seven.htm 「セブン」の本当の怖さ


第1の大罪 大食の罪 GLUTTONY
第2の大罪 強欲の罪 GREED
第3の大罪 怠惰の罪 SLOTH
第4の大罪 肉欲の罪 LUST
第5の大罪 高慢の罪 PRIDE
第6の大罪 嫉妬の罪 ENVY 第7の大罪 憤怒の罪 WRATH

「セブン」は、映画の中で、7人の人間が死ぬ。
(トレーシーのお腹の子どもも含めると8人の人間が死んだことになるが・・・)
結局7人死に、それで映画は終わるが、
実際の7つの大罪による死は、完結してはいない。
第6の事件は、ミルズ刑事がジョン・ドゥを射殺したこと果たされる。
つまりジョンがミルズの平凡な夫の生活に嫉妬した罪により死ぬのだが、
すると最後の第7の大罪「憤怒」は、ミルズ自身が犯したことになる。
ミルズがジョンを射殺した段階で、7つの大罪は完成されるが、完結はしていない。
ミルズの死によって初めて完結されるのだ。
しかし情状酌量の余地もあり、死刑になるとは思われず、
第7の大罪による死は、行われないことになる。
ただラストでミルズは精神的に死んでしまっているようなので、
ミルズは死人同然と言ってもいいのかもしれない。
それにしてもこの結末はつらすぎる。

BEFORE