行列、城下町彩る 金沢百万石まつり

山下真司さん扮する前田利家

40万人が楽しむ

「金沢百万石まつり」のメーン行事「百万石行列」が7日、JR金沢駅前から金沢城までの約3キロであり、俳優の山下真司さんが扮する加賀藩祖・前田利家と女優の石野真子さん扮する利家の妻、お松の方の一行ら約2700人が練り歩いた。今年で57回目、見物客は昨年並みの約40万人(主催者発表)だった。

石野真子さん扮するお松の方。沿道にいた往年の男性ファンから「まっこちゃーん」と声がかかる

午後3時20分に横断幕と音楽パレードが先導して華やかにスタート。お松の方役の石野さんは小さく手を振り、「まこちゃーん」と声をかける沿道の見物客にこたえていた。お松の方役に女優を選んだのは01年の第50回以来2回目。実行委によると今後も女優から選ぶという。

「皆の者、いざ出立(しゅったつ)じゃー」。前田利家入城行列も山下さんが掛け声と共に采配を大きく振り、午後5時ごろに出陣。同7時ごろに金沢城公園の石川門から入城した。

金沢市内の消防団員が披露した「加賀鳶はしごのぼり」=いずれもJR金沢駅前

山下さんは入城後、いくさ稽古(げいこ)を眺めた後、勝ちどきをあげ、「利家とお松が愛をはぐくむ姿」を見せたいと石野さんを抱きしめるパフォーマンスで観客を沸かせた。

金沢駅前の道路脇で見物していた金沢市笠舞1丁目の主婦西川三智子さん(40)は「お松の方の石野さんがきれい。利家はあっという間に行ってしまったけど、キリっとして良かった」と感激した様子。娘の紗莉菜ちゃん(10)が珠姫御輿(おこし)入れ行列に参加したという同市松村1丁目の堂川典子さん(40)は「かわいくて良かったけど、少し恥ずかしがってました」と話した。(朝日 080609)

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山下“利家” 堂々の入城 石野“お松” 沿道大歓迎

お松の方役の石野真子さん(中央左)からやりを受け取り、勝ちどきを上げる利家役の山下真司さん(同右)=7日夜、金沢市の金沢城公園で

金沢百万石まつりのメーン行事で加賀藩祖・前田利家の金沢入城を再現する「百万石行列」が7日、金沢市中心部であった。利家は俳優山下真司さん、お松の方は女優石野真子さんがふんし、総勢約2700人の行列が町中を行進した。

行列は午後3時半前にJR金沢駅東口を出発。沿道にはあふれんばかりの観客が詰めかけ、オレンジ色の着物姿の石野さんに「お松さまー」、よろいに身を包んだ馬上の山下さんには「利家公ー」と声援を送った。

山下さんは午後7時前に入城、お松の方や観衆が待つ二の丸広場へ。「金沢の繁栄に努めることを心より誓おう」と巻物を読み上げ、高々と長尺のやりを掲げて締めくくった。この後、アドリブで石野さんと抱き合い“おしどり夫婦”ぶりを披露する場面も。「百万石まつりは感動した。人生のナイスメモリー」とあいさつして観衆を沸かせた。

お松の方役の女優起用は7年ぶり。観客は「女優さんは雰囲気が出る」「来年も見に来たい」と歓迎した。石野さんは「観客の温かい笑顔が印象的でした」と笑顔で話した。

まつり最終日の8日は金沢城公園で百万石薪能(午後6時半〜同9時)などが開かれる。(北陸中日 080608)

百万石行列  城下沸き立つ

【上】金沢城を背景に加賀とびの心意気を見せるはしご登りの演技=金沢市の金沢城公園で【下】音楽パレードで演技を決める子どもたち=金沢市武蔵町で

金沢市の中心市街地を舞台に7日開かれた第57回百万石まつりのメーン行事「百万石行列」。一昨年にコースやパレード構成を大幅に変更、昨年には日程を1週間早めて、今回は見せる行列の“改革”3年目。俳優、女優が演じる利家、お松の方に負けじと、武者行列や加賀とび行列、音楽パレードなど、市民による勇壮華麗なパフォーマンスが沿道を沸かせた。

