2015 じゅんきょうじ こども報恩講 プログラム |
・あいさつ ・おつとめ 【正信偈(しょうしんげ)】 ・「報恩講」って何? 『ほとけの子 秋のしおり 報恩講』(東本願寺)より) 「恩徳(おんどく)-ありがたいということー」をみんなで読みました。 ・絵本の読み聞かせ ・お食事タイム
みなさんで、「カレーライス」をいただきます。(^。^)y-.。o○ ・終わりのあいさつ |
■報恩講(ほうおんこう) |
宗祖親鸞聖人(しゅうそしんらんしょうにん)は1262年11月28日に、90歳(さい)で亡(な)くなられました。その後(のち)、本願寺(ほんがんじ)第(だい)3代(だい)、覚如上人(かくにょしょうにん)が1294年、聖人(しょうにん)の33回忌(かいき)にあたって、その法要(ほうよう)に誦(じゅ)する讃文(さんもん)として『報恩講私記』(ほうおんこうしき)を作(つく)られ、聖人(しょうにん)の念仏(ねんぶつ)のみ教(おし)えに縁(えん)を結(むす)ばれた人々(ひとびと)が相集(あいつど)い、ご命日(めいにち)である11月28日に、その遺徳(いとく)を偲(しの)び法事(ほうじ)をつとめたことから「報恩講」(ほうおんこう)がはじまったようです。 真宗門徒(しんしゅうもんと)は、報恩講(ほうおんこう)を1年間(ねんかん)の始(はじ)まりとし、また総(そう)まとめとして、もっとも大事(だいじ)な行事(ぎょうじ)として大切(たいせつ)にしてきました。 (「同朋新聞」から) |
■恩徳(おんどく)-ありがたいということー |
いまから750年(ねん)ほど前(まえ)の11月(がつ)28日(にち)、親鸞(しんらん)さまは90年(ねん)のご一生(いっしょう)を終(お)えられました。 その親鸞(しんらん)さまがご生涯(しょうがい)をかけてあきらかにしていただいた教(おし)えを聞(き)き、「ありがとうございます」と感謝(かんしゃ)するのが報恩講(ほうおんこう)のおつとめです。 私(わたし)たちが「ありがとう」と言(い)うのはどんな時(とき)でしょうか。自分(じぶん)の欲(ほ)しいものが手(て)に入(はい)った時(とき)、自分(じぶん)の願(ねが)いごとがかなったときなど、自分(じぶん)が何(なに)か得(とく)をした場合(ばあい)だけではないでしょうか。自分(じぶん)の損得(そんとく)をものさしにして、ありがたいか、ありがたくないかを判断(はんだん)しているのです。 ところが、このものさしほど当(あ)てにならないものはありません。状況(じょうきょう)によってコロコロと変(か)わるからです。欲(ほ)しくてたまらなくて買(か)った物(もの)でも、時間(じかん)がたってみれば部屋(へや)の片隅(かたすみ)にゴミのようにほったらかしにされている、ということがよくあります。買(か)ってくれた人(ひと)に「ありがとう」と言(い)ったことなどは、とっくに忘(わす)れてしまっています。 自分(じぶん)にいのちが与(あた)えられたことを「ありがたい」と感(かん)じたことのある人(ひと)は、どれほどいるのでしょうか。多(おお)くの人(ひと)は、自分(じぶん)が生(い)きていることをあたりまえのように思(おも)っているのではないでしょうか。しかし、自分(じぶん)で心臓(しんぞう)を動(うご)かすことができる人(ひと)は一人(ひとり)もいません。また、いやなことがあっても、心臓(しんぞう)は黙(だま)って打(う)ち続(つづ)けてくれています。 そのような、私(わたし)たちが日(ひ)ごろ考(かんが)えたこともないようないのちの意味(いみ)を教(おし)えてくださったのが親鸞(しんらん)さまです。すべてのものが平等(びょうどう)に尊(とうと)いいのちを与(あた)えられていることを示(しめ)され、傷(きず)つけ合(あ)うことがどんなに悲(かな)しいことであるかを教(おし)えてくださいました。 親鸞(しんらん)さまは、私(わたし)たちが欲(ほ)しがっている物(もの)を与(あた)えてくださるわけではありません。私(わたし)たちが損得(そんとく)のものさしを超(こ)えた世界(せかい)に生(い)きることを願(ねが)っておられるのです。報恩講(ほうおんこう)をおつとめするのは、親鸞(しんらん)さまの教(おし)えを聞(き)いて、そのような世界(せかい)に生(い)きる者(もの)となるためです。 《小松教区(こまつきょうく) 一楽 真(いちらくまこと)》 (『ほとけの子 秋のしおり 報恩講』(東本願寺)より) |
こども報恩講 写真です。 | ||
「正信偈」のおつとめ |
円になって遊びました。 |
絵本の読み聞かせ |
「おばけうちわ」制作中 | 完成!! | |
みんなで記念写真 | ||
カレーライスをいただきました。 | みなさんへのおみやげです。ノート、鉛筆、シール、『ほとけの子 秋のしおり 報恩講』 |