26年度女性学級開講
 
いよいよ人気の女性学級が始まりました。今回は平日ではなく、土曜日の午後からの開催ということで、29名もの方に参加して頂けました。
今回のテーマは『加賀野菜』ということで、野菜ソムリエの資格を持つ地元近江町の北形謙太郎さん(北形青果店主)に講師を務めていただきました。                                    (事務局:八田)
 そもそも加賀野菜とは、昭和20年以前から栽培され、現在でも主として金沢で栽培されている野菜の中から、金沢ブランド野菜協会が認定した限定15品目を指します。
金時草、打木赤皮甘栗かぼちゃ、ヘタ紫なす、加賀つるまめ、赤ずいき、加賀れんこん、源助だいこん、さつまいも、金沢一本太ねぎ、せり、二塚からしな、くわい、たけのこ、加賀太きゅうり、金沢春菊の15品目です。
 加賀野菜以外にも金沢市および近郊では、加賀白菜・加賀節成きゅうり(かがふしなりきゅうり)・三谷秋胡瓜(みたにあきぎゅうり)・青シマ瓜(かた瓜)・みの瓜・なし瓜(あま瓜)・剣崎辛長なんば・伝灯寺里芋・加賀丸いも伝統野菜が栽培されているが、生産量が不安定で恒常的に流通しないため「加賀野菜」としての認定はされていない。
 金沢市およびその近郊の土質は多彩で、東:粘土質の沼地、西:山灰が変化したフカフカの黒い土南:犀川・浅野川の扇状地、北:砂地と云った具合でそれぞれの土質に合うレンコン・葉物野菜・なりもの野菜・カボチャ・さつまいもと、多種多様の野菜が栽培できます。
 これだけの多品種が育つ環境をもつ地域は稀で、京野菜ですらもっと広域的範囲での栽培品種を指しており、加賀野菜は特筆すべきものがあるそうです。