“軍勢”昨年より多く

獅子舞で熱演する男の子=金沢市兼六町で

今回の行列では、昨年より200人多い2700人が街中を練り歩いた。一般公募の企業やグループでの参加が増えたため。加賀八家老行列に初めて参加した森林伐採工、紙谷拡志さん(24)は「普段は車でしか通らない道を歩き、新鮮に感じました」と楽しんだ様子だった。

高岡PR隊も“出陣”

【上】参加者が増え、迫力が増した武者行列=金沢市香林坊で【下】マスコットの利長くんを先頭に高岡開町400年をPRする人たち=金沢市広坂で

同じ加賀藩だった富山県高岡市の「高岡開町四百年PR隊」が特別参加。高岡商工会議所青年部員や同市の若手職員ら約30人が、手作りの陣羽織となまずかぶと姿で練り歩いた。金沢市役所前では、400年記念キャラクター「利長くん」の着ぐるみも登場し、来年の開町記念をアピール。同青年部高岡ゆめ企画室長の石浦秀幸さん(35)は「温かい声援をもらい、しっかりPRが図れました」と満足げだった。

ミス百万石 3人もホッ

【上】沿道の観客に手を振るミス百万石の(左から)上田薫子さん、浜辺佳奈さん、本野倫代さん=金沢市本町で【下】かわいらしいしぐさで手を振る珠姫役の山辺有梨花ちゃんと利常役の斉藤悠人君=金沢市のJR金沢駅前で

行列に花を添えたミス百万石の3人。上田薫子(かおるこ)さん(20)は「沿道の皆さんが笑顔で、長い道のりも元気よく参加できました」と、大役を終えてほっとした様子。浜辺佳奈(かな)さん(24)は「大勢の皆さんに声を掛けられ、あらためて市民一体のまつりであることを感じた」と満足そうに話した。本野倫代(みちよ)さん(22)も「金沢の街にあらためて触れた気分。もっと知って多くの人にアピールしたい」と笑顔を浮かべた。

利常・珠姫 大役お見事

かわいい笑顔を振りまいた珠姫(たまひめ)役の山辺有梨花(ゆりか)ちゃん(5つ)は「笑顔でかわいい珠姫さまになれました」。幼少期の利常役を務めた斉藤悠人(はると)君(6つ)は「小学校の友達が見に来てくれた。大勢の人に手を振って疲れたが、楽しかった」と話した。(北陸中日 080608)

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百万石行列、「夫婦道中」に城下沸く

利家公とお松の方の夫婦愛を描き出した山下さんと石野さん=金沢城公園二の丸広場

山下・利家、石野・まつ好演

第57回金沢百万石まつりは7日、メーン行事の百万石行列が行われた。前田利家公役を演じる俳優の山下真司さん(56)と、お松の方役の女優石野真子さん(47)が加賀藩の礎を築いた夫婦の絆(きずな)を好演し、沿道を埋めた約40万人(主催者発表)の観客を華麗な歴史絵巻の世界にいざなった。

金沢駅東広場の鼓門前を出発した総勢2700人の行列は、中心街を進みながら5回の一斉演技を披露し、加賀まとい総振りや武者行列の戦げいこなどを勇壮に繰り広げた。

きらびやかな黄金の具足に身を包んだ山下さんはりりしい騎乗姿で視線を集め、石野さんは穏やかなほほ笑みを絶やさず、沿道から盛んな声援を浴びた。クライマックスの入城祝祭では、2人がアドリブで抱き合う一幕もあり、温かな夫婦愛を描き出した演出が観衆の感動を呼んだ。

まつり最終日の8日は、特別協賛行事の「金沢城おまつり広場」などが金沢城公園で催される。(北國 080608)

あでやか行列40万人酔う

金沢百万石まつりのメーンイベント「百万石行列」が7日、金沢市内で行われ、沿道に集まった約40万人が時代絵巻に酔いしれた。地元の小中高校生のブラスバンドや伝統の加賀とびなどに続き、加賀藩3代藩主・前田利常と妻・珠姫にふんした斉藤悠人君(6)と山辺有梨花ちゃん(5)が登場し、笑顔を振りまいた。

今年の前田利家役は、俳優の山下真司さん(56)。7年ぶりの女優起用となった松の方役は石野真子さん(47)が務めた。あでやかな着物に身を包んだ石野さんは観衆の「真子ちゃん」という大きな歓声にほほえみ、手を振っていた=写真=。金沢駅近くで見物していた金沢市の警備員土田徹さん(61)は「芸能人は華があるね」と話していた。(読売 080608)第57回百万石行列


