2002 World Econo Move in 筑波

2002年8月17日

メインストレート
World Econo Move (WEM)の第2戦が筑波サーキットで開催され、JAF電気・ソーラーカー部会からの視察ということで、初めて筑波サーキットへ行ってきました。WEMという競技は主催者から支給された蓄電池で2時間走行し、どれだけの距離を走行できるかを競う競技です。金沢から車で8時間かかりました。秋田県の大潟村への12時間からみれば近いものです。大会前日の17日17:00からコースの下見をすることができ、歩いて1周しました。写真ではわかりづらいのですが、1コーナーはかなり登りになっています。



2002年8月17日

ダンロップアーチ
35R先にあるダンロップアーチです。WEMの競技ではいかにモータの回転数を変化させずに、スピードを一定に保って走行するかが勝敗を左右するので、コーナーのコースどりはとても重要で、真剣に検討されます。



2002年8月17日

第2ヘアピンカーブ
25Rの第2ヘアピンカーブです。かなりのバンク角が付いているのがわかります。コーナーのイン側とアウト側ではかなりの高低差があり、どの当たりを走行するかも重要のようです。



2002年8月17日

サーキットの夕暮れ
本日もライセンス講習会などが開催され,日中はにぎわっていたのですが、夕闇が迫る頃には静寂を取り戻し、明日の熱い戦いを静かに待っているようでした。



2002年8月18日

朝のパドック
ピット数が少なく1ピットを数チームが使用することになっているのですが、晴れていたので、パドック内で車検準備が行われていました。今回は35台が出走しました。



2002年8月18日

ドライバーの体重測定
規則ではドライバーの体重は70kgと規定されており、70kgに満たないドライバーは不足分のウエイト(バラスト)を搭載しなければ行けないことになっています。



2002年8月18日

車検
競技に先立ち安全面を中心に、車検が行われます。車検を担当しておられるのはWEM普及にご尽力頂いている古河電池・東北支店の熊谷枝折氏です。翌週に行われる、第3戦の菅生サーキットの大会にも役員で行かれるそうで、ひょっとすると全戦(今年はシリーズ戦化されていて全5戦開催されます。)行かれるのではと思います。熊谷さんには脱帽です。
お身体にもお気をつけ下さい。



2002年8月18日

first step
総合優勝したアイシン精機のfirst stepチームの車両で、ステアリングをきると後輪も動いて舵をきる、3輪操舵システムを搭載し、旋回時の抵抗を減少させる働きをさせているようでした。このような何か他チームと異なる独自のアイデアを盛り込まないと総合優勝するのは難しくなってきているのかもしれません。
皆さん知恵を絞りましょう。



2002年8月18日

ホンダエンジニアリング-EVER
ホンダのマークが付いているとおり、ホンダエンジニアリングからのエントリーでとても綺麗なつくりの車両でした。終盤までKIT Golden Eagle 01と争っていましたが最後はスローダウンし、5位でした。



2002年8月18日

ヨイショット!ミツバ
モーターを使用した自動車部品メーカー(株)ミツバさんの社内チーム、ヨイショット!ミツバからエントリーのHyper USO 800 号です。WEMでも増えつつあるインホイルモータの製作・販売元でもあります。完璧な仕上がりと思われていたのですが、なんとスタートラインから動き出せず、修理後猛スピードで追い上げていたのですが、そのスピードにタイヤがついて行けずにバーストしてしまい、あっけない幕切れとなってしまいました。
ミツバさん次戦、菅生頑張ってください。



2002年8月18日

CGET


自動車雑誌「カーグラフィック」に製作記も載っていましたが、ソーラーカーでもおなじみの池上敦也氏が設計を担当した、CG 40 Average 号です。アメリカズカップのヨットなどの製作でも知られるGH CRAFT さんも協力され、シャシの製作はGH CRAFT で行われたそうです。







また、この車両は、WEM参加車両唯一のサスペンションを装備しています。リヤにはオートバイのモノクロスサスペンションのように車体内部にダンパーを装着し、リンクを介して衝撃を吸収しています。






フロントはピロボールの上下にウレタンブッシュを挟んで取り付け、このウレタンブッシュにて衝撃を吸収するように考えられています。競技が2時間の耐久レースであり、ドライバーには路面からの衝撃がかなりの負担になっているようです。ブッシュを使用した衝撃吸収装置であれば重量増にもならず、良い方法かもしれません。



2002年8月18日

紀北工業高等学校 生産技術部
昨年総合優勝している紀北工業高等学校からは中岡先生率いる「紀北 TECH EV」と藪下先生率いる「Spirit of 紀北」の2台がエントリーしていました。こちらは「Spirit of 紀北」号で女子生徒がドライバーを務めていました。怖い怖いと言いながらもジュニアクラス4位はよく頑張りました。「紀北 TECH EV」はジュニアクラス1位と2台とも入賞しました。さすが紀北工業高校ですね。中岡先生。藪下先生。



2002年8月18日

Team MAXSPEED
少々お付き合いのあるチームで、Team MAXSPEEDと言います。ご本人達は今年の金沢工業大学のソーラーカー、KIT Golden Eagleのカラーリングを模したと言われていました。ありがとうございます。
社会人チームでお忙しいとは思いますが、カラーリングだけではなく、Golden Eagleのようにもう少しよく走る車にしましょう。頑張って下さい。



2002年8月18日

Vingt-Cinq Racing
かぶたっく号といい、金沢工業大学・夢考房ソーラーカープロジェクトのOB 2名とOSU(大阪産業大学)のOB1名の3名で活動しています。WEMでは珍しい4輪車です。今回は総合9位でした。
石橋君、豊嶋君元気ですか。内海君一人で頑張っていましたよ。(お手伝いもいましたが)



2002年8月18日

金沢工業大学 夢考房
金沢工業大学 夢考房エコランプロジェクトのKIT Golden Eagle 01です。元々はエコランを主に活動していたのですが、昨年からWEMにも参加しています。昨年もこの大会では3位に入賞しており、今年は更に上位を狙っていたようですが、スピンなどもあり昨年同様、3位という結果でした。





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