動するアイテムを使っている場合は両方が発動した状態になります。これは傭兵でも同様です。ただし傭兵は一度ゲーム内で死ぬと復活させた後に魔法効果が正しく適用されない現象から、復活後はアイテムのオーラが有効になりません。
この場合はアイテムを装備し直すことでオーラが復活します。ゲームが変わった場合も戻ります。
通常、同じオーラが存在して重複する場合、レベルが高い方の効果のみ有効になります。この原則は本人・傭兵・アイテムのいずれにおいても、1キャラで発動していても通用します。ただし例外がひとつあり、1キャラでアイテムから同じオーラを二つ発動する(一部の上級ルーンワードは複数の部位で発動できるため、こうしたこともあり得る)場合、アイテムのオーラのレベルを足し合わせたものが発動するオーラのレベルになります。自分が使うオーラは加算できません。(質問3116、6100)


使用−9   条件発動効果の複数発動

攻撃時や被弾時といった条件による発動効果は、どれかひとつとは限らず重複して発動することがありえます。ただし、呪いの中には重複してかからないルールが適用されるものがあり、その時はルールに従ってひとつの効果のみが発動します。(質問3164、3177)


使用−10  スワップと発動効果の関係

スワップが可能な状態で表側の装備と裏側の装備で発動する効果が異なる場合、飛び道具・魔法などで表側の状態で攻撃した場合でも、効果が発動するときに裏側に変更していると、裏側の効果が発動します。
例えば命中時に呪いの効果を発動するアイテムを裏側に持ち、表側の飛び道具にスワップすると、命中時には呪いの効果を発動することができます。ただし、表側の効果は適用されなくなります。(質問3972)


アイテム関係のその他


その他−1   キャラクターの外見について

武器、鎧、盾、兜(頭)は、装備によってキャラクターの外見が変化します。また、その装備の魔法効果によって色がつき、それも反映されます。この組み合わせは膨大なので、ここでは詳しく触れません。
http://kanazawa.cool.ne.jp/daihuku999/d2fashion/
こちらで、かなりのことがわかります。
色について限定すると、色はインベントリー内と外観で設定が分かれていて、それぞれ別であることもあります(同じ・同系統であることが多いですが)。こちらに掲載されていたデータを転記しておきます。(1.09、戦略459)


その他−2   アイテム移動の方法

アイテムを自分のキャラクターから自分のキャラクターに移動させる時は、ゲームを維持しておかなくてはいけません。

レルムでは、ゲームは作成後5分間誰かが残っていると、その後誰もいなくなっても5分間程度ゲームは消滅しません。一瞬でも入りなおすと、また誰もいなくなった時点から5分ほど維持されます。これを利用すれば一人でアイテム移動ができます。
また逆に、非常に短時間のうちに「ゲーム作成>離脱>再度入る」を行うと、やはりゲームは維持されています。この方法でアイテムを移動することも可能ですが、慣れとラグのない環境が確実に行うためには必要です。
1.10からは連続してゲームに出入りすると、バトルネットから落とされてしまい、グローバルIPが変化するか時間が経過するまでログオンできなくなります。これを回避する方法としては、ゲームから出た後で一度バトルネットからログオフし、再度ログオンするようにするとよいそうです。

オープンでは、協力者がいないと不可能です。レルムと違ってゲームは個人のPC上で作成され、ホストのPCに接続することにより行います。そのため、ホストの人がゲームをやめた瞬間にゲームは消えてしまいます。これではレルムのように一人でアイテム移動ができないので、自由に使える放置ホストが使われています。
グローバルIPを公開したり、オープンバトルネット上のゲーム名/パスワードなどを告知したりして、アイテム移動専用のゲームを作ります。ホストの人が放置(ゲームやPCを離れている)していると言うことで、「放置ホスト」と呼んでいます。(1.09、初心者2437)


その他−3   1.08パッチ産アイテムの性能表記

08物のデータが載っているサイトは08時代のデータなのですが、パッチ1.09が出たときにUniqueの+1の修正というものが適用されました。そのときにすべてのED系UniqueとSETにはベースのMINDAMとMAXDAMに+1が施されました(Defenceも+1されています)。(1.09


その他−4   ホラドリックキューブから速攻でアイテムを出す

キューブをインベントリー(持ち物欄)から捨てましょう。中身は落ちずに持ち物となります。このとき、持ち物が一杯だと中身を地面に撒きます。(1.09


その他−5   Dupe Itemとは

DupeというのはDuplicationのことでアイテムをバグなどを利用して複製することです。
この結果得られたアイテム(Item)をDupe Itemと呼んでいます。(1.09