華やかに金沢「百万石行列」、利家に山下真司さん

百万石行列、沿道の歓声に応える山下真司さん

加賀藩初代藩主の前田利家が1583年に金沢へ入城した模様を再現した「金沢百万石まつり」のメーンイベント「百万石行列」が7日、金沢市内で行われた。

57回目となる今年は、利家役に俳優の山下真司さん(56)を迎え、市民ら約2700人が金沢駅から金沢城までの3・6キロを約3時間かけて練り歩いた。

よろい姿で馬にまたがる山下さんが現れると、沿道から拍手と声援が沸き上がり、孫らと見物していた金沢市の自営業藪内進さん(63)は「りりしい姿に感動した」と話していた。(読売 080607)

前田利家公しのぶ百万石行列 金沢

鎧を着た、りりしい姿で馬に乗る山下真司さん=金沢市

加賀藩祖・前田利家公の金沢入城を再現する「金沢百万石まつり」のメーン行事「百万石行列」が7日、金沢市中心部で行われ、武者姿や着物姿の市民ら約2700人が華やかな時代絵巻を繰り広げた。

武者姿の市民らが優雅に練り歩いた百万石行列=金沢市

利家公は天正11年(1583)6月14日に金沢へ入城した。同まつりは加賀百万石の礎を築いた偉業をしのんで開催され、今年は俳優の山下真司さんが利家役、女優で歌手の石野真子さんがお松の方役を演じた。

行列はJR金沢駅前を出発、金沢城公園までの約4.3キロを優雅に練り歩き、沿道に詰めかけた市民や観光客を楽しませた。よろいを着た山下さんがりりしい馬上姿を見せると、拍手がわき上がった。同まつりは8日までで、百万石茶会や薪能が催される。(産経 080607)

初夏を彩る百万石行列 金沢

「百万石行列」で金沢城を背景に、沿道の声援に応える前田利家役の俳優の山下真司さん=7日午後、金沢市

加賀藩の礎を築いた初代藩主前田利家の金沢入城をしのぶ「百万石行列」が7日、金沢市内を練り歩き、石川県に初夏の訪れを告げた。

午後3時ごろから、市内のメーンストリートを鮮やかないでたちの獅子舞が踊りながら行進、伝統芸能の加賀とびも披露された。今年は俳優の山下真司さんがよろい姿の利家に、石野真子さんがオレンジ色の着物に身を包んだお松の方に扮して登場。馬上の山下さんに沿道から「こっちを向いてー」と声援が飛んだ。

富山県小矢部市から来た団体職員杉森博子さん(62)は「10年ほど前に見て以来。金沢らしい風格がある祭りだと思う」と話し、時代絵巻に見入っていた。(共同通信 080607)

山下利家、石野お松、いざ出陣

改革3年目の百万石まつり 行列に熱気

百万石行列に意欲を示す利家役の山下さん(左)とお松の方役の石野さん=7日午後1時10分、金沢市の尾山神社

第57回金沢百万石まつりは7日、メーン行事の「百万石行列」を迎えた。この日の金沢は薄曇りとなったが、出発地点のJR金沢駅の鼓門周辺では、昼ごろから市民や観光客で人だかりができ、まつりの熱気を帯びた。パレード出演者は改革3年目の集大成を示そうと、出発に備えて入念な演技確認を行った。

加賀藩祖前田利家役の山下真司さんとお松の方役の石野真子さんは、きらびやかな具足とあでやかな着物にそれぞれ身を包み、金沢市の中小企業会館で会見した。

山下さんは「身の引き締まる思い。責任感ある利家の姿を見てほしい」と大役を担う意気込みを語った。金沢出身の妻から電話で激励を受けたという山下さんは「きょうは皆さんと勝ちどきを共有したい」と、采配(さいはい)をかざして気勢を上げた。

7年ぶりの女優起用となったお松の方役の石野さんは「早くまつりの雰囲気を味わいたい」と話し、「きょう一日、気分は夫婦で」と女優らしく夫婦愛の演出に意欲を示した。行列出発に先立ち、2人は尾山神社に参拝し、神前に成功を誓った。

