昨年4月1日施工された民法改正により、これまでの成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、これまでの成人式が今年からは「20歳のつどい」と名称を変えて開催される運びとなりました。この大きな転換期に、社会人として仕事に奮闘されている方、勉学に励んでおられる皆さんと、それぞれの立場は違うと思いますが、大きな喜びの中、晴れの日を迎えられたと思います。
今、ロシアによるウクライナ侵攻やコロナ禍の中、これまで経験したことがない大きな変化の時を世界中が向えています。また、社会も大きく変化し、生活様式が増えてきています。
二十歳という節目の中で、政治に関心を持ち、希望と勇気を持って、ご自身の未来に向かって挑戦をしてください。
今の時代は急速に変化していきます。皆さんが少年時代には、今の携帯電話があって当たり前でしたが、20年前はPHSとか大きな携帯電話をもっていたのではないでしょうか。
今の時代は大きくスピードアップして変わり、若者の人数が減っています。
今の皆さんが住んでいる大徳地区は7800世帯あり、金沢市でも一番の人口密集地区です。多くの人に もまれながら、多くの仲間と共に新たな道を歩んでください。自分は何をすれば良いのか、自分の事は自分で考え、自分の足下はしっかり見つめ直す。これからの人生60年ほどを、しっかり考えて行動してください。
すでに選挙権を与えられた皆様には、社会に対し義務と責任を背負う事にもなります。その自覚をしっかり持って行動してください。
今、地球温暖化が進み 自然災害の発生が頻繁に起き、また新型コロナウイルスが猛威を振るうなど、地球を我が物顔にしている人類に対し、神様が試練をあたえているのではないかとも思える今日この頃です。
このような今、デジタル化も急速に進み、新しい生活様式への転換の時期に大人になられた皆様は是非自分の未来に夢を持ち悔いの無い人生を歩んでください。自分に正直に、相手には思いやりを持って友情を深め、世の中に役立つ人間として正々堂々と歩まれることを祈願します。
二十歳という年齢の社会的な意義の一つが、成人になっていくつかの権利を持つと同時に、一人前の社会人として責任を負うことも義務づけられていることです。いつもよりまして輝いている皆さんも、小さい頃からの夢があると思いますが、志を持ち続け一歩一歩実現に向けて努力してください。
三年前からの「新型ウイルス」の世界的感染で社会や経済に大きな影響が出ています。
本日の二十歳のつどいは、いつもとは違った形で開催しています。皆様には、こうした難局を乗り越えられる知恵や力をつけていただき、これからの日本を背負う貴重な人材として活躍されますことを期待します。