エビネの肥料
肥料
 肥料には有機肥料と化学肥料があります。
赤ボラなど非有機質の用土のみでエビネを栽培するときは、個形・液体を問わず有機肥
料を 使用しますが、花後と秋は有機肥料と科学肥料の併用かと思います。
有機肥料、化学肥料いずれにも個形肥料と液体肥料があり、個形肥料のみの方、液体
肥料 のみの方、個形肥料と液体肥料の併用の方がおられます。
肥料は、単に多く与えればよいというものではありませんので、根腐れなどを起こさないよ
うに注意して与えます。
 エビネは、山野草と同様に肥料の濃度を基準より薄くして与えます。
     
春先
 見た目には芽が動いておらなくても、地域によっては2月中ごろからエビネは活動している
と思います。
 2月初旬に固形又は液体の有機肥料を与えます。
 開花予想株に肥料を与えると花色が濁ったりすることもありますので、花茎が出てきたら
肥料は与えません。
   

 開花株は花後に有機肥料とともに葉を大きく元気に育てる科学肥料を与えますが、軟腐
病予防のため5月から7月にかけて個体肥料を一切使用せずに液体肥料のみの方もおら
れます。
    

花芽形成時期
 花芽の形成は7月から8月ですので、6月下旬頃から7月中旬頃にかけ開花促進用の液
肥を数回与えます。
   

 夏場は、肥料を与えません。


 暑さにもよりますが、9月初旬又は中旬からは有機肥料とともに花を多く咲かす科学肥料
を与えます。


 冬場は、エビネも冬眠しますので特に肥料を与える必要はありませんが、エビネの種類や
栽培地域、管理方法などによって異なりますので、与えるときは有機肥料を少量です。

活力剤
 活力剤は肥料ではありませんが、元気なエビネに育ってもらうために
    根が伸びる開花直後から梅雨時期
    夏バテする夏場
    植え替え時
に活力剤を与えると効果的のようです。