珠姫役の山辺有梨花ちゃん(5つ)は「元気いっぱいの珠姫で頑張ります」、利常役の斉藤悠人君(6つ)は「頑張れるように尾山神社にお参りしてきた」と話し、利長役の武藤真義さん(24)は「自衛隊員として、統制の取れた立ち居振る舞いで臨みたい」と抱負を述べた。(北國 080607)

百万石まつり幕開けだ

金沢市の第57回金沢百万石まつりが6日、開幕した。午前中は雨模様だったものの、午後には晴れ間が広がり、予定されていた行事はすべて開催された。メーンイベントの「百万石行列」は7日午後3時から。俳優の山下真司さん扮(ふん)する利家公、女優の石野真子さん扮するお松の方を中心に、市内中心部を練り歩く。

百万石まつりの成功を願い、奉納された「浦安の舞」=金沢市の尾山神社で

尾山神社で成功祈願祭

まつりの成功を願い、前田利家ゆかりの尾山神社(金沢市尾山町)で祈願祭があった。河崎正昭宮司の祝詞奏上に続き、巫女(みこ)が平和への願いを込めた「浦安の舞」を奉納。みやびやかな舞と鈴の音色が、まつりの始まりを告げた。

歴代藩主法要に120人宝円寺

まつりの前行事として、前田家の歴代藩主の菩提(ぼだい)を弔う法要が、宝円寺(宝町)で営まれ、約120人が参列した。

小立野地区にある前田家の四つの菩提寺(宝円寺、天徳院、如来寺、経王寺)が、宗派を超えて合同で実施。中野松禅住職を中心に、ほかの3寺の住職も傍らに控え、ともにお経を詠唱。参列者が順に焼香を上げ、かつての“お殿様”たちの遺功をしのんだ。その後、地元の郷土史研究家横山方子さんが「前田家と宝円寺の関りについて」と題して講演した。

提灯を手に街を練り歩く子どもたち=金沢市広坂で

1万2500人お練り 子ども提灯行列

子ども提灯(ちょうちん)太鼓行列は、午後七時に県中央公園(広坂二)をスタート。60少年連盟の児童12500人(主催者発表)が一人一人ろうそくをともした赤い提灯を持って練り歩き、まつりを盛り上げた。

公園には49少連の約8100人が集合。市子ども会連合会少年委員長で浅野川中2年の寺本大輝君が出発宣言したのに続き、少連ごとに出発。電飾を付けたみこしもお目見えし、にぎやかに練り歩いた。

淡い光 川面に揺れる 浅野川・燈ろう流し

ろうそくの明かりがほのかに川面を照らし幻想的な雰囲気の燈ろう流し=6日夜、金沢市の浅野川で

第57回金沢百万石まつりの特別協賛行事「第34回加賀友禅燈ろう流し」が6日夜、金沢市内を流れる浅野川の天神橋−浅野川大橋間であり、1500個が川面を赤く照らした。

友禅作家が描いた紅梅、白梅などの絵の灯籠(とうろう)は、ゆらゆらと揺れながら川を下っていった。近くの市立材木町小学校の4年生は、自分たちで描いたキリンや鯨の灯籠を流した。当日募った市民150人も楽しんだ。家族3人で訪れた金沢市の森野蘭ちゃん(9つ)は「重かったけど流せてうれしかった」と笑顔だった。

メーン行事の百万石行列は7日、JR金沢駅東広場前での午後3時から出発式の後、スタートする。(北陸中日 080607)


成功願い「浦安の舞」 百万石まつり開幕

百万石まつりの成功を祈願する関係者=6日午前10時25分、金沢市の尾山神社

金沢市の尾山神社で祈願祭

6日の石川県内は午前中、日本海上の低気圧の影響で、時折、小雨の降る天気となった。金沢市では第57回金沢百万石まつりが開幕し、尾山神社で執り行われた祈願祭で実行委員会の会員ら約30人がまつりの成功を願った。

祈願祭では、祝詞の奏上に続き、巫女(みこ)による「浦安の舞」が厳かに披露された。続いて、実行委名誉会長の山出保市長、会長の深山彬金沢商工会議所会頭、相談役の中西利雄同市議会議長、実行委員長の須野原雄副市長らが玉ぐしをささげた。

