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(C)2003
Somekawa & vafirs

金沢 BAR <主のひとり言>

当たるも八卦・当たらぬも八卦

最近同世代の夫婦の離婚をちょっと耳にする。 同世代というと、40代の後半から50代ということになるが、ちょうど子供からも手を離れ、やれやれと感じながら、ふと振り返ってみると!・・・?それと、もうこれで!・・・。 という、何やら“怪しい”思いが生まれるのかもしれない。
とにかくこれに言えることは、一見何も問題が無いように思われる夫婦の場合、妻の側から突然!、というケースが多いように思われるが、真意のほどは分らないのでこの辺でやめておこう。 (じゃあ書くな、という声が聞こえそうであるが)

さて我が家はどうかというと、結婚22年目に入った。 今のところ実に安泰、平和、仲の良い夫婦、と思っているのは僕だけかもしれないので、これ以上突っ込まないようにしよう。 とにかく嫁さんには感謝している事は間違いない。 (これは書いておかねば)

話は結婚前に戻る。
もともと年齢差とか、鹿児島から流れてきた水商売、等の理由で大反対であった。 しかし嫁さんの希望もあり、じゃあ占ってもらおう、という事になったらしいのだが、何やら偉い先生方は事ごとく縁が無い、というお答え。 一番の理由が、似すぎているらしい。 (似すぎるとなぜダメなのか)
しかし何とか5人目の先生だけが「これはいい縁談だ」というお答えを頂き、メデタク今に至っているわけである。

ある日、常連のT氏から電話があった。 君ら夫婦の生年月日を教えてくれという。 なにやら占ってくれるという。 次の日、一冊の本を抱えてニコニコしながら店にやってきた。
早速占ってくれるのはいいが、なんとも凄まじい事を言ってくれる。
まず上記の“似すぎている”ではないが、彼の占いによると僕らは同じ星の生まれらしい。 出会った瞬間からツーといえばカー。 仕事をするのも、この組み合わせはベスト。 しかしここまでは良いのだが、結婚となると話は別だという。 結婚生活を最後まで送れる確立は非常に低いとの事(だんだん怪しくなってきた)、これはこの星が家庭を築く事に向いていないからという。

またセックスも凄まじいらしく、ネアカのスケベー。 どんなプレイにも貪欲に楽しみ、どんな体位だろうが、どんな時間帯だろうが、どこだろうがそんな事にはお構いなし。 (ただの変態か!) セックスの快楽もここにきわまり、ついでに天才的なテクニックを持っているという・・・。 (イヤー、だんだん我ながら頼もしく思えてきた)
まだ続く、僕らの星は財運が抜群らしく、二人が合わさる事によって、2倍どころか、4倍5倍にもなり、面白いようにお金が入ってくるらしく、二人とも初代運の星で二人で事業を起こせば、最初から順風漫帆、といった感じらしいのだが・・・。

さてT氏の占い、どれとどれが当たっているのだろう。 う〜ん、結婚22年目に入り、いまだ、どれ一つ当たっていないように思われる。 セックスはさておき“面白いようにお金が入ってくる”という部分においてだけでも、もういい加減当たってくれないものだろうか、と節に思う今日この頃である。

<主のひとり言>  毎・月半ば更新いたします。