昨日は、家族サービスってことで飛騨高山へ。国道は途中から渋滞が激しく、妻と相談し時間の関係で手前の飛騨古川へ。HNK朝ドラの「さくら」の影響か、人、人、人。古川は9年ぶりに訪れましたが、町中を用水が流れていて大きな鯉が無数に優雅に泳いでいます。その回りは白壁の蔵があったりして古い町並みが続くといった情緒がある町です。
ここまで読んでいただいた方は、なんじゃこりゃ、釣行メモと違うんかいなってお怒りをかいそうなんでさっそく、しょもない釣行メモを書きます。
朝起きたら青空が私を釣りに誘います。実は今日は釣りに行かずにモトスを作ろうかなって昨日までは思ってたんですが、この天気です。気が付くといつの間にか無意識に道具を車に積んでいました。
「行って来ま〜す」と一言挨拶しブーン。どこへ行くかは決めてませんが、まずは餌を買いに近くの釣り具店「やす○」さんへ。「石ゴカイ300円下さい。この辺の浜からキスの情報ないけ」「まだないな。海の底はまだ冷たいがかね〜」ってなことでした。
そしてコンビニで飲み物と朝食のパンと昼食のおにぎりとカップ麺を購入。
能登海浜道路から白尾海岸を見ると波は穏やかな感じですが貝取りらしき人が見えるだけ。時計はもうじき8時だし、あまり遠くまではいけない。天気予報では北のち北東の風ってことやし、先日(5月3日)行った穴水町中居に決定。
中居に着くと思ったより北の方からの風が強く、左45度の方向から風があたります。へたっぴな私には投げにくい。っとここで先日釣っていてちょっと気になってた対岸のたんぼが目に映ります。そこは野々木鼻という小さな岬の付け根にあたります。行き方は、先日、地元の人から情報収集済です。歩き覚悟の場所です。どんな所だろうと期待は膨らみます。
先日20cm前後釣れたところの対岸だし、さらに静かそうな所。25サイズくらいは釣れるかも。な〜んて考えているうちに駐車場所みっけ。
車から道具を降ろして出発。車一台やっと通れる砂利道を登り続けると今度は下り。回りは鬱蒼とした雑木林で、鳥の鳴き声だけが聞こえます。1種類はうぐいす、あとは解りましぇーん。ひたすら山越えです。「キス釣りって山を歩くんかい」って独り言。そうこうするうちに田んぼが見えてきて、カエルの鳴き声。そして続いて海が見えてきました。時計を見ると歩いた時間は10分弱。でも釣り道具を担いでは、ちょっと辛いものが。ボウズでも何でも帰りはこの道しかない。
さっそく、道具を降ろして状況調査。風は右方向から吹いていますが、右側に岩が出ていてちょっと風を遮ってくれます。堤防は腰くらいの高さです。長さは100mくらい。真下は透き通った海。5mくらい先までは岩とか藻が見えます。その先は深そうです。
仕掛けをセットします。力糸2ー12号テーパー黄色。道糸1.5号PE。モトスはフロロカーボン2号。ハリスは1.5cm程度でホンテロン1号黒。針ジャストキス5号白。飾り(ビーズとか蛍光玉とか)なし。ちちわ結び3本。30cm程度の間隔。砂ずりなし。天秤から1番針まで80cm程度。全長1.7m程度。錘は25号(種類不明)。竿はサーフリーダー振り出しBXでえ〜す
堤防沿いは1m弱のコンクリが打ってあって足場は最高。でも錘を置くところがたんぼです。しゃ〜なく、たらしを1.5mくらいにして剣道のようにして投げるしか私は投げ技をもっていません。えぃ・・・・・シュルシュルシュル・・・・・ジュボー・・・・・シーン・・・・・10程数えたら錘が着底。深い。糸を張ると5色(飛んだ訳ではなく深いからです)。ハンドル1回転を4秒くらいの早さで2色ほどをスローでさびく。止める。さびくも生体物の反応な〜〜〜し。根掛かりもな〜〜〜し。巻き上げるも餌はそのままでちゃんと生きている。2投目。同じ。餌は生きてるけど、針からづり落ちそうなので、
餌を替えて3投目はちょっと方向を変えて、えぃ・・・・・ジュボー・・・・・・シュルシュルシュル・・・・シーン。オイオイどうなってるんねん。ってことで早くも置き竿。
キスはどこで、たむろしてるんだろ。どっか湾の外にお散歩かな。って思ってる矢先に、何か竿先がちょこっとご挨拶したような気が。風の仕業やろう。でも、もしかしてってことで巻き上げ開始。ちょっと重い。何か付いている様子。途中藻にかかるのか竿先が海に引きこまれる(チョット、オオゲサです)。力糸が見えてきた。天ピンが見えてきた。オオ、魚が左右にゆれながらこちらに向かっています。仕掛けが浅場まできました。凝視するとヤッターいたぞ〜キスじゃ〜。
でも大したサイズじゃないな〜。慎重に取り込んでサイズを測ることに。親指と人差し指までもない。ってことは、18cmくらいです。まあまあやな。途中、試しに3本針の真ん中の1本のハリスを黒から黄緑色に替えてみることに。するとどうでしょう。その黄緑色に掛かるではないですか。サイズはちっちゃいけどね。
こんな調子で置き竿にすると釣れます。サイズは21cmがトップです。サイズが物足りん。山道を10分も歩いて来たのに(誰も山道歩けっていっとらんやろに)時計はまだ午後2時を回ったところだし、もう少しやっか。腹もへったのでおにぎりをいただく。今日は歩かんなんってことでカップ麺はガスコンロ、やかん、水と共に車に待機させておきました。そして釣り再開。
親はどこじゃ〜。えぃ・・ぱちーーーん。ありゃ〜やってもうたがな。錘を置いて投げれたら、こんなんにならんがに。と自分の技量の無さを棚に上げて場所の性に。練習が足〜〜〜ん。今度は力糸をナイロンからPE6号簡単自作テーパーに替えて底を探ることに。実はナイロンテーパーは車の中なのでした。セット完了。えぃ・・・・・シュルシュルシュル・・・・・ジュボー・・・・・シーン・・・・・ゆっくりさびきますがスルスルっと錘が寄ってきます。どうも底は砂地か泥地のようです。3色に駆け上がりが少しあるみたいです。砂浜のようなヨブもないようですし、何も変化がなさそうって感じです。こりゃ、もしかしてキスよりカレイの釣り場?ってかってに思いました。その後数回投げましたが後半は0です。時計を見ると3時半。今日はこれまで。帰りの準備開始。忘れ物は・・・。ごみは・・・。なし。完了。さあ歩くぞ。
帰り道は、次の作戦を練っていました。おしまい。
釣行メモ
釣行日:2002年5月6日(月)
釣行場所:鳳至郡穴水町川尻
ボラ待ち櫓前のパーキングより
野々木鼻を撮影
今日はこの丘を越えたのです
パーキングより撮影
左が野々木鼻
右が中居の町並み
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