河崎正昭宮司は「きょうの雨は清めの雨。年々、まつりが盛大に推移していることを感謝したい」とあいさつした。

金沢百万石まつりでは、この日夜に浅野川での加賀友禅燈ろう流しや、子ども提灯太鼓行列を予定している。7日はメーン行事の百万石行列が行われる。

金沢地方気象台によると7日の県内は次第に高気圧に覆われるが気圧の谷が通過するため曇りとなる見込み。(北國 080606)

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金沢の良さ 笑顔で発信

ミス百万石に決まり笑みを浮かべる(左から)上田薫子さん、浜辺佳奈さん、本野倫代さん=29日午後、金沢市の尾山神社で

第57回金沢百万石まつり ミス3人を発表

第57回金沢百万石まつり(6月6−8日)の実行委員会は29日、「2008ミス百万石」の3人を発表した。7日の百万石行列を初仕事に1年間、石川県内外の行事に参加して金沢の良さをPRする。

3人は人材派遣会社勤務の上田薫子さん(20)=石川県白山市、家事手伝いの浜辺佳奈さん(24)=金沢市、証券会社勤務の本野倫代さん(22)=同。

金沢商工会議所で認証式があり、前年度のミスからたすきを受け取った。64人の応募者から選ばれた3人は「金沢の良さを全国に発信したい」と笑顔で抱負を語った。(北陸中日 080530)

「金沢の今、伝えたい」 ミス百万石決定

31代ミス百万石の(左から)上田さん、濱辺さん、本野さん=金沢市の尾山神社

金沢百万石まつりに彩りを添える2008ミス百万石が29日、決まった。31代目ミスに選ばれたのは、金沢市内で勤務する上田薫子さん(20)=白山市在住=、金沢市在住の濱辺佳奈さん(24)、本野倫代さん(22)で、3人は「古さと新しさの混在する金沢の今を伝えたい」と意気込みを語った。

プレミア・ジャパン(金沢市)で受け付けを担当する上田さんは、ドライブが趣味の行動派で、「自分の目や耳で感じた金沢らしい魅力を発信したい」と意欲を見せた。

小学5年生の時に「あやめ隊」として百万石行列に参加した家事手伝いの濱辺さんは、「市民の皆さんが金沢の良さを実感できるように頑張りたい」と抱負を語った。

今村証券(金沢市)に勤務する本野さんは幼いころから学んでいる茶道を生かし、「金沢の代表として恥ずかしくないように、和の文化をアピールしたい」と話した。

ミス3人は64人の応募者から選ばれた。認証式では、認証状、トロフィーの授与に続き、2007ミス百万石からタスキが渡された。3人は6月7日の百万石行列を皮切りに、一年間、県内外の催しで金沢をPRする。(北國 080530)

「ミス百万石」決まる

今年のミス百万石に選ばれた上田さん、浜辺さん、本野さん(左から、金沢市の尾山神社で)

今年の金沢のミス百万石に、白山市の会社員上田薫子さん(20)、金沢市の家事手伝い浜辺佳奈さん(24)、会社員本野倫代さん(22)の3人が決まり、29日、第57回金沢百万石まつり実行委員会から発表された。6月7日の同まつり百万石行列でデビューし、1年間県内外の行事で金沢の魅力を発信する。

64人の応募者から選ばれた3人は、「金沢のいいところを自分から見つけて発信していきたい」(上田さん)、「大好きな金沢に貢献できるよう、一生懸命務めたい」(浜辺さん)、「PR役として、責任感を感じる。金沢の和の部分を伝えられれば」(本野さん)と、抱負を語った。(読売 080530)

ミス百万石 3人意欲

今年の「ミス百万石」が決まり、金沢市尾山町の金沢商工会議所で29日、認証式があった。64人の応募者の中から選ばれたのは、白山市の上田薫子さん(20)=写真左=、金沢市の浜辺佳奈さん(24)=同2人目=、同市の本野倫代さん(22)=写真右。3人は今後1年間、全国で金沢のPR活動に努める。初仕事は6月7日の金沢百万石まつりでの行列参加から。

上田さんは「自分で歩いて見つけた金沢の良いところを全国に伝えたい」、浜辺さんは「市民が改めて金沢を好きになり、県外の人たちにアピールできるようにしたい」、本野さんは「大学進学で金沢を離れ、改めて金沢の良さに気付いた。金沢を外から見た経験を生かしたい」と、それぞれ抱負を語った。(朝日 080530)


