明治33年、石川県鹿島郡徳田村江曽（現在の七尾市江曽町）に生まれる。生家は七尾街道の東往来に面し、料亭を営む。　　
大正3年、徳田尋常小学校を卒業し、七尾中学校に入学、終生敬愛の念を抱きつづけた友、杉江重英（詩人。明治30年−昭和31年）と知り合う。翌年、杉江は早稲田大学へ進学。孝政は七尾中学校を中退し、7月、杉江と詩誌『青霊』を出す。

大正8年、『短歌雑誌』に投稿した詩「汝れよ貧しき者よ」が三木露風の選で入賞する。この年、能登島小学校の准訓導心得となる。翌年、守ますゐを入籍。母校徳田小学校の代用教員となる。

大正10年、『現代詩歌』に詩を発表し詩壇に登場。翌年、長女誕生。杉江らが創刊した詩誌『森林』の同人となり、以後次々と同誌に作品を発表する。大正13年には長男誕生。

大正15年、教職を辞し上京。田中清一が創刊した『詩神』に作品を発表し始める。9月、第一詩集『風』が森林社より200部刊行される。昭和3年、『詩神』の編集を担当。編集者としても才能を発揮する。　
翌昭和4年9月、第二詩集『鯉』を鯉社より刊行。
昭和6年、第三詩集『宮崎孝政詩集』を天平書院より刊行。またこの年、京橋で「運命予言日本気学院」の看板をあげ、占い業も開始。

昭和10年正月、東京暮らしに見切りをつけ帰郷したが、その後も東京へはしばしば出かけていた。
昭和12年、自宅裏庭に「万葉荘」を建て、近所の子供たちを集めて文学の手ほどきをした。詩作活動は戦中を含み続けられ、第四詩集『寺子屋草子』をまとめる意向があったが、陽の目を見ず、作品は昭和28年を最後に一作も発表されていない。

昭和52年5月9日、腎不全で永眠。享年77才。