ぶらんのぷよぷよ談話5.0
「ずらして、横から。」

ぶろん:ちょっと、ぶらん君?
ぶらん:何ですか?
ぶろん:私は、最近、週1回くらいのペースで全日本ぷよ協会公認の大会に参加してるのだが、いつも本選1回戦で段位者かそれに近い人に当たって負けるんだ。君も9級の頃はそうだったのか?
ぶらん:私が9級だった頃…、今から3年ほど昔は、段級位、対戦レベルとも今よりは低かったですね。周りも、そして私自身も。だから、その頃と比べると、今は新規参入者の昇級は難しいでしょうね。
ぶろん:そうか。昔には戻れないんだよな。昔の経験を今に役立てることはできても。
ぶらん:そうですね。現状の上でいい方法を考えたいです。で、ぶろんさん、本選はどんな試合内容だったか覚えてますか?
ぶろん:ああ、覚えてるよ。よくあるパターンは、こっちが8連鎖分くらい積んだ所で相手の2連鎖くらいの攻撃が来て、発火点がふさがって、そこからダメダメ、って感じかな。
ぶらん:なるほど、おじゃまぷよですか。ぷよって、おじゃまがなかったら対戦じゃないですし、そろそろ言うべきだと思ってたんですよ。
ぶろん:そういえば、君はたまにおじゃまぷよを食らってから面白い復活を見せてくれるね。「掘り師」の異名もあるとか。
ぶらん:まあ「掘り師」にも上には上がいますよ(笑)。それより、ポイントはおじゃまぷよを食らってからだけでなく、食らう直前の形作りも結構重要なんですよ。
ぶろん:食らう直前? 別に普通に連鎖を組んでるけど…。
ぶらん:う〜ん。例えば高さ2段のおじゃまぷよが来るとします。1つも相殺できず食らうしかない場合、直前で1〜6列目を平らにしてしまったら、2段のおじゃまは平らに敷かれるので上から2回消さなきゃいけないですよね?
ぶろん:う〜ん。おじゃまぷよはどうも苦手だなぁ。とりあえずビデオ見る?
ぶらん:あ、実例の前にもう少しだけ。例えば直前に高さ3段の出っ張りを作れば、それの一番上は2段のおじゃまでも埋まらないです。そいつを使って、上からでなく横から色ぷよもおじゃまぷよも消す。平らに敷かれるはずのおじゃまぷよを凹凸でずらして、掘り返しやすい出っ張りを横からたたくんです。
ぶろん:ん〜?「ずらして、横から。」?
ぶらん: あ、そのフレーズ、いいですね。「、」のタイミングでおじゃまぷよ(笑)。ではビデオを見ましょうか。…、あ、これですね。
(大 2) (小)
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3・4列目に3段の段差を作って、2段のおじゃまぷよをもらい、出っ張った4列目の紫から積みを続けてますね。
ぶろん:出っ張りと言うよりはへこみかな。
ぶらん:まあ、広く言えば段差ですね。いわゆる「ダブルホーリーカウンター」は11段もの段差を作ってるわけですし。
ぶろん:で、こっちが8連鎖分くらい積んだ時にも段差を作らなきゃいけないのか?
ぶらん:まあ、その場合、一般には「食らう」以外に「相殺する」という手もありますね。でも、いつも8連鎖で相殺するよりは、たまには2連鎖で相殺したり、あえて食らってから反撃したりすると面白いと思いますよ。
ぶろん:なるほど。段差を作り、あえて食らい、反撃かぁ。何だか新鮮な感じだ。
ぶらん: まあ、「食らう」がいつも最善とは言えませんけどね。あ、もう一つの例、
(大 2) (小 3)


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(大 2) (小 3)


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「食らう」側の手持ちは高々4〜5連鎖分ほどですが、「ずらして横から。」の例にはいいと思いますよ。苦難を受け入れなければならない時はいつか必ず来ますから…。
ぶらんのぷよぷよ談話5.0
1999年3月13日発行
6.0「残り2つもある程度は…」