その他−6   オーブ・メイスの扱い

オーブは杖として扱われないと考えたほうが良いです。ルーンワード「リーフ(Leaf)」はオーブでは発動しません。
同様な例として、クラブやウォーハンマーはメイスとして扱われません。類似の武器でルーンワードを作成する方は注意を要します。このわかりやすい例は、ハート・オヴ・ジ・オーク(Heart of the Oak)のルーンワードがハンマー系で発動できないというものがあります。この場合、(ソケットの関係で杖以外に)フレイル系でのみ発動させることが可能です。(1.09、雑談6001、質問4807)


その他−7   アイテムを置いた場所

そのゲーム中は二度とアイテムが置けなくなります。ゴールドなどもダメです。ただしゴールドを置いた場所には、そのような制限はかかりません。(1.09


その他−8   ルーンワードと修理費

ルーンワードを発動した場合、修理費が通常よりも非常に高くなる場合があります。これは発動のベースに「上等な(Superior)」ものを使用している場合に起こります。スキル上昇が付くルーンワードでは顕著になります。
この場合でも耐久力が上昇しているものは、通常のように耐久度1ポイント当たりの修理費が多少安くなります。(1.09


その他−9   地面のアイテムが消えるまでの時間


アイテムが消える現象自体は以前からあり、その時間はアイテムの種類などに依存していました。
1.10パッチでの検証では、ゴールド以外は10〜15分程度で消滅しています。また以前との違いとして、近くにキャラクターがいても消える時間は変わりません。目の前で消えてしまうこともあります。(オープン1372)


その他−10  ユニークアイテムをベースアップしたときのグラフィック

ベースアップをしたユニークアイテムは、グラフィック的に変化したベースの元来のユニークアイテムの外観が使用されます。例えば断末魔の痙攣(Twitchthroe)の場合、以下のように

・断末魔の痙攣(緑)⇒アイアンベルト(緑)⇒グラディエイターズ・ベイン(緑)

と変化します。色はそのままです。
この例で言えば上位の時には胸当てのような絵が見られることになります。(オープン1402)


その他−11  ルーンを使う修理

それぞれ以下のレシピでキューブ合成すると、武器・防具を修復できます。

Ort Rune + Weapon = Fully Repaired Weapon
Ral Rune + Armor = Fully Repaired Armor
Ort Rune + Chipped Gem (any kind) + Weapon = Fully Repaired and Recharged Weapon
Ral Rune + Flawed Gem (any kind) + Armor = Fully Repaired and Recharged Armor

上記は修復のみ、下はチャージ回復もできるレシピです。(戦略270)


その他−12  お金を持てる量

キャラクターが持てるゴールド(Gold)の限界はレベル×10,000です。スタッシュの中にに保管できる限界は以下の通りです。

レベル.......ゴールド
1-9...........50,000
10-19......100,000
20-29......150,000
30...........200,000
31...........800,000
32-33......850,000
34-35......900,000
36-37......950,000
38-39...1,000,000
40-41...1,050,000
42-43...1,100,000
44-45...1,150,000
46-47...1,200,000
48-49...1,250,000
50-51...1,300,000
52-53...1,350,000
54-55...1,400,000
56-57...1,450,000
58-59...1,500,000
60-61...1,550,000
62-63...1,600,000
64-65...1,650,000
66-67...1,700,000
68-69...1,750,000
70-71...1,800,000
72-73...1,850,000
74-75...1,900,000
76-77...1,950,000
78-79...2,000,000
80-81...2,050,000
82-83...2,100,000
84-85...2,150,000
86-87...2,200,000
88-89...2,250,000
90-91...2,300,000
92-93...2,350,000
94-95...2,400,000
96-97...2,450,000
98-99...2,500,000(初心者2991)


その他−13  複数部位で発動可能なルーンワードの効果

ルーンワードの効果には、ルーンワード固有のもの以外に「使用したルーンの効果」があります。複数の部位(例えばSpiritの剣・盾のように)で発動可能なルーンワードでは、固有の効果は同じですが、ルーンの効果(例えばTal)は武器(毒ダメージ追加)と盾(毒耐性)で違ってきます。欲しい効果がいずれに由来するか、注意が必要です。(戦略1039)


その他−14  外見に特別な影響があるセットアイテム

バルカソスセット以外のクラス専用セットには、外見に変化があるというおまけが付いています。

トランオウルセット:デス・ロード系の姿になる
ナターリャセット:フェイドが発動する
その他:後光(光るオーラ)が付く

(新質問12778)

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