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オーストラリア大陸を縦断するソーラーカーレースW.S.C.に参加した時の走行中の写真です。一般道を一般車とともにソーラーカーが走ります。日本では考えられないオーストラリアならではの光景です。動力源は太陽光のみですが平均時速70Km/h程度、最高速は120Km/hにも達します。 |
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東チモール紛争で多国籍軍の基地となったオーストラリア・ノーザンテリトリー州の州都ダーウィンがスタートとなりますが、フォスキーパビリオンという建物の中で車検が行われます。車両寸法、ソーラーパネルの面積、安全装備、蓄電池のチェックなどが行われます。 |
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車検の後、3連の大型ロードトレーンとすれ違い、風圧による安定性のチェックを受けます。またこの時最高速の計時がなされ、最高速の高い順に、翌日から始まるレースのスタート順が決まります。本学、金沢工業大学のソーラーカーKIT Golden Eagleは118.81Km/hを記録して、ポールポジションを獲得しました。 |
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10月17日8時、昨日のスタビリティーテストでの最高速の高い順に整列していっせいにスタートします。ダーウィンをKIT Golden Eagleはポールポジションからスタートし、STUART HIGHWAYを一路南下して3010Km先のアデレードを目指します。 |
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ソーラーカーの前後に先行車と指令車が付きます。その前約20Km前に道路状況や天候を知らせる先々行車がいます。また後方には予備部品や食料品などを積載したトラックとキャンプ時の調理用にキャンピングカーが同行しています。 |
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走行時間は8:00時〜17:00時と決められていて、17:00時になるとその場所で停車しキャンプします。しかし太陽が沈む19:00時頃までは太陽電池を太陽に向け、少しでも蓄電池に電気を蓄えるようにします。また、明日の走行に備えて点検・整備を行い、食事も自炊しながらレースを続けます。 |
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メディアストップとは見学者や報道関係のために、強制的に30分停車しなければいけない場所で、参加者もソーラーカーに手を触れることは出来ません。Katherine、Dunmarra、Tennant Creek、Alice Springs、Cadney Homestead、Glendambo,Port Augustaの7か所が設定されています。 |
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これは軽量なソーラーカーにとっては大敵の竜巻です。風を遮るものがないオーストラリア中央の砂漠地帯では、よく竜巻が発生するそうです。この時もレース中に我々の横をかすめて行きました。以前の大会ではこの竜巻によってソーラーカーが飛ばされたこともあるようです。 |
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ゴール間近のAdelaide市内入口です。'W.S.C.ではAdelaide市内でこのようなラッシュに合う事を想定して最終計測地点を市内入口に設け、後はゆっくりと市内ゴールに向かうようになっています。それにしても一般車の中に混じってソーラーカーが走っている姿は日本では考えられず、なにか異様な感じがします。 |
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南オーストラリア州の州都アデレード市内にある競馬場内がゴールライン。ここはかってF1グランプリが開催されていたコースの一部で、コントロールラインはF1グランプリの時と同一の場所です。6日目の午前11時30分にゴールしました。全行程3010kmを平均時速67.31Km/hで走った事になります。 |
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学生11名、教職員5名、委託トラック運転手1名の合計17名でオーストラリア大陸縦断、3010Kmを走破しました。 |
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この大会で金沢工業大学チームは初出場ながら総合5位、Silicon Silver Zinc Classで2位入賞を果たし、26日、19時30分からプレゼンテーションディナーの席上で表彰を受けました。 |
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試走中に見つけたエリマキトカゲです。町からちょっと外れると自然界の動物がたくさんいます。車の傍にいるのですが、なかなか立ち去りませんでした。 |
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これはAyrton Sennaの手形です。Adelaide市内のVictoria Park内にあります。ここは以前、フォーミュラ・ワンの南オーストラリアグランプリが開催されていたコースの一部で、この手形はコース脇にあります。W.S.C.'99はこの場所がゴールでした。もし行かれる事がありましたら探して見て下さい。 |
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先のAdelaide市内・Victoria Park内にあるAyrton Sennaの手形の上にあるプレートです。 |
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ソーラーカータイヤにとっては大敵のタイヤバーストの写真です。コースとして使用されるSTUART HIGHWAYは路面も粗く、路面のアスファルト上から敷き詰めた石が顔を出しています。そのためGRIDも含めて、タイヤにもとても過酷なレースとなっています。この写真はスタート前の試走で起きたもので,原因は特定できませんでしたが、路面の尖った石で切れたようです。幸いにもレース中には一度もタイヤバーストは発生しませんでした。IRC(井上ゴム)さんありがとうございました。
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これも憎くきソーラーカーの大敵、GRIDです。W.S.C.ではここを通過する衝撃に絶えられるサスペンションの性能が求められます。ちなみに凹凸も激しく、最大で30mmの段差があると言われていて、大会当初は事前に先行車が板などを引いてソーラーカーを通過させていたようですが、今ではそのまま通過しています。毎回少しずつ数が減少しているようですが、それでもコース上には100個所を超える数のGRIDがあります。 |
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おまけ W.S.C.'99事前視察 3連の大型ロードトレーン |
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この3連・大型ロードトレーンもソーラーカーにとっては大敵です。すれ違うとかなりの風圧があり、ソーラーカーにはこの風圧でもコントロールを乱されない、操縦安定性が求められます。このロードトレーンもかなりのスピードで走行しており、追い越す場合も長さが長く一苦労します。 |
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おまけ W.S.C.'99事前視察 OVER SIZE |
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これもまたまたソーラーカーにとっては大敵です。OVER SIZEといい、道路の両車線一杯を使って先導車とともに大きな荷物を運ぶトラックが稀にやってきます。この時は完全に道路から外れて路肩に停車し、やり過ごすより方法はありません。事前視察では2度遭遇しましたが、運良く大会中に合う事はありませんでした。それにしても家ごと引っ越すなんてさすがオーストラリアですね。 |
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