ぎっくり腰 |
ぎっくり腰とは
骨と骨の間にある軟骨、骨と骨を結ぶ椎間板、その周囲のすじ(靭帯)、
神経、筋肉(肉離れ)がいたんだ時に発症します。
原因は
立ち、座り仕事や、中腰の姿勢を長時間続けたり、重い物を持ったり、
慣れない重労働をしたりなどにより、発症することが大半です。
原因になる仕事を続けると
何度も繰り返す場合は、痛い個所はかなり痛んでおり、新聞やごみを取ろうとしたり、
人に呼ばれ振り返る、などささいな動作で発症します。
予防は
腰がいつもより重いなどの兆候がある場合は
不用意な動作はしない。
姿勢を正して物を取ったり、持つように心がける。
問題局所の固定(さらし、コルセット)と安静を保つ。
カイロなどで温める。
原因になる姿勢を長時間しない。
原因になる姿勢を長時間する場合は、頻繁に体重移動を行う。
お風呂は寝る前に入る。
ふだんから腰痛体操をしましょう。
腹筋、背筋を鍛える。
良い姿勢を心がける。
毎日15〜20分ぐらいの早歩き。
治療後は
軽度の場合でも治療を受けた後2〜3日は自分が一番楽な姿勢、
たとえば膝や股関節を曲げて横向きに寝るなど、安静を保ち、
お風呂やお酒を我慢すると回復もグ−ン違ってきます。
骨盤ゴムベルトの効用 ぎっくり腰や一般的な腰痛症の場合、腰が非常に不安定になり その為に腰部の痛みが日増しに悪くなる傾向があります。 それを防ぐには脊椎の土台である骨盤を安定させることが大切です。 そこで当接骨院でもぎっくり腰(腰部捻挫)の患者さんに実際に 着用してもらって、非常に効果があることが実証されています。 |
巻き方 腰(骨盤)の横を手でさぐると、でっぱった骨(腸骨稜)があります。 その骨の出っぱりにバンドの上ヘリが当たる位置に強めに巻きます。 (特に痛みがひどい場合は、強めに巻きますと効果的です。)ただし、 長時間使用する場合は若干ゆるめに巻いてご使用ください。 腰回し運動の仕方 朝・昼・夕方のお暇な時間に腰にバンドを強めに巻き、両足を肩幅に 開き腰に両手を当て重心は両足の中心にくるようにし、最初は 小さく徐々に大きくゆっくり(フラフープの要領で) 左右50〜60回を目安に均等に回してください。 (腰回しの回数は、無理をせず、少しずつふやして下さい。) |
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バトミントンの部活動をしている女子高生が、1週間前に足関節外側部上約10cmの
腓骨部に痛みがはしりジャンプが出来なくなり、整形外科で診てもらったら
疲労骨折の疑い有りと診断され当院に来院した。
疼痛部の体表面温度を測ると健側部との温度差が2.5℃低く、足先を診ると、
しもやけ(4・5趾)がある。しもやけのある部分と健側部の温度差は3.5℃以上低かった。
【彼女の腋下体温は35℃、下腹部(へその下)で32℃である。】患部の治療後に
『体を温める』冷え性改善の食事療法(赤・黒・橙色の食物、根野菜、
ショウガ茶などの暖かいものを摂る)と運動療法(下半身の運動)それと、
下腹部(へその下)に使い捨てカイロ貼るように指導した。
数日後、体表面温度を測ると、患部(腓骨部)と健側部の温度差は0.6℃、
しもやけ(4・5趾)のある部分と健側部の温度差は1℃低かったが、
温度差は改善され、痛み、かゆみも少なくなってきている。
外傷(出血していない)の応急処置 |
怪我をしたら あわてず、放置せず、RICE(ライス)応急処置をしましょう。
(治療を受ける前にも応急処置)
この処置は怪我をして48時間のいわゆる
急性期(腫れ、痛みなど症状の強い時期)に行う処置です。
少なくてもその間は、患部を温めたりマッサ−ジは
腫れと痛みが強まり逆効果になります。
Rest(安静)・・・スポ−ツの中断。心理的なショックも和らげる。
Ice(冷却)・・・急激な腫れ、痛み、炎症を少なくする。患部の毛細血管を収縮させる。
1回につきビニ−ル袋に水洗いした氷5〜10個入れ
患部を15〜20分間冷やします(3〜5分間は、冷たくて痛い)。
突き指の場合は、コップに氷水を作って患部を冷やします。
(冷たくて我慢できない場合は、指をコップの中から出し入れする)
できれば、3時間おきに間歇的に繰り返します。
(痛みや炎症が強い場合は、40〜60分おきに)
夜間寝ている場合は省きます。
患部を約20分間冷やしているところ(3〜5分間は、冷たくて痛い)
Compression(圧迫)・・・腫れを減らすために行う。内出血を押さえる。