メーンの行列参加者ら、華やかに衣装合わせ

第57回金沢百万石まつり(6月6〜8日)を前に、メーン行事「百万石行列」の参加者らが17日、金沢市の金沢商工会議所で衣装合わせを行った。藩主・前田家の面々にふんする子役らが鮮やかな装束をまとい、初代の利家をまつる尾山神社で披露した。

この日、利家の四男で3代藩主の利常、幼くして徳川家から嫁いだ利常の正室・珠姫役ら17人がきらびやかな衣装に袖を通した。公募で選ばれた珠姫役の山辺有梨花ちゃん(5)は「かわいいけど重い」と周囲を笑わせていた。

金沢百万石まつりは、利家の業績を記念し、1952年から開催している。「百万石行列」は7日午後3時に金沢駅東口を出発し、金沢城跡まで練り歩く。利家役は俳優・山下真司さんで、華やかな時代絵巻が繰り広げられる。(毎日 080518)


百万石まつり、提灯タワー点灯

点灯されたシンボルタワー=金沢市役所前

金沢市役所前、高さ12メートル

6月6日開幕の金沢百万石まつりを前に16日、金沢市役所前にシンボルタワーが完成し、278個の提灯(ちょうちん)に明かりがともされた。

タワーは高さ約12メートルの三角錐形。点灯式では百万石まつり実行委員長の須野原雄副市長が「まつりムードを盛り上げ、今年も金沢を全国にアピールしたい」とあいさつした。タワーはまつり最終日の6月8日まで、午後7時から同10時までの間、点灯する。(北國 080517)

珠姫に山辺有梨花ちゃん

手前右から利常公役の斉藤悠人君、珠姫役の山辺有梨花ちゃん、奥右から利常公遊び相手役の東優汰君、山崎聡太君、珠姫遊び相手役の山下愛永ちゃん、阿部夢梨ちゃん=金沢市の尾山神社

6月7日に行われる第57回金沢百万石まつりの百万石行列に登場する珠姫と前田利常公などの出演者6人が16日、発表された。珠姫役には金沢市額新保、自営業山辺貴之さん(40)の長女有梨花ちゃん(5つ)=慶応幼稚園=が、利常公役には同市横川、会社員斉藤貴仁さん(36)の長男悠人君(6つ)=三馬小=がそれぞれ選ばれた。

珠姫役には200人の応募があった。会見で有梨花ちゃんは「明るくてかわいい珠姫になりたい」と抱負を述べ、53人の応募者から選ばれた利常公役の悠人君は「みんなにかっこいいと思われる利常公になりたい」と意欲をみせた。

珠姫の遊び相手役には、金沢市北安江の阿部夢梨ちゃん(5つ)=慶応幼稚園=と同市みどりの山下愛永ちゃん(5つ)=みどりかわい幼稚園=に決定。利常公の遊び相手役は、同市神野の東優汰君(6つ)=緑小=と同市直江北の山崎聡太君(6つ)=鞍月小=が務める。(北國 080517)


百万石まつり近し

大提灯を飾り付ける関係者=16日午前8時45分、金沢商工会議所

金沢市内60ヶ所に提灯3700個を設置

6月6日から始まる第57回金沢百万石まつりを前に16日、金沢商工会議所や金沢市役所、市内各商店街など約60カ所で提灯(ちょうちん)が飾り付けられ、一足早くまつりのムードが広がった。

同まつり実行委員会が、長さ35センチ、直径23センチの赤い丸提灯など計約3700個を設置。金沢商工会議所前では、赤、白、黄色の地模様に剣梅鉢と「百万石まつり」の文字が書かれた、長さ140センチ、直径60センチの大提灯などがつるされた。

金沢駅東広場の湧水池の流水部分には、まつりのポスターを出格子風にデザインした、幅75センチ、高さ180センチのモニュメント3基が設置された。

16日午後7時には、金沢市役所前で、278個の提灯で作られたシンボルタワーの点灯式が行われる。シンボルタワーはまつり最終日の6月8日まで、毎日午後7時から同10時まで明かりがともされる。(北國 080516)


第57回金沢百万石まつり「百万石行列」参加者 募集要項

 ご記入頂いた事項は、参加者名簿の作成、実行委員会からの各種連絡のために利用するほか、参加が決定した団体等の名称については、パンフレットやホームページ等で公開することがあります。

