ぶらんのぷよぷよ談話2.5
「頭尾 色振り分け」

ぶろん:ちょっと、ぶらん君?
ぶらん:何ですか?
ぶろん:最近、ターン制ぷよとでも言うようなものをパソコンでするのだが、君もそれできたっけ?
ぶらん:いえ、今の私の環境であればプレイできないです。でもそれの噂なら時々聞きますよ。
ぶろん:私はたまに軽くプレイする程度だよ。あれとリアルタイム制のぷよの両立は難しいって聞くからね。
ぶらん:あれにはあれの楽しさがあるのでしょうね。そう言えば、ターン制ぷよの話を聞いて、ぷよをコンピュータ無しのボードゲームか何かで出来ないか、なんて考えたことがあります。
ぶろん:へえ。まあ難しいだろうな。コンピュータの計算に頼ってる部分がかなりあるし。
ぶらん:ひとまず問題は2つでしょうか。ひとつはツモるぷよの色。ひとつは得点・おじゃまぷよ算。それで、私は麻雀に近いシステムを想像してます。想像してるだけですが(苦笑)。
ぶろん:そういえばこんな言葉を聞いた気がするよ。ぷよと麻雀は切っても切れないって。
ぶらん:確かに、ぷよと麻雀の共通点も見つけやすいですね。特にツモに関する話あたりで。
ぶろん:すごく強いと噂の人との対戦で、ツモに恵まれて勝つこともあるし。あと、見た所ぐちゃぐちゃなフィールドの人が「ツモが悪い」って言うのに対し「はあ?」って思うこととか。
ぶらん:ある程度のレベルなら、バクチ的要素があるのかも知れませんね。例えば8分の1の確率で来るツモを期待していて、それが来たら非常に有利になるけど、来なかったら不利になるとか。
ぶろん:理想的には全てのツモが受け入れられるのが良いのだろうな。64分の63の確率で来るツモに対し「ツモ悪い」なんて、聞き苦しく感じるだけだよ。
ぶらん:そうですね。NEXT、NEXT2は見えてるけど、その先はどの色であってもいいように構えておきたいものです。
ぶろん:そうそう、たまに困ったことがあるんだよな。同色のゾロ目が連続で来たりとか、ある色が来て欲しいのに全然来ないとか。あの時ばかりはツモをうらみたくなるよ。
ぶらん:そういうツモの片寄りも、時と場所によるでしょうね。例えば連鎖尾で緑をたくさん待ってるのに連鎖の頭の方も緑で伸ばそうとするのは、一般には関心できないと思います。連鎖尾と頭で要求する色をうまく振り分けるのです。「頭尾 色振り分け」なんちゃって。
ぶろん:なるほど。そういえば君のプレイを見てると、連鎖の頭に持って行きそうな色を無理に連鎖尾にやったりしてるね。
ぶらん:あれは、連鎖尾に置けるのはこの色だけと決まってしまうからですね。「色を決定する」とか「色を固める」とか言ってます。
ぶろん:ふ〜ん。…そろそろ、例のビデオ見ないか? 実例があった方が説明しやすいだろ?
ぶらん:




















はい。そうしましょう。…まずはこれから。
ぶろん:だいぶ色が片寄ってるな。14個置いた時点で、緑赤紫は2〜3個なのに対し黄は7個もあるぞ。
ぶらん:そうですね。そしてその多い黄の使い方がこの状況でのポイントと言えるでしょうね。
ぶろん:この方法以外に黄を使う方法はないのか?
ぶらん:








(別手)
これ以外ですか。…左2列に置くのは無駄が多い気がしますし、…あ、黄を全てつなげてしまう方法もありますね。例えば(別手)のように。
ぶろん:なるほど。黄を2連鎖分にするか、1連鎖分にするか。大連鎖かつぶしかの選択と似てるかも。
ぶらん:確かに、(別手)の方は、そこから大連鎖にもっていくには苦労しそうですね。連鎖尾と頭の何気ない色選択が、組める連鎖の大きさを左右すると思うんですよ。
ぶろん:先左折り階段の大連鎖使いをたまに見かけるけど、そういう人ってこの色選択の話を知ってるのだろうか?
ぶらん:その人が先左折り階段しか使えないのなら、その折り返し部分の色選択しか知らないのかもしれませんね。しかもそういう人は速攻の3連鎖ダブルとかでよくご臨終なさる…。
ぶろん:本当にその色はそこに置いていいか? 実はそこがぷよぷよの奥深さなのかも知れないな。
ぶらん:





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確かにそんな気もしますね。…あともうひとつ、こちらも見て頂けます?
ぶろん:これは、いわゆる混戦状態ってやつかな?
ぶらん:こういう時こそ連鎖尾が大切だと思うんですよ。後ろにつなげると言っても、そう大差ないでしょう。
ぶろん:この場合は、下で3つつながってる黄を消せればいいのかな?
ぶらん:そうですね。あと、黄色の前は緑でしょう。この色をきちんと連鎖尾に置く、この1点が混戦状態でのポイントだと思ってます。
ぶろん:連鎖尾は「さいとーさん」や「逆階段」だけじゃないってことか。
ぶらんのぷよぷよ談話2.5
1999年5月16日発行
3.0「色高く、日光低く。」