伸縮性のある包帯等で巻き患部を圧迫します。
圧迫による血行障害にご注意。
Elevation(高挙)・・・患部を心臓よりも高く挙げる。
血流の静脈還流(血液の心臓への戻り)を良くする。
Fixation(固定)・・・患部が動揺しないようにする。損傷を防ぐ。
腫れ、痛みなど症状の強いときは、
お風呂、お酒は我慢して下さい。
回復もグ−ンと違いますよ。
スポ−ツ後のアイスマッサ−ジ・アイシング |
スポ−ツ等による使い過ぎ症候群(慢性の症状)や外傷後(怪我が治った後も続く痛み・腫れ)に対する治療と予防にアイスマッサ−ジ療法とアイシング療法が、効果を発揮します。
アイスマッサ−ジ療法
紙コップに7〜8割くらいの水を入れて、冷凍室で氷を作っておきます。
氷をタオルで巻き、氷を直接患部にあてマッサ−ジします。
1分くらいで表面は冷たくなります。
痛くて我慢できない場合はしばらく休んで、再度マッサ−ジします。
夏は約10分 冬は約5分くらい。
スポ−ツの後、直ちに行うと効果が上がります。
入浴後にも行います。
アイシング療法(急な発熱や外傷に特に効果があります。)
アイシング用の袋か、ビニ−ル袋に水洗いした氷を入れ、
患部に当て弾力包帯等で圧迫します。(15〜20分間)
痛みや炎症の強い場合は、40〜60分おきに再度行います。
スポ−ツ・入浴後、直ちに行うと効果が上がります。
アイスマッサ−ジ・アイシング時の患部の症状
ジ−ンとくる痛さ(3〜5分間は、冷たくて痛い)
短い時間で温かさを感じる
針で突き刺されるような感じ
感覚がなくなる
このような症状を感じる時間が約15〜20分です。
痛覚神経が麻痺して何も感じなくなるくらいまでするとその効果があります。
アイシング等は、局所の血流と新陳代謝を直接低下させ、
腫れ、内出血を減少させることが出来ます。
さらに神経組織の活動を減少させ痛みをおさえます。
スポ-ツ・試合当日のエネルギ−補給(食事) |
2004年10月24日 第23回野々市じょんがらの里マラソン大会 |
試合当日は、高糖質・低蛋白質・低脂質食を中心とした消化、吸収の良い物を摂り、
胃内を空にして試合できるようにしましょう。
特に糖質(ご飯、パン、めん類などのでんぷん質)は
身体を動かしたり、脳のエネルギ−源として重要な栄養素です。
試合前のエネルギ−補給の注意点をまとめました。
試合の3〜4時間前まで
糖質を中心とした脂肪を控えた食事(普段から食べなれた食事)とする。
試合の1〜2時間前まで
おにぎり、もち、パン、うどん、そば、おじやなどの軽食とする。
(チ−ズ、バタ−、マヨネ−ズ、天ぷら入りは控えましょう)
試合の30分前まで
果物(オレンジ、バナナ、リンゴ)、ゼリ-タイプのサプリメント、
100%のフル−ツジュ-ス、蜂蜜など少量とする。
試合5分前
試合開始前や、長時間にわたる試合の途中では、
スポ−ツドリンク、アメなどとする。
試合後は
試合後は速やかに糖質を補給するとともに、筋肉の疲労回復対策として、
柑橘類に含まれるクエン酸・ビタミンCが有効で、100%の
オレンジジュ−スやクエン酸入りスポ−ツドリンクがおすすめです。
お菓子や甘い飲み物にご注意
試合の30分〜1時間前に砂糖を多く含む甘い物をたくさん摂取すると
運動開始時にインスリンが多く分泌されることにより低血糖状態が起こることがあり。
せっかく摂取したものが、逆にエネルギ−不足になることがあります。
マラソン選手へのコンディショニング (SSI会員によるサポ−ト活動) |
運動中の水分摂取 |
体内の60%を占める水分は、人間が生命を維持するために
欠かすことのできない要素のひとつです。
運動中体温が上昇すると、皮膚から発汗が始まり、
汗が蒸発すると熱も奪われて体温が低下します。しかし、
体内に十分な水分がないと体温調節機能が低下し、
熱中症を引き起こす原因となります。
水分摂取は、スポ−ツの現場で最もおろそかにされているのではないでしょうか。
「のどが渇いた」と感じた時点で、体内の相当量の水分がすでに失われています。
個人差はありますが、体重の2〜3%の水分を発汗で失うと
運動能力がおよそ10%低下します。
のどの渇きを感じる前に水分補給をしましょう。
運動前にも水分摂取
長時間の運動、練習を続行しなければならない場合は、
約10〜15分前迄にミネラルウォ−タ−や、ミネラルウォ−タ−で
半分薄めたスポ−ツドリンク約200ml(自分にあった適量を覚えておく)を補給する。
運動中
