交通・設備


旅に疲れた身体を横たえて
しっとりと、じっくりと、
自分だけの時を刻む。
静けさの中にも
心酔わせる音が
どこからともなく聞こえてくる。
なにか人の優しさにも似て、
ほっとして、しんとして、
それでいて懐かしい。
中安には、心を包み込むなにかがある。


美術、工芸、遊芸・・・。
華麗な都市分化を育んだ城下町金沢。
その中にあって
藩政期以来、
商人や職人の町として
変わらぬ繁栄を誇る
由緒と伝統のあるところ。
どっしりとした、
いらかの家並みが続く尾張町は
今も道行く人に
無言のメッセージを投げかける。


鏡花は明治6年、金沢市下新町に
彫金師の父と能楽の太鼓師の血を引く
母との間に生まれた。
言葉の錬金術師、鏡花には
政光と号した父親ゆずりの
職人気質が生きている。
そして、 金沢に寄せる思いには
豊かな自然の賛美ばかりではなく
うつくしく、気高く、なつかしき女への
限りない憧憬がある。
幻想の町、鏡花文学の原風景へ旅してください。
耳に心地好い水音とともに、
昔ながらの風情をたたえる浅野川。
おんな川の名にふさわしく
そのおだやかな流れは、
乳飲み子を守る母に似ている。
軒下の提灯に明りがともる暮色の頃には
まるで入水する乙女のように、
妖しく艶やかに染まりゆく。
現実から幻想へ、現世から他界へ、
水鏡に映る町並みを振り返れば
いつしか遠い昔のことのように
金沢を懐かしむ人になる。
加賀百万石の城下町、神社の森、
ベンガラ格子の花街風情・・・。
趣尽きることのない“森の都”金沢の
中安もまた、古き良き時代を伝える宿。
金沢の心を守り、皆様をお待ちしております。
交通のご案内
お車の場合 JRの場合 空港の場合
金沢西インター、または
金沢東インターより
車で15分

金沢駅より
・車で5〜6分
・徒歩約20分
・バス11番路線「尾張町」下車 徒歩3分

小松空港より
特急バス「武蔵ヶ辻」下車、
徒歩5分
詳細地図はこちら

チェック イン: 午後 2時
チェックアウト: 午前11時

専用駐車場:15台(無料)

室内設備:

バス・トイレ付客室(5室)、冷蔵庫、
TV、ドライヤー、化粧・洗面セット、
デジタルPBX、モーニングコール