募集人数男性150名 女性30名
応募資格

現住所・勤務先・学校のいずれかが金沢市内にある方で構成される企業・団体・グループ(参加は5名以上、20名以内)。
※特定の主義主張(宗教・政治・選挙活動等)や公序良俗に反する企業・団体・グループ等でないこと。
(上記に該当しない場合でも実行委員会にて名称等が不適切と判断した場合は参加をお断りする場合があります)
※学校は高校以上とし、高校生が参加の場合、学校関係者の引率が必要です。

参加する行列

男性:加賀八家老行列、前田利家入城行列
女性:お松の方行列、前田利家入城行列
※参加して頂く行列及び配役は、実行委員会で決定致します。

行列開催日時・コース
日時:

平成20年6月7日(土) 15時20分〜19時
行列は15時20分頃、金沢駅前出発となりますが、準備があるため、10時頃には金沢商工会議所へ来て頂きます。終了時刻は19時30分頃です。

コース:

金沢駅〜武蔵ヶ辻〜香林坊〜兼六園下〜金沢城公園
上記コースを徒歩で行進して頂きます。
(距離:約3.1km、所要時間:2時間弱)

申込方法

便せん等に、百万石行列参加希望と明記の上、次の事項を記載し、下記の申込先へ送付(FAX可)。
企業・団体・グループの名称及び所在地、参加者全員の氏名、性別、年齢、勤務先名または学校名、代表者(連絡担当者)の氏名及び連絡先(住所、電話番号等)

応募フォームを利用してのお申し込みも可能。(PDFファイル)
(※PDFファイルご覧いただくためには「Adobe Acrobat Reader」プラグインが必要です。)

申込締切日は、平成20年4月25日(金)(当日消印有効)。
申込多数の場合は、抽選とさせて頂きます。

申込・問い合わせ先

〒920-8639 金沢市尾山町9番13号 金沢商工会議所内
第57回金沢百万石まつり実行委員会 百万石行列募集係
(担当:江村・竹田)
TEL:076-263-1151(代) FAX:076-261-6500


利家・山下真司さん お松・石野真子さん

来年6月の百万石行列に向け、意気込みを語る山下さん(左)と石野さん=東京・平河町の金沢市東京事務所

来年の百万石行列 「役者冥利に尽きる」

来年6月に開催される金沢百万石まつりの「百万石行列」で、前田利家公役に俳優の山下真司さん(55)、お松の方役に女優の石野真子さん(46)を起用することが13日決まった。お松の方役を女優が務めるのは2001(平成13)年の斉藤慶子さんに続き2人目。金沢市東京事務所で会見した2人は「役者冥利(みょうり)に尽きる。多くの人に見てほしい」と意気込みを語った。

金沢百万石まつり実行委員会は、昨年から百万石行列のコースを見直すなど改革を進めており、女優の起用で集客力の向上を図る狙い。

百万石行列の利家公役、お松の方役に決まり抱負を語る山下さん(左)と石野さん=13日午後零時20分、東京・平河町の金沢市東京事務所

山下さんは利家公について「熱血漢で人望が厚い。金沢の誇りであると聞いており、格好良く演じたい」と抱負を語った。夫人が金沢市出身で「『しっかりやってきなさい』と励まされた。独自のパフォーマンスも考えている」と自信をのぞかせた。

石野さんは「昨年のまつりの様子をテレビで見ていたが、(お松の方は)夫を叱咤(しった)激励した賢夫人というイメージがある」と語った。また「金沢は街並みが美しく、伝統文化が根付いているところ。まつりに華やかさを加えたい」と笑顔を見せた。山下さんとは、ドラマで夫婦役を演じたこともあり「息はぴったり。まつりを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。

山下さんは山口県出身。1979(昭和54)年にテレビドラマ「太陽にほえろ!」の刑事役でデビュー。テレビ、映画などで幅広く活躍している。石野さんは兵庫県出身。78年「狼なんか怖くない」で歌手デビューし、現在はテレビ、舞台を中心に活動している。

第五57回金沢百万石まつりは来年6月6日から3日間の日程で行われる。百万石行列は七日でJR金沢駅東口を出発し、金沢城公園に入場する。(北國 071214)

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