15〜20分おきにミネラルウォ−タ−、又は二倍に薄めた
スポ−ツドリンク約100〜200ml(適量を覚える)を補給する。
水分摂取のワンポイント
カフェイン含有飲料(コ−ヒ、紅茶、緑茶、ウ−ロン茶)は、
利尿作用があり練習1時間前迄に済ませる。
アルコ−ル飲料は絶対に避けましょう。脱水症状を促進させてしまう。
炭酸飲料はできるだけ控える。
牛乳、食物繊維を多く含む野菜ジュ−ス等は
腸内ガスを発生させるので避ける。
冷たい物を補給する。8〜13℃だと吸収が
速く胃痙攣をさせることも無い。
「失った水分を補給する」ではなく「水分が少なくならないように、
常に補給しつづける」という考え方をする。
水分補給は、失った量よりも若干多めに補給するように心掛ける。
尿の色をチェックしましょう。
体内の水分チェックの目安になります。
尿の色が薄ければ、水分補給が適切である。
明るい黄色や濃い黄色の場合は、体内が脱水気味かもしれません。
その様な場合は、通常より多めに水分を摂りましょう。
捻挫 |
捻挫とは、関節に外から強い力が加わって関節を支えいてる靭帯に損傷がおこるものです。
捻挫の分類
第1度 靭帯の一部断裂、腫れ、軽い痛み、
可動制限軽度有り
治癒期間 3日〜2週間
第2度 靭帯の大部分が断裂、引き伸ばされた状態、関節の腫れ、
痛みは非常に強く血腫(内出血)を見る場合がある
可動制限有り
治癒期間 2週〜2ヶ月間
第3度 靭帯は完全に断裂、関節軟骨損傷、
関節は不安定になり動作困難
痛み、腫れは著明、血腫(内出血)著明
治癒期間 2ヶ月以上
※特に第2度捻挫からは、医療機関での治療が必要です。
捻挫を軽視しないで下さい。
治癒期間は、安静、治療時の期間です。
仕事、スポ−ツ等をしながらの場合は
長期治療を要す場合が有ります
ケガをしたら あわてず、放置せず、RICE(ライス)応急処置をしましょう。
(治療を受ける前にも応急処置)
この処置はケガをして48時間のいわゆる急性期
(腫れ、痛みなど症状の強い時期)に行う処置です。
少なくてもその間は、患部を温めたりマッサ−ジは
腫れと痛みが強まり逆効果になります。
脱臼 |
脱臼とは、関節に突然大きな外力がかかり、関節をつくっている二つの骨がずれた状態がおこります。
受傷後約6〜7時間たった 右肩関節脱臼 |
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脱臼整復直後 |
脱臼を整復した後は約3週間(脱臼部位によって
固定期間が異なる)の固定が必要です。
固定期間が短いと再脱臼や腫れ、痛みが残る場合があります。
固定除去後は、運動療法を中心に治療 (リハビリテ−ション)が必要です
骨折 |
橈骨下端骨折(コレ−ス骨折) 受傷直後(フォ−ク背状変形) |
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整復直後 |
骨折とは、骨の生理的抵抗力以上の外力が作用し、骨が完全あるいは不完全に離断され生理的連続を失う状態をいいます。
●外傷性骨折
●病的骨折
骨に何らかの病的な状態があって、
軽弱な外力や外力無しでも骨折する
●疲労骨折
長期間繰り返しの負荷が加わった場合におこる
固定
固定期間は骨折部位によって異なる
固定除去は骨癒合の状態を診ながら判断する
リハビリテ−ション
骨折部固定期間中から骨癒合を早く完成させ、しかもその間の
機能障害(関節拘縮、筋萎縮)を最小限にし、
早期に骨折前の状態に機能を回復させる
打撲 |
打僕とは、外傷の中で最も頻度の高いものです。転落や叩打が原因で皮下の小さな血管が切れたときに起こります。打撲が治癒するまでの間には、皮膚の色が変化し、初期は痛みや皮膚の発赤、その後は皮膚の色は青や緑に変わり、さらに褐色や黄色になってから消失します。
頭部の打僕は意識障害等(頭蓋骨骨折の可能性あり)がある場合は、
119番または地域の緊急医療サービスセンターに連絡し、
救急隊が到着するまで安静を保つ。
打撲したらできるだけ早く冷たい布か氷嚢で患部(15〜25分)
を冷やし圧迫します。(冷やすことによって、
血管が収縮し、出血や腫れが軽減します)
打僕が上肢または下肢の場合、患部を心臓より
高く上げ、血液の流れを少なくします。
激しい痛みを伴い腫れがひどくなってきたら、
医療機関での治療が必要です。
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